昨夜は、あるNPO団体の人と会合。というかお呼ばれしたのだが、入った料理屋では、国産割り箸が出た。
利休箸。スギ製のなかなかの最高級品だった。こういう箸で食べると、料理も気持ちよい。和食の世界では、欠かせないだろう。
そのためか、話題も割り箸になったのだが、そこで出た発言。
「私の家では、割り箸は一度割ったら1年くらい使っていますよ」
1年か(笑)。これでは割り箸の需要は増えないかも。
もっとも我が家でも似たようなものだ。いつも割り箸を使っているが、だいたい1~2週間は使う。下手すると1カ月くらい交換しないこともある。だから一人当たり割り箸使用量は、年間20膳~30膳くらいではないか。
割り箸の寿命とはどれくらいだろうか。
折れることは滅多にない。だから物理的な寿命というよりは、使い勝手や見た目だろう。私は、まず黒ずんだりささくれ立ってきたら替え時かと感じている。素の木であるから、洗った後にカビが生えることもある。たまに焼き物や天ぷらなどの菜箸代わりに使って焦げたりしても替え時。
しかし、不特定多数の人が使う料理店では、割り箸を使い回しできない。いっそ、割れた割り箸を消毒して、もう一度くっつけることはできないか。
利休箸も、元は割れているというか、バラの箸である。今でもそれを紙で止めた「らんちゅう」という高級割り箸もある。もちろん、手作業だから大変なのだが。
もっとも、割った箸を何度も使うという考え方は邪道かもしれない。実は食の作法の世界では、塗り箸より割り箸の方が格式が高いのだそうだ。使い捨てだからだろう。
この「使い捨て」の魅力と、「もったいない」という感情、そして資源論が割り箸問題の永遠のテーマかもしれない。
この間の「クローズアップ現代」の放送で中国でも割り箸需要が増えているとか・・
何もかも日本はいいところを輸出しすぎ!!
もう取り返しはつかないですね・・残念。。
割り箸を世界に広めることは悪いことではないと思います。ただ、その割り箸の原料は端材か未利用材に限ることも広めるべきだったかも。
パルプ用の木材需要に比べたら、割り箸なんてごくわずかなんだから、本来なら文句はつかないはずなんですが。
黒ずんだら布を巻いて細かいところの掃除に使っておしまい。
でも外で出されたお弁当、食事のときの割り箸は使い捨て。
割り箸を使わないような外食をあまりしないので、私の場合消費量は外食回数に比例してます…