人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

持続可能な社会を目指して

2021-04-28 16:34:43 | Weblog
持続可能な社会を目指して

実に大変な時代になったものです。
変異型が次々に現れ、ウイルスとのいつ果てるともない戦いが続いています。

さて、〇〇君はSDGsと言うことを聞いたことがありますか。
持続可能な開発目標と言うものです。

簡単に言えば、人類がこのまま抑制のない社会生活を続けて行けば
いずれは全ての面で破綻する。
破綻を回避しようとすれば掲げられた17の世界的目標を国連に
加盟している国の全てが取り組まなければいけないと言うものです。

最近、生命保険会社の人達まで丸い形できれいに色分けされている
バッチを付けているのを目にしたことがあると思います。

つい最近、NHKが世界の食糧と水の問題を取り上げていました。
今の世界の食糧の需給関係を見てみますと、日本や欧米、そして
中国など経済的に豊かになった国々が肉食に偏り、このために
開発途上国など多くの国の住民が飢えていると言うものです。

肉を生産するためには莫大なトウモロコシなど穀物と、その穀物を
作るための、これまた莫大な水を必要としているのです。

日本は食糧自給率が低いために、多くの食糧を輸入に頼っています。
そのため形の上では、食物を育てるための莫大な水を輸入している
事になります。

その上に賞味期限や衛生の問題と言うだけで、大量の食べ物を廃棄
しています。
この廃棄物だけで開発途上国などの多くの国民を養うに足る量です。

このまま何の対策を打たないままに推移すると、2050年には
世界中が飢えることになるそうです。

センターピポット方式による大規模農法を行ってきたアメリカは
くみ上げていた地下水が枯渇状態になっているそうです。
また、気候変動による影響でオーストラリアなどの大穀倉地帯が
大干ばつで不作の年が続いています。

こうしたことを避けるための大きな分岐点が2030年だと言われて
います。対策に要する期限はたったの9年しかありません。
この間に抜本的な対策を実施して行かなければならないのです。

〇〇君は、せっかく飲食業界に身を置いているのですから、小麦粉など
今の仕入れ等の関係から何らかの道を探ってみてはどうでしょうか。
販売だけでなく、仕入れの方からのアプローチもやりがいのある
テーマだと思います。
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コロナ禍の中で

2021-04-24 05:36:13 | Weblog
いつ終わるとも分からないコロナとの戦いは続く。
医療現場は破綻寸前に追い込まれている。
そして疲れ果てている。

コロナ騒動を引き起こしたのは誰だ。
陰謀だとすれば神をも欺くような壮大な陰謀だ。

ことを急ぐあまりに性急に新型ワクチンが使われ始めた。
ワクチンの副作用は本当にないのか。
誰も保証するものはいない。
十年先にあるいは二十年先に何が起きるか分からない。

都市を封鎖し、国と国の行き来を閉ざしてしまった。
今、人類に壮大な誰が行ったこともないような実験が続けられている。
人類は未だかつて体験したことのないような体験を強いられている。
宛のない未来に向けて。

今一度、冷静になって考えてみたい。
進むべき方向はこれで良いのか。
対策は対処方法はこれしかないのか。
パニックになるのはその先で良い。
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新型コロナ時代

2021-04-10 06:31:09 | Weblog
新型コロナ時代

何を革命と呼ぶのかは議論の分かれるところですが、
ここのところの新型コロナの感染状況と各国の取り組みを
見ていますと、まさに革命が起きても不思議ではないような気がします。

歴史を遡ってみますと未曽有な感染症が猛威をふるった後では、
社会に大きな変化が起きています。

今回の感染症はかつてヨーロッパで大流行したペストほど
死亡率は高くはありませんが、国全体を騒然とさせたと言う
次元では、これほど世界中を一律に恐怖に陥れ、混乱を生じて
いることは、人類史上初めてのことではないでしょうか。

