以前、黒炭を白炭にする方法を発明した人にあったことがある。島根県仁摩町の尾土井博さんという人だ。
黒炭を白く塗る……のではなくて、黒炭を1200度の高温窯でもう一度焼いて、白炭、つまり備長炭と同じような硬さと安定した燃焼するような炭に変化させるというものだった。仁摩のある地方は石州瓦の産地だが、その瓦用の窯が利用できるらしい。
私は感激して、これこそ21世紀の製炭技術だ、と思った。なぜなら、この2度焼きは、機械化した窯で行えるからだ。つまり量産しやすい。(黒炭はどうして焼く、という問題は残るが。)中国産白炭の供給が細る中(本当は輸出禁止なんだけど、今のところは入ってくる)、備長炭の自給につながるだろう。
このことを記事にもしたが、その後は音沙汰なく、うまく商品化できていないのか、と思っていた。ところが、そうでもないようだ。今や石州炭と名付けられて、着々と研究が進んでいるらしい。
http://blog.goo.ne.jp/f-kawamoto/e/045a1d5991c99733158bdcbba7df2ca7
木炭にも、まだまだ可能性は残っている。
問題は、この製品を商品にすることだ。そのためのビジネスプランがいる。
そんな森林ビジネス塾構想が進んでいるのだが、それについてはまた改めて。
たまたま見つけたのだけど、石州炭、どうなっているのかもっと情報くださいね。