ヤフーのニュースである。
北極圏で350万年前のラクダ化石発見、
カナダ」
【AFP=時事】350万年前のラクダは「北極
の船」だった──? 太古のカナダ北極圏を
巨大なラクダが闊歩(かっぽ)していた証拠
を発見したとするカナダの純古生物学チーム
の論文が、5日の英科学誌ネイチャー・コミ
ュニケーションズ(Nature Communications)
に掲載された。
【その他の写真】見つかった化石の断片
ヌナブット(Nunavut)準州のエルズミア島
(Ellesmere Island)で樹木の化石と共に発見
された動物の骨の断片化石を分析した結果、350
万年前のラクダの脚の骨であることが分かった
という。
エルズミア島はグリーンランド北西沖の北緯
80度付近に位置し、現在は植物が生えることの
ない不毛な土地。論文によれば、今回見つかっ
たラクダはこれまで知られている中で最も北方
に生息していたラクダという。
このラクダは鮮新世(Pliocene)中期のカナ
ダ北極圏に生息していたと考えられている。
当時の地球の平均気温は現在より2~3度高く、
この地域は森林に覆われていたという。
化石が見つかった地域の当時の年間平均気温
は氷点をわずかに下回る程度で、一日中太陽が
昇らない時期が1年の半分を占めるにもかかわ
らず、カラマツの森林が広がっていたと考えら
れている。
また今回の発見により、ラクダの種誕生の地
はアフリカ北部のサハラ砂漠(Sahara Desert)
やペルシア湾、アジアではなく、北米であると
する説が信ぴょう性を増したと論文は述べてい
る。
ラクダの祖先は当時陸続きだったベーリング海峡
(Bering Strait)を渡って北米からアジア方面へ
移住した可能性があるという。
【翻訳編集】 AFPBB News
ところで、次のニュースもあった。
建設現場から氷河期の化石を大量発掘、メキシコ
以上。
このニュースを読んだら、結局、人間が生み出す
二酸化炭素と地球温暖化とは、関係ないのだと、
再度納得してしまった。