春先から急速に成長を早めた野菜達、わけてもこの季節の野菜と言えばえんどう類でしょうか。
品種は様々にあります。しかし、基本となるのは三種類、まずは絹さや、最近人気上昇中のスナップ
そして、豆ご飯には欠かせないアラスカでしょうか。
何を勘違いしたのか、私の大好きなアラスカを今年は植え忘れていました。がっかりしています。
絹さやの一部は終わりました。もう一カ所、遅く植えたものが残っています。スナップ豌豆は順調に
実を膨らませています。
今までは柔らかい方が良いと言う理由から早取りをしていましたが、今年は奥さんも店先に出て
いる丸々としたものを見て、早どりは止め、しっかり実を太らせて収穫しようと言っています。
何しろ植え始めて初めての事です。今は日々大きくなっています。
残念なのはタマネギです。今年も昨年と同じようにカビが原因の病気に罹ってしまいました。
心配をすればするほど、こんな事になるのは何故でしょうか。不思議と言えば不思議です。そ
れとも他に原因が・・・。
実は、自然界では病気や害虫による被害が原因不明で、農作物の被害が爆発的に発生することが
あります。それは、それら病気の原因である微生物や昆虫が異常に繁殖する最適条件があるのだろうと
思います。気候のこともあるでしょうし、タマネギの場合は肥料のやり過ぎ、長雨等もあるようです。
かつて北海道の開拓が始まった頃、入植した人達が悲惨な目に遭ったと記録に残されています。
ヨトウムシの大発生により、農作物が壊滅的な被害に遭ったことがあったようです。
恐らく原野だったところを切り開き、新しい畑が出来たときに、それまで森の中で細々と生き
ながらえてきたヨトウムシたちの繁殖に、適した条件が生まれたからではないでしょうか。
森がなくなり、天敵だった小鳥たちが、いなくなったことがヨトウムシの異常繁殖をもたらした
ものと思われます。その上、餌となるものが畑にたくさん植えられていたのですからヨトウムシに
とっては天国だったのかも知れません。
また、草原などの乾燥化が進むと、それまでは普通の姿をしていたバッタが突然変異し凶暴な
バッタに変わることがあるのです。体の色も保護色だった目立たない緑から、赤く染まったように
なるのです。
変身を遂げたバッタの大集団は群れをなして飛び回り、着地した先々の植物を食い荒らすのです。
農作物等ですと壊滅的な被害となります。実に恐ろしいことです。
余談が長くなりました。今年の空豆の出来はどうでしょうか。いつだったか、ほとんどの莢(さや)
がカメムシの被害に遭って、中の豆が黒くなって食べられませんでした。カメムシが汁を吸うと
こんなことになってしまいます。カメムシは農家にとって恐ろしい昆虫です。
今年の冬で大活躍したのは、ブロッコリーとノラボウ菜でした。ブロッコリーは冬野菜としては
欠かせないものです。毎年植えて重宝しています。今年は色んな品種を植えてみましたが、やはり
従来から植えている一般的なブロッコリーがもっとも良いように思います。
白菜も出来が良く、キャベツも何とか虫の食害も少なく比較的きれいなものが収穫できました。
特にノラボウ菜は、岡山県内ではほとんど栽培しない野菜ですが、これが意外に美味しくて
ブロッコリーと同じように、柔らい穂先を湯がいて食べると色んな方法で食することが出来ます。
ノラボウ菜に出会ったのは、あるテレビ番組を見てからでした。関東方面のある地域では江戸時代
から冬野菜として食べられていたようです。柔らかくて食味の良い野菜として知られていたもののようです。
一度は購入したものの蒔く機会がなくて、もう一度、ネット通販で種を取り寄せたものを蒔き始めました。
そして三年目、今年は本格的に栽培しました。知り合いにも苗を上げました。こうして、この地域にも
少しずつ普及し始めたようです。冬野菜の少ない時期の比較的栽培しやすい農作物の一つです。
今年も種を採取する準備をしています。欲しい人には差し上げますし、苗の時期にはたくさん出来ますから
声をかけて下さい。差し上げます。
しかし、簡単なようで何を作っても満足のいくようなことはありません。農作物は「足音が肥やし」だと
言われるように人が足繁く畑に通い続けることが必要です。何事にも愛情が大切だと言うことでしょうか。
そして、夏野菜の季節。今年の出来はどうでしょうか。農作物だけは、とにかく自分の口に入るまでは
良かった悪かったの評価は出来ません。今年は良く出来たなあと思っていたのに、収穫直前にカラスに
全部食べられた等と言うこともあるのですから。カラスは人の心を読んでいるとしか思えません。
