地球温暖化がいよいよ危機的な状態になったようだ。それにも関わらず
社会的な関心が今ひとつ感じられないのは何故だろう。
もう数十年も以前から大気中の二酸化炭素の量が、わずかながら増え
続けているということが話題になった事がある。しかし、その当時、誰も
信ずるものはいなかった。学者間でさえ議論が分かれ、観測データの誤差
のように言われていた。
しかし、観測精度が上がり、しかも平均気温と二酸化炭素の増加量との
相関関係が明らかになるに連れ、意義を唱える人はいなくなった。少なく
とも学者の中には、そんな人は皆無に近いのではないだろうか。もし、居る
とすれば巨大石油資本のお抱えの学者かブッシュ大統領くらいのものでは
ないだろうか。
そのブッシュさんでさえも一般教書の中で温暖化問題に触れざるを得なく
なるほど今の状態は危機的である。最早、一国だけの身勝手で地球温暖化
原因は別にあるなどと言っている時ではない。
一方、日本国内に目を転じてみよう。国民の多くは知識としての地球
温暖化については知っていても、現状がどのようになっていて、どうしな
ければならないかという行動に結びついていないようだ。
今ここで躊躇している時ではない。地球シュミレータが描き出す地球の
将来予測を見るまでもなく、足元にまで火の手が迫っているような状態
なのだ。
二年前の秋の台風を思い出すまでもなく、昨年も各地で竜巻が発生し
集中豪雨が相次いだ。記録的な高温が何日も続いたのも記憶に新しい。
今年は早くから不気味な暖冬が続いている。春は例年になく早いのでは
ないだろうか。
先日も散歩をしていてコスモスが咲いているのを見かけた。昨年の秋
から枯れることなく咲き続けているようだ。そう言えばタンポポも例年
になく開花が早かったようだ。この夏の暑さが非常に気になるところで
ある。
我が家では微力ながらも色んな省エネを行っている。スイッチのこまめ
な入り切りの実施。使わない電化製品は常にコンセントから抜いている。
また、スイッチ付きのコンセントを使って待機電力を使わないようにして
いる。室内暖房の十七度キープ。空調機は夏も冬もお客さんが来た時以外
は使用していない。夏の西日対策として西壁には断熱塗料を塗った。温暖
化に直接関係はないが、不要家具や不要衣料品を廃棄してシンプルライフ
を目指している。水道の節約と少人数なので風呂はほとんど入れていない。
古井戸の活用。太陽光発電の設置。省エネタイプの冷蔵庫の買い換え。
もともと家内と私だけの生活なので電気や水の使用料などわずかなもの
だが、だからと言って何もしないわけにはいかないと、これだけのことを
行っている。また、健康維持とガソリンの節約のために、移動時は極力
自家用車を使わないようにしている。やれば出来ることばかりであり、
さして難しいことや面倒な事は何もない。
要は習慣化している生活の一部を変え、別の習慣に移行するだけで済む
ことである。
こうした出来ることを何故、政府やマスコミは国民に呼びかけようとは
しないのだろうか。今回の通常国会でも与野党とも地球温暖化に目を向ける
ような発言が聞かれないのは何故だろう。
日本政府は自然エネルギーの有効活用ではなく、明らかに原子力発電へ
シフトしているような気がしてならない。京都議定書で約束した6%削減
の履行年度は来年の2008年である。産業界では他国や他企業の削減分
をお金で買って帳尻を合わせようとしている。
国民レベルでは減るどころか増え続けているのが実状だ。核家族化の
進行、電化製品の増加や車の大型化、台数の増加などの理由からだ。政府
は政策課題の一番に地球温暖化問題を上げるべきではないだろうか。そして、
企業や個々人の努力の積み上げこそ地球温暖化にストップをかけることだ
ということをアピールして貰いたい。
地球温暖化防止などと言うと、寒くなくて良いではないかなどとまじめ
に言う人がいる。実は地球温暖化なのではなく、地球がオーバーヒートして
いるのである。
南極や北極の氷が解け、海面が上昇しているとかシロクマが絶滅危惧種
になったというだけの問題ではないのである。人類の存亡が懸念される
大問題なのだという認識をお互いに持ちたい。
このまま推移すれば30億人もの人が飲み水にも事欠くような時代が
くると言われている。それも私達が生きている間に起きるかも知れない
