紅葉を楽しみたいが近場の山はまだ青いし、さりとて高い山は身体が付いて行かないし・・・
という訳で長野県南木曽の「柿其(かきぞれ)渓谷」を35年振りに訪ねた。
とっつきの「恋路のつり橋」と「牛の滝」遊歩道は、今も昔も変らず秋がイイ。
「恋路のつり橋」を渡って「牛の滝」に続く遊歩道
「「牛の滝」
今回は柿其川に沿って林道を登り、戻りの時刻が来たらUターンするブラリ山行に決定。
柿其川 林道コースを歩いた軌跡
天気よし!紅葉よし。 標高が600mを越える「樽が沢林道(柿其林道)」は空気がヒンヤリと快適でした。
樽が沢林道ゲート(工事車両以外通行禁止の徒歩コース)
遡上途中にいくつもの滝があり、滝つぼまで下りてエメラルドグリーンの水爆が楽しめました。
霧ケ滝・・・霧は無かった
虹の滝・・・虹は無かった
林道を挟んだ山容はいずれも1000m前後あり、険しい岩肌が露呈していて落石の緊張感120%。
それでも色づいた木々や景観の素晴らしさに緊張が薄らぐ。
絶滅危惧植物に指定された巨大な「ハナノの木」がありました。
この辺りからの林道は岩肌剝き出し、落石で壊れたガードレールの連続。
巨大な岩壁は「不動岩」・・・この先端の落ちそうな岩は見るだけで恐ろしいゾ
名前のごとく猿しか渡れません。
柿其山系は花崗岩質なので脆く林道も白い花崗岩の欠片だらけだが、そこに咲く草木もあり健気です。
Uターン時刻13:00になって、名前もピッタリな「カモシカ帰り」で折り返すことにしました。
落石が気になって昼食も摂らずに来たが、さすがに腹がヘッタ。 が、どう見ても腰を下ろしてる場合じゃないので
安全な「樽が沢林道ゲート」入り口まで一気に戻ることにした。
反省:山に行くには必ずヘルメットを携行する・・・でした