今年は早速、枇杷とサクランボの木にネットをかぶせました。
品種は様々にあります。しかし、基本となるのは三種類、まずは絹さや、最近人気上昇中のスナップ
そして、豆ご飯には欠かせないアラスカでしょうか。
何を勘違いしたのか、私の大好きなアラスカを今年は植え忘れていました。がっかりしています。
絹さやの一部は終わりました。もう一カ所、遅く植えたものが残っています。スナップ豌豆は順調に
実を膨らませています。
今までは柔らかい方が良いと言う理由から早取りをしていましたが、今年は奥さんも店先に出て
いる丸々としたものを見て、早どりは止め、しっかり実を太らせて収穫しようと言っています。
何しろ植え始めて初めての事です。今は日々大きくなっています。
残念なのはタマネギです。今年も昨年と同じようにカビが原因の病気に罹ってしまいました。
心配をすればするほど、こんな事になるのは何故でしょうか。不思議と言えば不思議です。そ
れとも他に原因が・・・。
実は、自然界では病気や害虫による被害が原因不明で、農作物の被害が爆発的に発生することが
あります。それは、それら病気の原因である微生物や昆虫が異常に繁殖する最適条件があるのだろうと
思います。気候のこともあるでしょうし、タマネギの場合は肥料のやり過ぎ、長雨等もあるようです。
かつて北海道の開拓が始まった頃、入植した人達が悲惨な目に遭ったと記録に残されています。
ヨトウムシの大発生により、農作物が壊滅的な被害に遭ったことがあったようです。
恐らく原野だったところを切り開き、新しい畑が出来たときに、それまで森の中で細々と生き
ながらえてきたヨトウムシたちの繁殖に、適した条件が生まれたからではないでしょうか。
森がなくなり、天敵だった小鳥たちが、いなくなったことがヨトウムシの異常繁殖をもたらした
ものと思われます。その上、餌となるものが畑にたくさん植えられていたのですからヨトウムシに
とっては天国だったのかも知れません。
また、草原などの乾燥化が進むと、それまでは普通の姿をしていたバッタが突然変異し凶暴な
バッタに変わることがあるのです。体の色も保護色だった目立たない緑から、赤く染まったように
なるのです。
変身を遂げたバッタの大集団は群れをなして飛び回り、着地した先々の植物を食い荒らすのです。
農作物等ですと壊滅的な被害となります。実に恐ろしいことです。
余談が長くなりました。今年の空豆の出来はどうでしょうか。いつだったか、ほとんどの莢(さや)
がカメムシの被害に遭って、中の豆が黒くなって食べられませんでした。カメムシが汁を吸うと
こんなことになってしまいます。カメムシは農家にとって恐ろしい昆虫です。
今年の冬で大活躍したのは、ブロッコリーとノラボウ菜でした。ブロッコリーは冬野菜としては
欠かせないものです。毎年植えて重宝しています。今年は色んな品種を植えてみましたが、やはり
従来から植えている一般的なブロッコリーがもっとも良いように思います。
白菜も出来が良く、キャベツも何とか虫の食害も少なく比較的きれいなものが収穫できました。
特にノラボウ菜は、岡山県内ではほとんど栽培しない野菜ですが、これが意外に美味しくて
ブロッコリーと同じように、柔らい穂先を湯がいて食べると色んな方法で食することが出来ます。
ノラボウ菜に出会ったのは、あるテレビ番組を見てからでした。関東方面のある地域では江戸時代
から冬野菜として食べられていたようです。柔らかくて食味の良い野菜として知られていたもののようです。
一度は購入したものの蒔く機会がなくて、もう一度、ネット通販で種を取り寄せたものを蒔き始めました。
そして三年目、今年は本格的に栽培しました。知り合いにも苗を上げました。こうして、この地域にも
少しずつ普及し始めたようです。冬野菜の少ない時期の比較的栽培しやすい農作物の一つです。
今年も種を採取する準備をしています。欲しい人には差し上げますし、苗の時期にはたくさん出来ますから
声をかけて下さい。差し上げます。
しかし、簡単なようで何を作っても満足のいくようなことはありません。農作物は「足音が肥やし」だと
言われるように人が足繁く畑に通い続けることが必要です。何事にも愛情が大切だと言うことでしょうか。
そして、夏野菜の季節。今年の出来はどうでしょうか。農作物だけは、とにかく自分の口に入るまでは
良かった悪かったの評価は出来ません。今年は良く出来たなあと思っていたのに、収穫直前にカラスに
全部食べられた等と言うこともあるのですから。カラスは人の心を読んでいるとしか思えません。
今年は早速、枇杷とサクランボの木にネットをかぶせました。