人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

我が療養の記

2021-02-24 14:38:17 | Weblog
私は先日来、目の手術を受け、療養のための入院と自宅療養を続けていました。
今日は、この間の体験記を思いつくままに書いてみました。
正直に言って入院前には目の手術にも不安がありましたし、
コロナの流行最中にありましたので、こちらの不安もありました。
2月9日に入院し、翌10日に手術を受け、2月17日に退院しました。

2月22日には、やっと目の中に浮かぶ小さな球が消えました。
硝子体の中に入っていたガスが抜けたのです。

網膜に窪みが出来、それが字のゆがみを生ずる原因でした。
その窪みをなくすためには、その周辺の薄い膜を除去し
ガスを入れて窪みを押しつぶす(整形)。
これが今回の手術でした。合わせて濁り始めている水晶体(レンズ)
を人工のものに取り換えました。

それにしても医学の進歩には素晴らしいものがあります。
同室だった二人ともどうやら糖尿病でもあったようです。
糖尿病が進行すると網膜に影響が出て、場合によっては失明するそうです。
従来は為す術がなかったようですが、今は手術で進行を抑えることが可能になりました。
多くの人が失明することなく生活が出来るようになったことも医学の進歩だと言えます。

このコロナ禍に於いても病院は常に満室状態のようでした。
私の場合も、次の患者さんが待っているとのことで
予定日を一日早めての退院となりました。
私にとっては幸いでした。

私の入院していた病棟は若い看護師さんが多く、
看護師さん以外にも色んな役割の多くの方々がおられました。
医療費が高いと言われますが、これだけの陣容で看護に当たるとなれば
医療費が高くなるのも止むを得ないことだと思いました。
手厚い看護の上に、先進的な手術や治療を施して貰いました。

今週の金曜日が退院後初めての検査日です。
術後の成果が確かになるには半年近くかかるそうです。
ガスは抜けても、その先は長そうです。
まだまだ療養期間は続きます。
早く車の運転がしたいです。不自由でたまりません。

それにしても良い療養になりました。
定年退職後も会社勤務時代と同じように全速力で走り続けて来ました。
わずかばかりの船旅の期間中とこの度の病気療養、
久々に自分自身を見直す良いチャンスでした。
命の洗濯が出来ました。神様が与えてくれた休養でした。
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活弁ライフ・地域情報

2021-02-03 05:46:39 | Weblog
私たち夫婦は活弁士(かつべんし)をしています。
「夫婦(みょうと)活弁士 むっちゃん・かっちゃん」と言います。

活弁と言ってもご存じない方が多いと思います。
活弁とは正式には弁士付き活動写真上映のことです。
活動写真とは映画のこと、昔の映画は音声が入っていませんでした。
そこで考案されたのが弁士と呼ばれた人が映画説明と声色を使って
劇中人物の語ったであろう台詞を付ける。
傍らには楽士(がくし)と呼ばれる人たちがいて、
今で言うバックグランドミュージックを演奏する。
こんなスタイルで映画を見せていた時代があったのです。

しかし、映画フィルムに音を吹き込むことが出来るようになって、
活弁士も楽士も活躍する場所がなくなってしまいました。
この活弁士付きの映画上映は日本独自のスタイルだったようです。
当時は、人気弁士の出演時は押すな押すなの大盛況だったようです。
また、弁士は人気俳優のようにモテモテだったようです。
古き良き時代が想像されます。

「むっちゃん・かっちゃん」は呼ばれれば、どこへでも出かけます。
また、活弁だけでなく映画の歴史や私たちが活弁士になった経緯なども
お話致します。気楽にご相談下さい。

昨年は、再発見された金光図書館に所蔵されていた「性と善」という金光教布教の
ために制作された劇映画を活弁付きで再び多くの人に観て頂くことが出来ました。
金光教本部で二回口演、岡山映画祭の中で一回口演しました。
それだけでなくドキュメンタリー映画としても収録してもらいました。

今年の口演予定・その他
平成3年2月7日(日)には、「新しい地域創成の物語」発見の会主催連続公開
ミーティング「日本最初の映画スター」尾上松之助と「日本映画の父」牧野省三
という行事の中で尾上松之助の映画「豪傑児雷也」の活弁を行います。

