北朝鮮が、国際的な約束を踏みにじり、核開発を行った。なぜ、彼らは核開発に固執したのだろうか。世界中からの非難をものともせずミサイル発射に続いて核実験まで強行し、絶望的なチキンレースを展開している。
とまあ、あまりに通常とは違った出だしに別のプログに迷い込んだのではないかと焦った皆さん、間違いないです、ここは「だれが日本の「森」を殺すのか&田舎で暮らす!」ブログです(笑)。
私は国際情勢にも関心があるのだよ、と見せておこうかと思ったのでした。それと、田舎の持つ感情に妙な共通点を感じたからでもある。
はっきり言って、北朝鮮は完全な負け組国家だ。どうあがいても、これから経済大国になることは無理だし、政治的に世界の列強に伍することも不可能である。しかし、一筋の可能性を見つけるとしたら、それが核なのかもしれない。これさえ持てば、負けが込んだ現況を引っくり返せるかもしれない。経済的にも外交的にも追い詰められた金正日は、一発逆転の夢を見ている……。これが私の読みである。
で、ここからが本題なのだが、日本の林業も負け犬根性が染み込んだ世界である。山村の住民で、今再び山村が好景気に包まれ日本の文化発信地になる、林業が日本の主産業になると信じている人はいないだろう。コツコツ都会に負けない便利さとか暮らしよさを作れるとも思っていない。若い世代だけでなく、かなりの高齢者までが、山村の生活に限界を感じて、脱出しかけている。
今山村に住んでいるのも、長男だから、ほかに継ぐものがいなかったから、とかなり後ろ向きな人が多いのだ。自分はもう町に出るのは無理だから、子供や孫に託している。娘は地元の人とは結婚させないし、息子も出て行くのを止めない。
開き直って「山村の生活は素晴らしい」と田舎暮らしを夢見ている都会人をだまくらかして誘い込もうとするが、実は儲かったら自分は都会に出られるかもしれない、と密やかな期待がある。
「ダムを誘致して保証金が出たらさっさと故郷を捨てるぞ!」なんて。
ちょっと言い過ぎ?書きすぎたか? しかし、全員とは言わないが、大本の感情という点では、いい線いっていると思うな。
で、北朝鮮の核に相当するものはないだろうか。それが、ダムとか高速道路とかの巨大開発だろう。それを作ったらどんなに危険か、ということよりも、目先の状況を変える特効薬だ。一発逆転、保証金で都会人よりいい生活を送れるかもしれない。
もう少し真面目に考えると、スギの木材から抽出された成分から癌の特効薬ができる、というくらいの大発明を期待するものよいかもしれない。
たとえば舩岡正光・三重大学教授らのグループは、木材から抽出したリグノフェノールに、高いアレルゲン不活性化機能を発見したそうだ。これで花粉症治療薬を発明できたら、マッチポンプでいいな。
以上、田舎の真実シリーズでした。オイオイ