人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

人にとっての物とはいったい

2019-08-03 05:25:19 | Weblog
 私たちにとって「物」とはいったいどういう存在なのだろう。
 いわゆる「物」には様々なものがある。お金も土地も日用品も食べ物も、
価値のあるものも価値のないものも数え上げれば切りがない。

 しかし、どれ一つを取ってみてもこの世に生きているからこそ必要な
「物」であり、あの世まで持っていける「物」は何もない。

 生まれてくるときに何も持たずに裸で生まれてきたように、死ぬときも
何も持たずに死んでいく。

 「物」とは、現世だけの約束事のようなものであの世では意味を持たない。

 それなのに人間は、ありとあらゆる「物」に対し、すさまじいまでもの
執着心をもっている。

 特にお金に対する執着心にはすさまじいものがある。お金のためなら
お金以上に大切なものであっても簡単に壊してしまう。殺してしまう。

 しかし、ある年齢に達するに連れて、そんな執着心が浅ましく思え、
なんでそんなことに執着を持っていたのだろうとばかばかしく思えてくる。

 まして、死の宣告を受けたりすると、もうお金なんかどうでも良いように
させ思えてくる。

 70歳を超える年齢になると、どう考えてみても今まで生きてきた年数より
長くは生きられないことに否応なく気付かされる。

 そうなると今まで営々として蓄えてきたことさえ、むなしく思えてくる。
ましてや趣味で集めた骨董品やコレクションは、どれほどの価値があろうとも
色あせて見えてくる。

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梅雨明け十日

2019-08-01 05:56:35 | Weblog
 「梅雨明け十日」と昔から言われているが、梅雨明け以来、焼け付くような暑さが
続いている。一気に夏真っ盛りと言ったところだ。

 特に長く梅雨寒の続いていた関東以北の人々にとっては体が慣れていないだけに
大変なことだろう。

 さて八年前、歴史的な大地震が東日本一帯を襲った。そして福島県の東京電力
福島第一原発で原子炉が爆発するという大事件が起きた。

 歴史に残る大事件だ。こうした大事件は自然災害とともに起きることが多いが、
それ相応の予兆のようなものがなかったのか。いわゆる虫の知らせというやつだ。

 一見、関係のないようなことに見えて、実は重大なことを見落としているような
ことが多い。

 私には人間社会の騒動と自然災害は密接不可分のような気がしてならないのである。
そして自然からの警告は、人が気付かないだけで必ず何らかの形であるような気が
してならない。

 地球はガイアと表現され、生き物に例えられることが多い。地球は今も生きている。
それは人間の体に何億とも、あるいは何兆とも言われている微生物が共生しているのと
同じように、地球も多くの植物や動物、昆虫や魚、そして微生物を共生させている。

 地球が一つの大きな生き物である以上、地球上で生ずることは共生しているもの
全てに何らかの形で影響があり、それ相応の予兆めいたものがあっても不思議ではない。

 いま母なる天体である太陽も太陽の惑星である多くの天体の影響を受けていると
言われている。つまり太陽も太陽の惑星と共生関係にあり、宇宙の全ては互いに
共生関係にあると言っても過言ではない。遠く離れた天体も影響の度合いは違っても、
何らかの影響下にあるのではないだろうか。

 人間社会では意味不明の事件が日常茶飯事のように起きている。そして地球規模の
異常気象と火山の爆発や大地震と言った地球自体に由来する自然現象が爆発的な
広がりを見せている。

 これら全てが人間社会で生じていることと決して無縁ではない。また、歴史的に
見ても過去にも繰り返されてきたことが多い。

 私たちは大きな混乱の時代に生きている。
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