出来事なのだ。
社会的な関心が今ひとつ感じられないのは何故だろう。
もう数十年も以前から大気中の二酸化炭素の量が、わずかながら増え
続けているということが話題になった事がある。しかし、その当時、誰も
信ずるものはいなかった。学者間でさえ議論が分かれ、観測データの誤差
のように言われていた。
しかし、観測精度が上がり、しかも平均気温と二酸化炭素の増加量との
相関関係が明らかになるに連れ、意義を唱える人はいなくなった。少なく
とも学者の中には、そんな人は皆無に近いのではないだろうか。もし、居る
とすれば巨大石油資本のお抱えの学者かブッシュ大統領くらいのものでは
ないだろうか。
そのブッシュさんでさえも一般教書の中で温暖化問題に触れざるを得なく
なるほど今の状態は危機的である。最早、一国だけの身勝手で地球温暖化
原因は別にあるなどと言っている時ではない。
一方、日本国内に目を転じてみよう。国民の多くは知識としての地球
温暖化については知っていても、現状がどのようになっていて、どうしな
ければならないかという行動に結びついていないようだ。
今ここで躊躇している時ではない。地球シュミレータが描き出す地球の
将来予測を見るまでもなく、足元にまで火の手が迫っているような状態
なのだ。
二年前の秋の台風を思い出すまでもなく、昨年も各地で竜巻が発生し
集中豪雨が相次いだ。記録的な高温が何日も続いたのも記憶に新しい。
今年は早くから不気味な暖冬が続いている。春は例年になく早いのでは
ないだろうか。
先日も散歩をしていてコスモスが咲いているのを見かけた。昨年の秋
から枯れることなく咲き続けているようだ。そう言えばタンポポも例年
になく開花が早かったようだ。この夏の暑さが非常に気になるところで
ある。
我が家では微力ながらも色んな省エネを行っている。スイッチのこまめ
な入り切りの実施。使わない電化製品は常にコンセントから抜いている。
また、スイッチ付きのコンセントを使って待機電力を使わないようにして
いる。室内暖房の十七度キープ。空調機は夏も冬もお客さんが来た時以外
は使用していない。夏の西日対策として西壁には断熱塗料を塗った。温暖
化に直接関係はないが、不要家具や不要衣料品を廃棄してシンプルライフ
を目指している。水道の節約と少人数なので風呂はほとんど入れていない。
古井戸の活用。太陽光発電の設置。省エネタイプの冷蔵庫の買い換え。
もともと家内と私だけの生活なので電気や水の使用料などわずかなもの
だが、だからと言って何もしないわけにはいかないと、これだけのことを
行っている。また、健康維持とガソリンの節約のために、移動時は極力
自家用車を使わないようにしている。やれば出来ることばかりであり、
さして難しいことや面倒な事は何もない。
要は習慣化している生活の一部を変え、別の習慣に移行するだけで済む
ことである。
こうした出来ることを何故、政府やマスコミは国民に呼びかけようとは
しないのだろうか。今回の通常国会でも与野党とも地球温暖化に目を向ける
ような発言が聞かれないのは何故だろう。
日本政府は自然エネルギーの有効活用ではなく、明らかに原子力発電へ
シフトしているような気がしてならない。京都議定書で約束した6%削減
の履行年度は来年の2008年である。産業界では他国や他企業の削減分
をお金で買って帳尻を合わせようとしている。
国民レベルでは減るどころか増え続けているのが実状だ。核家族化の
進行、電化製品の増加や車の大型化、台数の増加などの理由からだ。政府
は政策課題の一番に地球温暖化問題を上げるべきではないだろうか。そして、
企業や個々人の努力の積み上げこそ地球温暖化にストップをかけることだ
ということをアピールして貰いたい。
地球温暖化防止などと言うと、寒くなくて良いではないかなどとまじめ
に言う人がいる。実は地球温暖化なのではなく、地球がオーバーヒートして
いるのである。
南極や北極の氷が解け、海面が上昇しているとかシロクマが絶滅危惧種
になったというだけの問題ではないのである。人類の存亡が懸念される
大問題なのだという認識をお互いに持ちたい。
このまま推移すれば30億人もの人が飲み水にも事欠くような時代が
くると言われている。それも私達が生きている間に起きるかも知れない
出来事なのだ。