森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

晩年の土倉翁

2007-08-02 21:38:40 | 幻の写真・図

大正5年に撮られた土倉庄三郎の写真が見つかった。

亡くなる1年前に家族たちと撮ったらしい集合写真である。おそらく生前の最後の写真だろう。
これまで公になったことはないはずだ。私は、好意で複写させていただいた。そのうち、ちゃんとした形で日の目を見るようにしたい。
その一部を引き延ばしてみたのが上記である。さすがに老いた印象はある。しかも、この頃は財産の大半を失っていたはずだから、決して悠々自適の晩年とは言えないだろう。家族も、大集合とはならなかった。それでも、一家の長の貫祿は感じる。


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4 コメント

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Unknown (高木 幸子)
2007-08-06 15:41:48
"財産の大半を失っていた..."
林業の不振ですか?天災ですか?
偉業の割にお墓が質素なので、上杉鷹山的発想のためと解釈していましたが、上のご文章を読んで複雑な気持ちです。
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ひととき (田中淳夫)
2007-08-06 16:48:51
「ひととき」にも記しましたが、直接的には、長男の手がけた事業がことごとく失敗して、破産しました。
それが土倉家にどんな禍根を残したか……。

ちなみに墓が小さいのは、遺言だからそうです。いくら破産しても地方の大旦那ですから、墓くらいドンと建てることは可能だったはずですが、自ら選んだ墓だそうです。
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Unknown (高木 幸子)
2007-08-06 23:09:31
ありがとうございました。
それを伺って安心しました。
やはり最後まですばらしい人生を送られたのですね。
ちなみにお子さんは長男さん、次男さん、長女さん、次女さんの4人ですか?
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子だくさん (田中淳夫)
2007-08-07 17:51:12
なんの、6男5女ですよ。孫は何人になるのだろう…。
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