人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

夏休み活弁シアター

2009-07-27 05:27:05 | Weblog
 26日も雨であった。その雨の中を広島市へ向かった。まさしく
豪雨の中へ突入するかの如き覚悟であった。

 しかし、意外にも私達が屋外を移動中の時には、激しい雨に遭遇
することはなかった。雨が降り始める前に駅に着き、雨が上がって
から電車を降りて家に向かった。行きも帰りも傘を開いたのはほんの
少しだった。帰りの電車の窓から見る景色は暗い雲が低く垂れ込め、
川は濁流であった。

 今年も青春十八切符を買い普通電車を乗り継いで広島へ向かった。
行きは良かったが、さすがに帰りは少しきつかった。しかし、懸念
していた電車の遅れは山口と広島間だけで、広島駅からの快速電車
は定刻通りの発車であった。ラッキーであった。

 私達が向かった広島映像文化ライブラリーでは特別企画として
佐々木亜希子さんの活弁公演と子ども達を対象にした活弁のワーク
ショップを開いていた。

 今年は昨年に引き続き二度目の広島訪問であった。今回はピース
ボートで一緒だった友人も福山から来ると言うことで、会うのが楽しみ
であった。

 子供向けのワークショップでは、今年で三度目だという子供さんも
いて、素晴らしい出来映えであった。リハーサルでは色々と注意されて
いたようだが、いざ本番ともなると、そつなくこなし堂に入ったもので
あった。

 子ども達の活弁発表に続いて師匠である佐々木亜希子さんの公演が
行われた。今回はキネマ旬報ベストテンで三年連続ベストワンに選ばれた
という小津安二郎監督作品の一つ「浮草物語」であった。

 旅芸人一座を題材にした人情もので音楽と弁士の語りがとても良く
合っていて、ほろりとさせられるような活弁であった。

 翌27日は私達の番であった。この日は岡山の光南台公民館主催の
子供向け活弁ワークショップ初日であった。ところが当てにしていた
地元の小学校は生徒数も少なく、その上、学校行事と重なっていた
ため参加者はゼロであった。

 当日、来てくれたのはお年寄りの女性が大半であり、おばあちゃん
に着いてきたという子供も私達の活弁が終わると帰ってしまった。

 残ってくれた人も、これから活弁のワークショップを始めますと
言うと、みんな後込みしてしまい、それでは28日から仕切直しで
参加者を集めましょうと言うことになった。

 この日の私達の活弁は「突貫小僧」であった。インドネシアから
の研修生だという若い男性数人も来てくれ、なかなか賑やかであった。
笑い声も聞こえ一応の成功だったと言えよう。
コメント
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