平成3年6月には金光で地域おこしをしている団体の企画として街のアーケード通りで
屋外の活弁口演、更には地域で募集した人たちに活弁の体験講座を行います。

平成3年9月11日(土)13時からは玉島北公民館で活弁と講演を行います。
昨年はコロナ等の影響もあって誠に寂しい年になりました。
今年こそは例年のような賑やかな年になることを願っています。

ブログに使用した写真は、私たちの使っている「豪傑児雷也」のものです。

お問い合わせがあれば、このブログの「コメント」でお願いします。
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新型コロナワクチンについて

2021-02-02 05:10:24 | Weblog
どうやら新型コロナの第三次の流行期は峠を越えたように見えます。
多くの人がゆっくりと感染し、体の中に自然免疫が出来るように
なることが望まれます。

本来、免疫機能というものは生き物が一様に持っている
感染症に対する防御手段です。
体の中に出会ったことのないような異物(病原菌など)が入ってくると、
いち早く白血球などが防御に当たります。
白血球の中にも色んな役割があって、それぞれが一斉に働き始めます。

もともと私たちの体が持っている機能は素晴らしく、
こうした防御機能を総動員して体を守るように作られています。
こうした働きを免疫機能と言います。

また免疫機能というものは自然に作られていくものですが、
それを意識的に作ろうとしているのがワクチンです。
体の中に感染症の弱めた病原菌を入れて、あるいは似通った病原菌を入れて
それに対する抗体を作ろうというのが、その方法です。

ジェンナーが考案した種痘の話を聞いたことがあると思います。
その昔、ヨーロッパでは幼い子をわざと厩(馬を飼っているところ)など、
病原菌の多い場所に連れていき病気にかかりにくい体を
作るようにしていたそうです。
理由は分からないけれど、そうすれば丈夫な子に育つと言うことを
経験的に知っていたのかも知れませんね。

体は生きている間、様々な感染症にさらされ、そういう経験を繰り返しながら
様々な病気に対する免疫力を高めていくような仕組みが出来ています。
そうした仕組みがあるにも関わらず、聞けば多くの検証を簡略化した
新型ワクチンを体に接種するのが良いのでしょうか。

ましてや子宮頸がんワクチンの時のように、体質によっては
受け入れられない人や反応の強く出る人がいることもあるのです。
ましてや今回開発されたワクチンは従来のものとは異なる理論に
基づいて作られたもののようです。
時間をかけて様々な検証をすることが求められます。

人間の体は性格と一緒で千人いれば千人の体質があるのです。
出来るだけ誰にでも適用できるようなワクチンや薬が必要です。
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昭和えれじい

2021-02-01 11:11:39 | Weblog
過ぎ去った過去を懐かしむ。
これは誰しもが持っている心のあり様かも知れません。

それにしてもこの歌を聴くと、昭和と言う時代が無性に懐かしく思い出されます。
その歌とは「ちあきなおみ」さんが歌っている「昭和えれじい」と言う歌謡曲です。
ちあきさんは、このほかにも「歳月河」などという歌も歌っておられます。
「喝采」というレコード大賞にも輝いた歌謡曲が、
あまりにも有名で他の歌が陰に隠れているように思われますが、
多くの素晴らしい歌謡曲を歌っておられます。

テレビ等で見かけなくなって既に10年以上が過ぎたのではないかと思いますが、
もう一度あの哀愁を帯びた歌声を聞きたいと思っているのは私だけでしょうか。
私は「紅とんぼ」と言う歌謡曲が好きで、ネットで検索していたら
次から次へと良い歌に出会ったのです。
機会があったら「新宿情話」「さだめ川」なども聞いてみて下さい。
切々と胸にこみ上げてくるものがあります。

「昭和えれじい」を聞いていると若かりし頃の自分たちのことが思い出され
込み上げてくるものがあります。

私も昭和、平成、令和と生きて来ました。
年も80歳に手が届こうかという年齢になりました。
これから先、何年生きられるか分かりません。
また、生きられたとしても、これからの時代、昨年、今年と続くコロナ騒動のようなものが、
またきっとあると思います。
人生は、それら全てを乗り越えていかなければいけないのだと思っています。

歌は世に連れ、世は歌に連れとか言いますが、昭和は遠く懐かしい時代になりました。
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