人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

いよいよ総選挙

2009-07-21 05:40:52 | Weblog
 何と、ここまでこぎ着ける事の長かったことか。やっと麻生総理
の決断により衆議院の解散総選挙となった。本日21日解散である。

 既に前哨戦とも言うべき東京都議選は民主党が圧勝している。歴史
の歯車はギシギシと音を立てながらも、確実に回転を始めたようで
ある。

 今のところ余程の事がない限り、民主党が第一党になることは間違
いなさそうである。この間、小沢さんと西松建設間の政治資金問題、
鳩山さんの政治資金処理問題が取りざたされ、小沢さんが無念の涙を
飲んで党の代表を去るという一幕もあった。自民党にこそ政治資金
問題は多々あるにも関わらず、何故、民主党にだけという疑問は
大いに残るが、とにもかくにも歴史は確実に動いているようだ。

 それもこれも国民自身が何を選択するかにかかっている。戦後、
経済が復興し、未曾有の経済大国になり、バブル経済を経験し、
そのバブルが崩壊したと思ったら、またまたアメリカ発のバブルで
経済混乱に巻き込まれ、そうした経験から、やっとグローバル経済
の大きな問題点が明らかになってきた。

 経済発展は豊かさだけでなく、人間関係のゆがみ、会社と人の
繋がり、環境問題等、あだ花のように大きな問題を人間社会に
もたらしてきた。もっと自然に寄り添った人間らしい生き方が
いま問われている。

 そうした負の部分は将来を担う子ども達に大きなしわ寄せとなって
押し寄せている。また、社会的な弱者と言われる人達に暗い影を落と
している。加えて新型インフルエンザやエイズと言ったウイルスに
よる病気が私達をじわじわと襲っている。

 何かしら時代の変わり目を暗示するような出来事が次々と生じて
いる。このような状況の中で何も感じないという人はいないだろう。
明治維新前に伊勢神宮のお札が空から降ってきたと大騒ぎした事件
があったようだ。オタマジャクシが空から降ってきたという話と、
どこか似てはいないだろうか。

 いずれ過ぎ去ってしまえばそのような事など忘れ去られてしまう
のだろう。何しろ私達が生きて体験できる年数は、たかだか八十年
あまりである。人が入れ替われば、また、その時代の新たな問題や
事件が始まるに違いない。それが繰り返されてきたのが人間の歴史
である。

 いつか私達もこの時代から消えていく日がやってくる。そう考える
と世の中の出来事が不思議な事のように思えてくる。私達は一種の
幻想を見ているのではないだろうか。マトリックスのように自分の
脳に描き出される幻想世界に生きているように思えることもある。

 そんな戯言はともかく、ここのところ激しい雨が降っている。今朝も
また降り始めた。こんなお天気の晴れ間を利用して桃の収穫を行った。
種類は白鳳と清水白桃である。実に不思議な事ではあるが我が家の
枇杷も白桃も収穫期が他の畑より早い。品種の問題ではない。これも
大きな疑問の一つである。本格的に白桃が店頭に出始めるのは八月に
入ってからである。

さあ、みんな投票に行こう。そこから何かが始まるに違いない。
コメント (1)
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