ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

鷹ノ巣山避難小屋泊まりを楽しみました。1日目 ――― 人馴れた若いシカがすぐそばへ

2016年07月09日 | ハイキング/奥多摩

2016/6/10  日帰りで歩けないことはなくても、少しだけきつい距離があります。そんな場合は無理せず一泊にして歩くと、それはそれで無上の贅沢になります。
今回の「峰谷~鷹ノ巣山~石尾根下降」もそんな感じでしょうか。山の中で一夜を過ごす、そんな贅沢を今後とも数多く味わいたいものですね。 


▲今日は鷹ノ巣山避難小屋へ行くだけですから遅いスタートです。それに峰谷行きは1日に3本しかありませんから。11:43ころ。


▲峰谷橋バス停付近から撮った奥多摩湖です。左から山の尾根が延びていて、写真中央部でコルになっていますが、奥多摩湖が満水状態ならばコルが水没してしまいます。今は水面から1mくらいでていますから、「ほぼ満水」に近いですね。12:15ころ。


▲峰谷バス停が左に見えます。僕たちを運んで来てくれたバスが奥多摩駅へ出発しました。12:31ころ。


▲道路脇の石垣にユキノシタがびっしりと花を咲かせていました。とても綺麗です。12:33ころ。


▲浅間尾根への道標は分かりやすくところどころに張り出されています。写真の分岐にも道標があったのですが、行き過ぎてしまいました。少し戻って緑の土の道に入ります。12:52ころ。


▲再び舗装道路に出て、また左へ山道を登って行きます。13:27ころ。


▲また舗装道路へ出て、それが土の林道となり、立派な標識のところから山道に入ります。13:44ころ。


▲浅間神社の入り口、鳥居のある横で最初の小休止。14:17ころ。


▲休憩した鳥居の上にはいくつもの祠がありました。この写真には3つの祠がまとめて祀ってあります。ここへ来るまでも2つの祠がありました。14:22ころ。


▲また鳥居があって、立派な社がありました。14:26ころ。


▲また社が。14:29ころ。


▲その中の様子。14:29ころ。


▲ここまではほとんど植林ばかりでしたが、広葉樹も現われ始めました。15:01ころ。


▲立派なブナの木も現われました。15:03ころ。


▲シイタケの榾木が置いてありました。15:05ころ。


▲まだまだ新緑が綺麗な季節です。15:07ころ。


▲アセビの木がたくさん生えていました。15:54ころ。


▲登山道が尾根から離れて巻き始めます。そろそろ小屋ですね。16:09ころ。


▲水場も出て来ました。美味しく冷たい水です。16:14ころ。


▲鷹ノ巣山避難小屋に到着。16:21ころ。

小屋には先客が4人いました。全部男性で単独行者です。


▲夕食の準備をします。小屋の外のテーブルに運び出しました。16:48ころ。


▲野菜を水場で洗います。もちろん水も汲んでおきました。17:00ころ。


▲20mほど先にいたシカがもっと近くに寄ってきました。落花しているヤマツツジの花をしきりに食べています。まだ白い斑点が残っているので、若いシカなのでしょう。17:52ころ。


▲僕たちが夕食の準備をしているテーブルからの距離はこんなものです。17:53ころ。


▲小屋の周りをぐるっと回って小屋の反対側に出て来ました。18:12ころ。

この若いシカは警戒心が乏しいというレベルをはるかに超えているように感じます。人間に対して何かを期待して近づいて来るのかもしれません。人に馴れ過ぎているのも考えものです。何かしら悪い結果がこのシカに降りかからなければいいのですが・・・・


▲本日のメインディッシュは豚バラの黒酢煮。赤ワインを瓶のまま持ってきましたから、ワインを飲みながら。同じく外にいた単独行者と話を交わしましたから、彼にもおかずとワインを振る舞いました。20:01ころ。


▲夜になるとこの甲虫がたくさん寄ってきました。カミキリムシの仲間のようです。ネットで調べましたが、同定は困難。ハナカミキリの仲間のようなのですが・・・・ 20:08ころ。


