沖縄の普天間基地の移設問題が5月末を一応の区切りとして大詰め(?)
を迎えている。
そもそもアメリカの要求は絶対的なものなのだろうか。長く日本は防衛
問題をアメリカに依存してきた。その結果、日本は経済発展にのみ目を
向けていれば良かった。
その上にアメリカという怪物に生産物を売り、見返りに経済発展を続けて
きた。しかし、本来受け取るべきお金の多くは、アメリカの国債という
紙くず同然のものに化け、おまけに軍事費の援助までさせられてきた。
アメリカが戦争を起こす度に大量のお金を調達してきた。そのお金は
いったいどこに消えてしまったのだろう。それはアメリカ一国を支配して
いるほど巨大な軍需産業に吸い込まれていったのではなかったか。
戦争や紛争の背後には紛争地となった国の中に、紛争とは関係のない
一般人の多くの血が流されてきた。それは第二次世界大戦後に始まった
朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争、9.11を口実にしたアフガン紛争
その他、数え上げれば切りがないほどの戦争や紛争に費やされてきた。
そもそも日本に長く基地問題が定着したのも戦略上の問題と言うより
日本に基地を置いておけばお金がかからないと言う経済上の問題が大き
かったのではないだろうか。
日本を守ってやるからと言う口実は、その必要性がなくなった後も
続いてきた。東西ドイツが統一し、ソ連が解体し、中国が経済成長に
力点を置き始め現実路線を取り始めた頃から、対共産圏という対立軸は
なくなった。
そもそも対共産圏という対立軸こそ軍需産業温存のために作られていた
ような気がしてならない。
今こそ私達は日本に於ける基地問題を真剣に考えて見なければならない。
私達は、鳩山さんとアメリカの対立の傍観者ではない。私達自身が当事者
である。
鳩山さんは戦略とも思えるほどの優柔不断な態度でよく頑張っていると
見るべきではないだろうか。軍事専門家は、日本に於ける基地の必要性は
非常に薄れていると言っている。
事実、そうであろう。軍事衛星が空を巡回し、いつどこからでもミサイル
を発射出来るようになっている。前線の基地など実は必要はない。今は
グアムにさえあれば十分である。
アメリカの落としどころは普天間の代替地ではなく基地移転費ではない
だろうか。財政事情が厳しい日本は「無い袖は振れない」状態にある。
昔のように簡単にお金で解決できない状態にある。
従って、今は気長にアメリカが諦めるのを待つしかない。基地問題を
解決できなければ鳩山さんは退陣すべきだという論法も筋が通らない。
無理難題をふっかけているのはアメリカだから、アメリカの言うままに
なる必要は全くない。日本人は非常に律儀で素直な国民性を持っている。
従って、政権交代前の約束でさえ守らなければならないと思い込んでいる。
そもそもNOと言うために政権交代したのだ。
国際的な交渉ごとというのは、したたかでなければならない。相手が
言うことをハイそうですかと簡単に聞くような国はどこにもない。
その一例がクジラの捕鯨禁止の問題であろう。現実がどうであろうと
執拗に捕鯨禁止を迫り、中には過激な行動に出るものまでいるのが国際的
な交渉ごとの姿だ。
日本人も他国に負けないようにしたたかにならなければ、これからは
生きていけない。そのためにも平和憲法を掲げ、これを現実のものとする
ために近隣諸国とのつき合い方が大切になってくる。
まずは中国であろう。そして韓国、北朝鮮、ロシア、東南アジア諸国と
友好関係を深めていけば、戦争という最悪の事態を回避できるのではない
だろうか。
そうすれば軍事力も必要ないし、ましてやアメリカ軍の駐屯も必要なく
なると思うのだが。
を迎えている。
そもそもアメリカの要求は絶対的なものなのだろうか。長く日本は防衛
問題をアメリカに依存してきた。その結果、日本は経済発展にのみ目を
向けていれば良かった。
その上にアメリカという怪物に生産物を売り、見返りに経済発展を続けて
きた。しかし、本来受け取るべきお金の多くは、アメリカの国債という
紙くず同然のものに化け、おまけに軍事費の援助までさせられてきた。
アメリカが戦争を起こす度に大量のお金を調達してきた。そのお金は
いったいどこに消えてしまったのだろう。それはアメリカ一国を支配して
いるほど巨大な軍需産業に吸い込まれていったのではなかったか。
戦争や紛争の背後には紛争地となった国の中に、紛争とは関係のない
一般人の多くの血が流されてきた。それは第二次世界大戦後に始まった
朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争、9.11を口実にしたアフガン紛争
その他、数え上げれば切りがないほどの戦争や紛争に費やされてきた。
そもそも日本に長く基地問題が定着したのも戦略上の問題と言うより
日本に基地を置いておけばお金がかからないと言う経済上の問題が大き
かったのではないだろうか。
日本を守ってやるからと言う口実は、その必要性がなくなった後も
続いてきた。東西ドイツが統一し、ソ連が解体し、中国が経済成長に
力点を置き始め現実路線を取り始めた頃から、対共産圏という対立軸は
なくなった。
そもそも対共産圏という対立軸こそ軍需産業温存のために作られていた
ような気がしてならない。
今こそ私達は日本に於ける基地問題を真剣に考えて見なければならない。
私達は、鳩山さんとアメリカの対立の傍観者ではない。私達自身が当事者
である。
鳩山さんは戦略とも思えるほどの優柔不断な態度でよく頑張っていると
見るべきではないだろうか。軍事専門家は、日本に於ける基地の必要性は
非常に薄れていると言っている。
事実、そうであろう。軍事衛星が空を巡回し、いつどこからでもミサイル
を発射出来るようになっている。前線の基地など実は必要はない。今は
グアムにさえあれば十分である。
アメリカの落としどころは普天間の代替地ではなく基地移転費ではない
だろうか。財政事情が厳しい日本は「無い袖は振れない」状態にある。
昔のように簡単にお金で解決できない状態にある。
従って、今は気長にアメリカが諦めるのを待つしかない。基地問題を
解決できなければ鳩山さんは退陣すべきだという論法も筋が通らない。
無理難題をふっかけているのはアメリカだから、アメリカの言うままに
なる必要は全くない。日本人は非常に律儀で素直な国民性を持っている。
従って、政権交代前の約束でさえ守らなければならないと思い込んでいる。
そもそもNOと言うために政権交代したのだ。
国際的な交渉ごとというのは、したたかでなければならない。相手が
言うことをハイそうですかと簡単に聞くような国はどこにもない。
その一例がクジラの捕鯨禁止の問題であろう。現実がどうであろうと
執拗に捕鯨禁止を迫り、中には過激な行動に出るものまでいるのが国際的
な交渉ごとの姿だ。
日本人も他国に負けないようにしたたかにならなければ、これからは
生きていけない。そのためにも平和憲法を掲げ、これを現実のものとする
ために近隣諸国とのつき合い方が大切になってくる。
まずは中国であろう。そして韓国、北朝鮮、ロシア、東南アジア諸国と
友好関係を深めていけば、戦争という最悪の事態を回避できるのではない
だろうか。
そうすれば軍事力も必要ないし、ましてやアメリカ軍の駐屯も必要なく
なると思うのだが。