和歌山県の木村知事が辞職した。官製談合疑惑に関わっていたからである。
私は、これで和歌山県で開催をねらっていたチェンソーアートのワールドカップ構想の頓挫が確定したと思ったが、それ以上に影響がありそうだ。
ほんの先月は福島県の佐藤知事が同じ疑惑で辞職、そして逮捕されたし、岐阜県庁の裏金問題では岐阜県の梶原前知事が叩かれている。
この3者は、いずれも改革派知事として名を挙げていた……というようなことは、大手新聞やテレビのニュースショーに任せておく。私は別の共通点を感じた。それは、三人とも、森林問題に熱心だったことだ。
福島県知事は、やたら高い森林環境税を作ったし、岐阜の前知事は森林文化アカデミーなどを立ち上げた。そして和歌山県知事は緑の雇用事業を国に先駆けて展開した(というより、国の事業に格上げさせた)。
森林問題に興味のある首長は、脇が甘い……なんて定説ができたらどうなるかな。
まあ、事件は森林関係の施策とは関係ないことが救いか。