人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

ありがとう

2011-03-14 17:31:08 | Weblog
 こんな時にこんな事を書くのは本当に辛いのですが、書かずにはおられない気持になって書いて
います。

 被災地の皆さん本当にご苦労様です。心からお見舞いを申し上げます。私がため息をついても何の
役にも立たないのですが、被災地の状況を考えると、独りでに涙がこみ上げてきます。今、こうして
書いている時にも苦しみと悲しみで心が震えています。

 被災地で被災者の方々の救済に当たっておられる人達、そして原発の事故現場で必至でがんばって
おられる人達に心から「ありがとう」と感謝の言葉を述べさせていただきたいと思っています。そして、
政府の方々も様々な方面から色んな批判の声を浴びせられているようですが、心くじけずに頑張って
下さい。本当にご苦労様です。ありがとう御座います。

 私達は人に対して口汚くののしってはみても、心の底からの「ありがとう」という言葉を使って
こなかったように思います。人に感謝の心をどのように伝えてきただろうか。自然の恵みにどのように
感謝してきただろうか。このような自然の猛威を前にして初めて気付かされたような気がするのです。

 実は、私達は「最後の五匹」というミュージカル公演を目指し昨年の9月から取り組んできました。
そして、いよいよ発表の日が3月20日と直前になっています。このミュージカルのラストシーンに
「ありがとう」と言う言葉がキーワードのように登場します。

 実は、このミュージカルのワンシーンに、あまりにもリアルタイムな津波シーンがあって、さすがに、
この時期にふさわしくないとして脚本を書き換えようと思っています。何もかもが今日を予期したような、
このミュージカルに関係者一同、運命的なものを感じています。今は一日も早く被災地に笑顔が戻る日の
ことを願っています。

 ここに一冊の本があります。福岡正信先生がずっと前にお書きになった本です。「わら一本の革命」
という本です。私がこの本と出会ったのは20数年も前のことになります。以来、ずっとこの本のことは
心の中に止まり続け、いま心新たに読み返してみました。まさしく私達が生き方を変えなければ、この
先に幸せはないという警告の本でした。この時期だからこそ、この本をもう一度多くの方々に読み返して
貰いたいと思っています。

 そして「風の谷のナウシカ」という映画ももう一度鑑賞して貰いたいと思っています。この中にも
私達の生き方について何らかのヒントが隠されているような気がするのです。
コメント
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