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林業関係の古い写真は尽きたのだけど、先に触れた「木馬」の通る木馬道について。
写真は、和歌山県古座川町の森に伸びる木馬道。ちょっと見にくいが、小川を越えて線路のような路線が敷かれている。この上を、橇(木馬)に木材を積んで押して歩く。
そんなに古いものではない。せいぜい数年前まで使われていたものだ。と言っても運び出すのは、木炭の原木となるウバメガシなどである。
作ったのは、紀州備長炭を焼く阪本保喜さん。森の中を一キロ以上延びて、支線などもある木馬道をたった一人で建設した。材料はその場にある雑木や間伐木。それで川を越え、急な傾斜をトラバースさせて縦横無尽に延びる。しかし、その範囲の木を伐ったら放棄してしまう。
本人に言わせると、「そんなに大変じゃない。これを作った方が運び出しは楽になる」そうだ。たしかに林道・作業道を敷く手間とコストを考えると、炭焼きには木馬が合っているのかもしれない。
(これらのは話は、『だれが日本の「森」を殺すのか』に書いているのでご一読を。)
博物館にあるんですよね?見たいです。
桶製作用具とか、どんなのだろう。
世界遺産といい、重要文化財といい、遷都千三百年祭といい、奈良は、歴史を売り物にしています(笑)。
吉野の林業道具には特殊な形状のものも多いから、割り箸製造器具もあるらしい。私が見に行った時は休館日(;O;)だったので見ていません。
見に来ませんか? 案内しますよ
林業用具は採種、苗作り用具、伐採用具など616点、
樽丸製作用具や桶製作用具など林産加工用具は1292点!だそうで、
そんなにあるんじゃ見に行くのに時間をしっかり取らないといけないですね。
来週は、国立民族学博物館に行く予定があるのだけど、ここも真剣に見ると何時間もかかる。私はこれまで何十回となく訪れていますが、いつも新しい発見がありますよ。
博物館見学は、結構ハマリます。