始まりの頃には、一年か二年を過ぎればまた元に戻るであろう等と
簡単に考えていましたが、どうも簡単には収まりそうにありません。

また、ワクチンが決定的な役割を果たすのではないかと期待して
いましたが、これも確かな保証はないようです。
特効薬の開発も追いついていないようです。

ワクチンには二種類あって一種類は従来型のものでウイルスの毒性を
弱めたもの、もう一種類は今回の新型コロナ対策に初めて使用される
もの(mRNAワクチン)のようで、予防効果も使用実績も未知なるものです。

それだけに、これを注射すれば万全かと言うとそうではなく
これから先にどんな副作用が出るか分からないものです。

ともあれ、簡単に解決するようなものではなく、今後も長く
尾を引くように思われます。それなりの覚悟が必要では
ないでしょうか。

それと新型コロナ時代の社会のあり様も模索していく必要が
あるように思います。
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生き物にとって大事なものは鉄分です

2021-04-01 05:28:45 | Weblog
先の「瀬戸内海環境保全臨時措置法」の一部見直しに関しては
多くの方々が関心を寄せて下さり、フェイスブックでは、
ありがたいコメントまで頂きました。
長文にも関わらずみなさん読んで下さったようです。
ありがとう御座います。少し大事な部分を補足をさせて頂きます。

栄養塩の中で「鉄分」とだけ簡単に触れていますが、
この「鉄分」こそ、海にとっては非常に重要なものになっています。

海の中で常時不足気味なのは鉄分なのです。
単なる鉄ではなく生き物の体に吸収されやすい形での鉄なのです。

一般的には山から川へ流れ込んだ木々の葉が腐り、
その時に葉酸というものが出来ます。
この葉酸に溶かされて出来る鉄分が栄養として必要なものなのです。

しかし、昨今はやたらと上流にダムが増え、
そのために川の流れもままなりません。
時には川が干上がるようなことが起きています。
これでは海まで必要な栄養分が届きません。

海底に沈んだ船の周辺には、たくさんの魚が
住み着いている事は良く知られています。
これも魚たちが海水に溶け出す鉄分を求めて
いるからではないかと言われています。

地球は「鉄の惑星」と呼ばれるくらい大量の鉄で出来ています。
余談になりますが、地球が磁気を発しているのも
地球の中心部は大量の鉄が溶けた状態であることと
関係しているようです。

原始の海は鉄イオンであふれていました。
しかし、原始地球に生まれた炭酸ガスを酸素に変える微生物によって
酸素が大量に作られ始めると、急速に酸化され海底に溜まり始めました。
その結果、海水中の鉄分は次第に少なくなっていったのです。

その当時に作られた酸化した鉄が層になって露出しているのが
オーストラリアなど露天掘りで採掘されている鉄鉱石です。
人間の体の中で大切な働きをしているのは血液です。
血液の中には赤血球と呼ばれる核を持たない細胞があり、
この細胞の中にヘモグロビンと言うものがあります。
ヘモグロビンのヘモは鉄のことで酸素と結合しやすい性質を持っています。
肺に取り込まれた酸素はヘモグロビンによって体の隅々まで運ばれて行きます。

恐らく生物進化の過程で生物が大量の酸素を必要とするようになった頃、
海水に溶け込んでいた酸素と結合しやすい鉄を利用して出来たのが
ヘモグロビンだと思われます。

こうしてみると人間や動物だけでなく、如何に地球上の生き物は
鉄を必要としているかと言うことが良く分かります。
また、それは壮大な生物進化の過程で会得した必然であったのかも知れません。

海にとっても畑にとっても必要な栄養素は、窒素、リン酸、カリです。
その上、海にとって必要なのはイオン化した鉄です。

余談になりますが、輸血用の血液不足をカバーしようと
人工的に赤血球を作り、実用化段階まで来ているようです。
また、植物が吸収しやすい形で作られたのが植物活力剤として
市販されているメネデールです。
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