人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

それぞれの人生

2017-10-13 05:36:54 | Weblog
 今、総選挙が行われている。誠に唐突な衆議院の解散であり選挙戦への突入であった。
と言うか、仕掛けた安倍首相としては以前から目論んでいたことなのかも知れない。
恐らくは、あらゆる面から検討し尽くして、今しかないと決断したものであろう。
そこには用意周到に計算された勝算があったに違いない。

 一寸先は闇と言われる政治の世界、小池さんが希望の党なるものを作り、自らは都知事の
ままに選挙戦に臨むなど、考えてみれば、こんなに国民を愚弄した話はない。自民党も
希望の党もつるんでいて、憲法を変えようと目論む勢力による遠大な計画の元に行われて
いるものかも知れない。

 私たち国民はマスコミが報道するままを事実だと勘違いしているのではないだろうか。
悪く解釈すれば騙されているのかも知れない。いずれ早い時期に全ては明らかになるだろう。

 私たち戦中や終戦直後に生まれた者は、当時の国の悲惨な状況を見て、いやと言うほど
戦争の愚かさを体験している。軍隊を持ち、軍隊というものが一人歩き始めたらどうなるかを
明治維新以降の歴史を学べばつぶさに分かることなのだが。

 そうして一兵卒として戦場に引っ張り出されたものはもちろん、国内にいたものも悲惨な
目に遭ってきた。それだけに戦後の平和が嬉しかったし国も繁栄してきた。それは平和憲法が
あったからこそ実現できたことだった。

 基本的人権が保障され、ずっと社会の隅に追いやられていた障害のある人も一社会人
として共に生きてくことが出来るようになった。そして憲法九条があったからこそ理不尽にも
赤紙一枚で戦場へかり出されることもなくなった。

 さて、憲法を変えても良いと考える人が憲法改正反対の人を上回るようになってきた。
これからは、賛成の意思表示をしているあなた方の人生です。何をどう選ぼうが自由です。
その代わりリスクも覚悟しなければなりません。一時の激情に駆られて判断することでは
ありませんが、だからといって変わりゆく人の心までコントロールすることも出来ませんからね。

さて、話は変わります。

 人は、それぞれの人生を生きています。どうやら私たちは、少しだけ知ることが出来たと
感じているいわゆる物理的な法則によるこの世の中とは異なる世界で生きているような気が
してきました。

 その世界が、どんな世界なのか説明せよと言われても、ずばりこのような世界ですよと
説明が出来ないのです。しかし、70数年間生きてきて、自分の人生をふり返り、更には今、
自分の周辺で次々と起きている様々な出来事を考えるとき、全てが偶然だとは思えないのです。

 この宇宙は、もっと別な何かで動いている。そんな気がしてならないのです。それら全ては
自分という存在があればこそであって、それは私だけの体験ではなく全ての人に当てはまる
ことではないかと思うのです。

 だからと言って全ての人がそれを実感できるのかというと、そうではないようです。そんな
ことには全く気付かないままに日々を過ごしている人が圧倒的に多いようです。また、実感が
伴わないままに、そうかなと漠然と感じている人も多いのではないでしょうか。

 人は、それぞれの人生を現在進行形の中で生きています。そこには上下関係もなければ
横の関係(親子や兄弟)も仮の姿です。全ては自分という個に始まり個に終わるのです。
個がこの世から消えれば個と共に存在していた世の中も一緒に消えてしまうのです。

 いずれ量子力学なるものがもっと分かりやすくなり、真理に近づく日が来れば全てが明らかに
なるでしょう。それにしても般若心経には何故そのような事実が語られているのでしょう。
仏教の始まりの時には既に宇宙の真理も明らかになっていたのでしょうか。

 自分の意思が向かった方向に自分の世界が存在する。だから望めば善悪の関係なくそのような
世界が現れてくるのです。全ては自分の意思が作り出した世界なのです。良くするのも悪くする
のも自分自身だと言うことを噛みしめて、これからの人生を生きていきたいものです。

 物質も自分と共にあり自分と共に消えていく存在です。従って、生きて行くためにだけ
必要なものであって、それ以上あっても何の役にも立ちません。それが証拠にどんな金銀財宝も
巨万の富も、ましてや自分のものだと言う広大な土地も邸宅も棺桶の中には入れられません。