▲その後も外であの単独行者と話が弾み、寝床に着いたのは僕たちが最後でした。22:00ころ。

鷹ノ巣山避難小屋には前にも泊まったことがありますが、平日にもかかわらず僕たちを含めて6人もの登山者が泊まっているとは驚きですね。
この避難小屋は作りが頑丈で、入口の扉も二重になっていますから、外気からは守られています。標高1560m地点に建てられている小屋ですが、まったく寒くはありませんでした。

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労山のクリーンハイキングで、茗荷沢左岸尾根から北高尾山稜の八王子城址まで歩きました

2016年07月05日 | ハイキング/中央線沿線の山

2016/6/5  今年になって僕の入会したYYDは労山に所属しています。その城西地区にどうやら属しているらしく、その地区主催のクリーンハイクがあるというので、僕も参加することにしました。他会との交流をしておくことは、いろいろな意味合いでとても大切なことだと考えるからです。

今回の集合場所は八王子城跡。この辺りの山のことを北高尾山稜と言うのですね。初めて知りました。 


▲高尾駅から陣馬高原下行のバスに乗り、佐戸バス停で下車。少し戻ります。まだ雨が降っていました。8:33ころ。


▲バス停から200mほど戻り、橋で浅川を渡ります。8:35ころ。


▲板当林道へ入るとすぐに板当橋が出て来ます。橋を渡ってすぐ右に踏み跡が登って行っています。8:38ころ。


▲意外としっかりした踏み跡が続いています。8:40ころ。


▲明瞭な尾根道に出ました。この尾根が茗荷沢左岸尾根です。8:46ころ。

雨もいつの間にか降り止みました。


▲幾つかの小ピークを越え、またそれなりの小ピークに出ました。494mの標高点かと思います。9:25ころ。


▲林道に出ました。滝ノ沢林道という名称のようです。9:34ころ。


▲天候も回復してきて、都心方面も見渡せるようになりました。「スカイツリーが見えるよ」と言われてもぜんぜん分からなかったのですが、写真をPC上で拡大してみると確かに写っていますね。9:45ころ。


▲滝ノ沢林道を東へ進みます。9:48ころ。


▲これまでも幾つか木にぶら下がっていて、いったい何なのだろう? と不思議に思っていましたが、このペットボトルに貼ってあったシールから分かりました。「安全対策・スズメバチ捕殺器 近づくと危険!」と書いてありました。9:55ころ。


▲林道から離れて、再び山道に入ります。この辺りのことを板当峠と言うようですね。10:01ころ。


▲562mピークを過ぎて穏やかな山道が続きます。10:20ころ。


▲杉沢ノ頭547.6mです。標高の表示が地図や文献によって微妙に違っていました。二万五千図の標高を書いています。10:36ころ。


▲大河ドラマ『真田丸』でも北条攻めの際に北条方の八王子城の話題が台詞の中で出て来ていました。大きくて主要な山城だったようです。山城なので天守閣はないのかもしれませんが、この石碑の場所に天守閣があったと思いたいですね。10:57ころ。


▲「詰の城」跡などもあり、ここは駒冷場(駒冷し)です。馬を休ませたり、水を飲ませてあげたりした場所なのでしょうか? 11:09ころ。


▲坎井(かんせい)です。お城にとっての大切な水場です。まだ水が出ます。11:14ころ。


▲集合場所が近づいて来ました。これは八王子神社。11:18ころ。

八王子神社は華厳菩薩妙行が913年にここ深沢山(城山)で修行中に牛頭天王とその八人の子(八王子)が現われたことに由来し、916年に八王子権現として祭られたそうです。
時代は流れ、戦国時代に北条氏照が城を築いた際、このような伝説を重く見て「八王子城」と名付けたのですが、このことがさらに現在の八王子市の名前の由来にもなっているのですね。


▲どうやら我々が一番乗りだったようです。このあたりは松木曲輪(くるわ)と呼ばれていたようですね。11:19ころ。


▲他の会の方々も次々と到着しました。12:15ころ。


▲こちら側にも。12:15ころ。

他会の方々がいろいろと美味しい差し入れをしてくださいました。


▲今日はクリーンハイクです。全員が拾い集めて来たゴミの重量を量りました。12:39ころ。


▲ゴミは町まで運び降ろします。12:49ころ。


▲金子曲輪(金子丸)です。金子三郎左衛門家重が守っていたのだそうです。13:04ころ。


▲城跡が自然公園になっているのですね。13:09ころ。


▲バス停にはちょうどバスが待っていてくれました。13:14ころ。

高尾駅に戻り、まだ早いので温泉へ行くことにしました。日帰りですし、さほど汗もかいていないのですが、さすがに飲み始めるには早すぎるからなのでしょうか? 
ゆっくりと温泉につかり、高尾駅へ戻って来たころには、飲み始めるのに早すぎるとは何とかかんとか言い逃れ可能な時刻にはなっていました。
めでたし! めでたし!

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6月の暑い中、日和田で熱心に岩トレに励みました。少しずつ筋肉が戻って来ています

2016年07月02日 | 岩登りトレーニング

2016/6/4  6月に岩トレをしたことがあったでしょうか? ほとんど記憶にありません。
昔、夏休みに劔や滝谷の岩登りへ出かけていたころなら、6月でも岩トレをしていたかもしれませんが、その後はなかったのではないでしょうか?

YYDのメンバーと2度目の日和田です。今回はK藤さんが初めての参加。


▲K藤さんのこの日2本目のルートは男岩南面中央のクラックを抜けるルート。ここは難なく登って来ました。10:56ころ。


▲懸垂下降も初体験のK藤さん。まだまだ体が立っていますが、そのうちコツを掴むでしょう。11:16ころ。

遅れて来ることになっていたT口さんが到着しました。今日2度目なので、来るルートを間違えてしまったとのこと。
ここまでは僕とK藤さんとK谷さんで練習していましたが、ここからはT口さんとK谷さんに組んでもらいます。僕とK藤さんの組にはこれまで休んでもらっていたS子にも加わってもらいます。


▲男岩南面の右隣りのルートをK藤さんが初リード。岩トレ初日にリードまでするとは大したものです! 12:21ころ。


▲T口さんたちは女岩で練習し、2本目は女岩西面のチムニールート4級をリードトライしていました。僕たちはちょうど昼食タイムとなったので、K藤さんもこのルートをフォロウ。13:08ころ。


▲休憩後、K藤さんは男岩南面の先ほどフォロウしたルートをリードチャレンジ! いとも簡単にリードしてしまいました。14:00ころ。


▲S子もフォロウ。上部核心部も問題なく通過します。14:19ころ。


▲K藤さんの懸垂下降。まだまだ体が立っていますけれどね。14:29ころ。


▲最後に、男岩西面の左側、クラックルート(4級+)を僕がまずリードしました。それをK藤さんがフォロウします。下部核心部は苦労しつつも突破しましたが、上部核心部はトライしては少し戻り、またトライしては少し戻りを繰り返しましたが、断念。本当に悔しそうでしたね。15:14ころ。


▲そのうちT口さんたちもこちらに来ました。で、登ってみることに。T口さんは一日の長でしょうね。何とか上部の核心部を突破し、登り切りました。いいですね。15:36ころ。


▲続いてK谷さん。淡白なK谷さんはしつこくは繰り返しません。あっさりと敗退です。もっとがむしゃらにチャレンジして欲しいですね。15:46ころ。


▲S子にも「登ってみる?」と声をかけました。上部核心部では苦労していましたが、何とか突破! まあ、昔はこのルートくらい簡単にリードしていたわけですから、S子にとっては当然でしょうけれど、喜んでいいのか、悔しく思った方がいいのか、分かりませんね。僕個人的には悔しく感じますね。もっとスムースにフォロウできるはず。
リードしていたころとは違って、大怪我をして右足が少ししか曲がりませんし、腕は脱臼癖がついてしまいましたから、思いっきり伸ばせません。加齢によるバランス感覚の低下もあるのでしょう。でも僕は悔しいですね。もっと上手に登れるはず! 16:01ころ。

でも、男性陣にはS子が登れたことは刺激になったようですね。クライミングは力ではありません。身長150cmもない高齢のS子が登れるのですから。

帰りはいつもの店で打ち上げ。また秋になったら来たいですね。

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