人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

瀬戸内の春

2006-02-10 09:27:38 | Weblog
 相次ぐ寒波で大雪に見舞われている地方の皆様には心からお見舞い申し
上げます。小さな島国とは言いながら細くて長い日本。季節も住んでいる
ところによって様々です。
 私が住んでいる岡山県、岡山県も北の方と南の方ではまるで違います。
県北は雪、そして南の瀬戸内海に面したところでは一足早く春がやって
きます。とは言いながら三月に入ってどかっと大雪が降るようなことも
少なくありません。それでも春はすぐそこまで、三月に降る大雪も春の
先駆けに他なりません。

 俳句には「春近し」とか「日脚伸ぶ」という季語があります。「季語」
は季節感を表す言葉です。昨日も電車に乗って岡山市へ行く途中、そう言
えば岡山へ通い始めた十一月の末から十二月に感じた日差しと、今感じて
いる日差しの違いに月日の移り変わりを感じました。外吹く風はまだまだ
冷たいというのに日差しは明るいのです。そう、この時間、夕方の16時
過ぎですが、太陽はまだ高く西に沈むまでには時間がありそうです。それ
だけ昼の時間が長くなっているのです。本当に日脚は伸びているのです。
昔の人は上手いこと表現をしましたね。

 今日も高いところから瀬戸内海を見下ろすと海は実に穏やかでした。
そして海面はきらきらと輝いていました。眩しいくらいの日の光です。
これが瀬戸内海の春の景色です。あの有名な宮城道雄さんの「春の海」は
こんな瀬戸内海の穏やかな景色を箏曲にしたのでしょうか。
 瀬戸内の春は海からやってきます。海岸に面した畑ではエンドウの丈が
長くなり、早いところでは花が咲き始めます。窓から差し込んでくる日差
しの中にいると、いつしかうとうととまどろんでしまいそうです。
 我が家の梅の木も蕾の先が赤くなり開花はもうすぐです。岡山の後楽園
の標準木は開花宣言をしたようです。ロウバイに遅れて白梅や紅梅の花が
開くのも、そう先のことではなさそうです。

 いよいよ春の準備を始めなければなりません。今年一番に植える予定は
春ジャガです。今年は畑を少し広げましたので二種類のジャガイモを植えて
みようと思っています。剪定ももう少し、寒肥をやり終わったらいよいよ
春を迎えます。
コメント
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