 お金も使ってこそ価値のあるものです。使わないまでは、ただの紙切れであり、通帳の中の
架空の数字なのです。生かして使いましょう。むろん目標があれば目標を果たすまで大事に
貯めておきましょう。

次は五日市剛さんの不思議体験について紹介したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

混沌の時代

2017-10-03 05:54:28 | Weblog
 先の見えない時代が続く。21世紀は夢の世界だと言ったのは誰だったのだろう。
信じはしなかったけれど多少は期待もしていた。

 しかし、21世紀に入り既に17年も過ぎたのだが、いっこうに希望の光は見えて
来ない。見えて来ないどころか、ますます混沌の度合いを強めている。

 スペインではカタロニア地方分離独立を願う人達によって、その信を問う投票が
強行された。また、イラクでもクルド人達が分離独立を願っている。クルド人達は
イラク領内だけでなく近隣諸国にも暮らしていて、イラクでの独立を認めれば
必ず近隣諸国へ、その影響が及ぶことは間違いない。

 そして北朝鮮問題、これは我が国にも直接影響することなので傍観は出来ない。
頭上遙か上空をミサイルが飛んでいる。アメリカのトランプ大統領がいつ武力行使を
行うかも分からない。

 それを見越しての衆議院解散かとも言われているが、唐突に衆議院が解散となり
総選挙が行われる。この選挙は消費税の10パーセントアップの使い道を教育の
無償化に当てるとしている。日本の赤字解消はどうするつもりなのか。それとも赤字だと
言い続けて来たのはまやかしだったのか。

 そして気になるのは憲法改正と自衛隊の明記である。北朝鮮問題を前にした軍隊への
格上げに繋がることが懸念される。

 様々な疑問を含んだままの総選挙となる。民進党は事実上の解党状態。希望の党などと
体裁の良いことを言っているが、本当に希望の党なのかどうか。訳の分からない党を作って、
自分たちに都合の良い者だけを集めるという手法は、何かしら東京都知事選と都議会選挙に
似てはいないだろうか。

 私たちは確たる判断材料を持たないから、判断材料の相当部分をマスコミのばらまく
情報に依存している。しかし、真実のほどは分からない。


 ただ確実に感じるのは護憲の行方が怪しくなってきているという一言に尽きる。基本的人権、
言論の自由、戦争反対、これら全ては尊い犠牲者の上に築かれたものだ。それだけに決して
変えてはいけない。変えれば必ず弱者は容赦なく切り捨てられる。戦争が足下までやってくる。
自由にものが言えなくなってくる。

 さて、地球温暖化による気象変動は激しくなる一方である。大雨による被害は日本だけでなく
世界各地でひんぴんとして発生している。台風の大型化と被害範囲の拡大。いまや地球はかつての
穏やかな地球ではなくなっている。これも人間がもたらしたものである。

 我が母なる星「太陽」にもまた大きな変化が見えている。両極にあった地場は消えてしまい
今は分散している。黒点が完全に消滅したかと思えば大きな磁気嵐を地球に送り込むような
激しい反応が生じている。母なる星もそしてその子の地球も期を一にして変動のうねりの中にある。

 相次ぐ地震と火山活動の活発化。地球自体にも大きな変化が起きている21世紀。20世紀は
戦争の世紀と言われてきたが、この21世紀は混沌と混乱の世紀なのだろうか。

 行く末は誰にも分からないし、誰にも制御出来そうにない。果たしてこれが進歩というもの
なのだろうか。

 一方、科学という分野は、著しい進化と変化になっている。電気自動車からAIを搭載した
自動運転自動車へ。更には家庭の中にまでロボットが入ってきそうな状況にある。それだけを
見れば私たちが子どもの頃に夢見ていた未来の世界そのものである。30分間で世界の各都市を
結ぶという夢のような構想が語られ、現に実現可能な状況に近づきつつある。

 はてさて、世の中はどうなっていくのだろうか。本当に夢のような21世紀となるので
あろうか。楽しみでもあり、不安でもある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする