人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

長い定修

2007-06-30 05:48:05 | Weblog
 三月から始まった化学会社の定期修理。定期修理は大きな化学会社
で行われる一年に一回の定期点検や修理、設備の新増設などである。
 三月上旬のZ社の定修を皮切りに昨日までの約4ヶ月近く、私に
しては久々の長い長い会社勤めであった。Z社が一ヶ月半、M社が
二ヶ月と少々、間にほんの少しの中休みと五月の連休があったとは
言え、ほとんど毎日、会社と家の往復であった。

 定修では安全関係の仕事をしていた。設備の点検や修理が出来る
人は多くても、安全の仕事が出来る人は比較的少ない。別に資格が
必要なものではないが、それなりに蓄積された知識と経験が必要だ。
 そして、槽内作業や足場の組み立て方、重量物の吊り降ろし等の
専門的な知識は必要だ。しかし、多くは人の行動など経験による
ものが多い。今までにどんな事故が発生し、それに対してどんな対策
を講じてきたか等、経験や知識の蓄積も必要だ。
 また、人を相手の仕事であるから経験や知識に裏付けられた相手を
納得させることが出来る話術や説得力も必要である。そんな事から
やってみようと言う人や出来る人が少ないのかも知れない。

 Z社で昨年と今年の二回、M社で元方として今回一回、三度の
経験から得難い多くの知識を得ることが出来た。これから先、この
仕事一本でいくつもりはないが、時間的な余裕さえあればやりがい
のある仕事だから続けても良いと思っている。但し、土曜、日曜なし
という連続勤務もあるから体力のいる仕事ではある。

 いずれにしても、この経験は貴重な経験なので体験記として後日
書き残して置きたいと考えている。
 今日からは再び毎日が日曜日。家には置き去りにしてきた山ほどの
仕事が待っている。特に畑仕事や庭の仕事は日々の変化が激しい。
何から手を付けようかと迷うほどである。
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金の亡者

2007-06-15 05:12:35 | Weblog
 実に情けない話である。この制度が出来て以来、老人福祉を金儲け
の道具と考えている人が多すぎるようだ。

 今回も訪問介護最大手のグッドウィル社の系列会社であるコムスン
が虚偽の申請や処分逃れをして監督官庁から厳しく責任を問われている。
結局、訪問介護から手を引く方向で検討をしているようだが、どうして
こんな事になったのだろうか。

 ずいぶん前から、この業界では訪問介護等の資格要件を満たして
いないのに業務を続けていたり、行ってもいないサービスを行ったと
して不正請求をする事件が後を絶たない。

 そもそも福祉はサービス業だとは言っても、医療行為に準ずる人の
健康や命を預かる仕事である。それを金儲けの道具にしようなどとは
もっての他である。もっと厳しい使命感をもってやって貰いたい。
また、監督官庁も厳しい目で監督指導をお願いしたい。

 また、駅前留学などと面白いコマーシャルでお馴染みのNOVAが
監督官庁から一部業務停止命令を受けている。会社経営の方も芳しく
ないと言うから、今回の行政指導が命取りになりはしないだろうか。

 この会社の社長にせよ、コムスンの親会社であるグッドウィル社の
社長にせよ金に取り憑かれた亡者のような気がしてならない。確かに
会社を経営するからには社会的責任と会社に勤務する人達の生活と
いう責任を負っている。

 だからと言って金儲けのためには何をしても良いというものではない。
もっと品格のある経営が必要なのではないだろうか。
ちょうど今、村上ファンドの責任者であった村上氏の裁判が行われて
いる。この人も又、金に取り憑かれた亡者の一人であった。裁判所は
この人の行為をどのように裁くのであろうか。

 人は社会的な地位を得たら、それなりに品格のある人にならなければ
ならない。先の三人だけでなく、色んな不祥事により人の前で頭を
下げている各社の社長さんや会長さんを見ても品性があり徳のある
ような人にはとても見えない。今日の政治家もまたしかりである。
 もっと自分自身に厳しく、社会のトップで働くという自覚を持って
自分の品性と人としての徳を磨いて貰いたい。自分の姿をテレビで見て
恥ずかしいとは思わないのだろうか。
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