森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

らんちゅうの帯

2006-07-12 15:42:43 | 木製品・建築

昨日のチェンソーアート取材受けと同時進行させていたのが、割り箸製造現場の取材なのだけど、そこは高級な「らんちゅう」を作っていた。

 

らんちゅうは、すでに割れているもの(ようするにバラの箸)を紙の袋や帯で束ねたもの。どうやら千利休が作った割り箸の原型というべきものに近い。
もちろん現代の「らんちゅう」は機械で作っているが、それでも各工程の一部に手作業を含む。結果的に3割くらいは手作業ではないかという。

 

仕上げの検品では、かんながけをしたり紙やすりでこすったり。これじゃあ量産なんて夢のまた夢。それで卸し原価は6~7円らしい。それにいくつもの問屋のマージンが加わり、帯や袋に入れる手間とコストがかかる。エンドユーザーのところに届くの頃には、いくらになっているだろうか。

 

写真は、ちょっとオシャレな帯で、これも手作業で作られたもので、1封2円なり。

 

 


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4 コメント

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らんちゅうのお値段 (川上村のクロロン)
2006-07-12 16:37:45
こちらでは、「らんちゅう」帯付5膳入り 262円 帯なし1等品25膳入り 525円 で販売いたしております。(^^)はい。
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Unknown (琥珀)
2006-07-12 20:58:40
日曜日の夜にTV東京の番組で「銀座で蜂蜜を生産」する話しをしていらっしゃったのは田中さんですよね。



驚きました。



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末端価格 ( 田中淳夫)
2006-07-12 23:38:18
262円÷5=52,4円。

525円÷25=21円。



お土産としてはよろしいですね(^o^)。





ところで、テレビ東京から出演依頼は来ていませんなあ。私のテリトリーは、銀座の養蜂より、生駒の養蜂です(^o^)。

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帯と箸袋 (になみ)
2006-07-15 14:16:12
今、裸の割り箸の袋を手作りしようと考えてるところ。

割り箸の白さを生かすために、朱か藍の千代紙は合うな…

紺に花火の模様、藍に蛍、赤に撫子もいいな…

とやっていたら、帯にもしてみたくなりました。きゅっとおみくじみたいにしばったり

浴衣の帯みたいにしてみたり。

袋を浴衣みたいにして帯を閉めたら可愛らしくなった。

遊べます。



………あれ?

国産ってアピール文入れたかったんだった…

つい夢中になって忘れてた。
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