ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

新人S上さんの基礎トレ、ネパール帰りのT口さん、乗ってるK藤さん、そしてS子。僕はと言えば、松の木ハングをノーテンで登れてしまいました!

2017年03月31日 | 岩登りトレーニング

2017/2/19  本当はつづら岩あたりでダブルザイルのマルチピッチクライミングでもトレーニングするつもりだったのですが、そんなメンバーもほとんどが雪山へ行く予定になっていたようです。そんな折、新人のS上さんが岩登りの練習をしたいと熱心でしたので、予定を変更していつもながらの日和田となった次第です。


▲前回にも増して、と言うかこの時点では日和田には我々パーティーしかいませんでした。最近はどうしてこんなに少ないのでしょう? 男岩です。9:38ころ。


▲同じく、女岩です。人っ子一人いません。9:39ころ。


▲僕とS子は朝食がまだでしたので、しばしブレックファストタイム。その間、S上さんのことをK藤さんにお願いしました。するとK藤さん、S上さんにトップの確保を教えてくれていました。9:39ころ。


▲朝食も済んで、僕とS子とS上さんは日和田の男岩、女岩の下方にある小さな岩場(子供岩と呼ぶそうです)で基礎練習をします。まずはトップロープをセットして、クライミングとクライムダウン。登るのと下るのを練習しました。10:26ころ。


▲正面のクライムダウンは少し難しいようでしたので、左側の傾斜の緩い部分でクライムダウンの練習。両手で低い位置のホールドを掴んで次に置く足の位置をよく探るのがポイント。10:28ころ。


▲子供岩横の山の斜面で懸垂下降の練習。10:52ころ。


▲次はもっと傾斜のある岩場で懸垂下降。トップロープで登ったザイルをまだそのまま付けて、確保された状態で練習しています。11:46ころ。


▲子供岩の正面でも左側はほぼ垂直な岩場です。そのルートにもチャレンジしてもらいました。4級くらいはあると思います。11:48ころ。


▲S子もチャレンジ。どうしても傾斜の緩い右側へ行ってしまいますね。11:58ころ。

ランチタイムとします。

K藤さんとT口さんパーティーもちょうどお昼休みに入りました。K藤さんのリードで男岩西面の5.7や5.8のルート、4級+のルートなどを登ったそうです。ネパール帰りのT口さんはいきなりのK藤さんからの洗礼にすでに腕はパンプしてしまったとか。


▲午後は僕とS子とS上さんは女岩へ行きました。南面のいちばん易しいルートから登ります。3級ルートです。S上さんは岩にへばりつくこともなく、いいバランスで登って来ます。ただ、本人曰く「高度感がすごくて怖い」んだそうです。13:32ころ。


▲S子も続きます。14:00ころ。


▲S上さんは懸垂下降も練習します。トップロープのザイルはそのまま確保用に付けておきました。この確保用ザイルが外せるまで、何回も何回も登っては懸垂下降を繰り返しました。確保のザイルが必要なくなってからは、ちょうど下にいたK藤さんに懸垂下降のザイルの末端を持っていてもらって実践します。万が一の際には下のK藤さんがザイルをビ~ンと引っ張ればS上さんは落ちずに止まります。14:14ころ。


▲S上さんの女岩でのトレーニングが終わりました。K藤さんからザイルのたたみ方を教わっています。14:49ころ。


▲最後にK藤さんが男岩西面の松の木ハング5.9にトップロープをセットしました。まずはK藤さんからチャレンジ。午前中頑張り過ぎたからでしょうか? 以前とほぼ同じ。でも、彼ならすぐに登れるようになると思います。15:37ころ。


▲次はS上さんもチャレンジ! ハング基部まで行けるかなと心配しましたが、あれよあれよと到達。15:49ころ。


▲ハングを登って行くS上さん! と言うのは嘘で、ハング右の易しい場所を登り始めました。登ろうという意欲が素晴らしい。15:53ころ。


▲松の木ハングの三角形の頂点に立っているのがS上さん。この上は無理でしょうから、ロワーダウンで降りて来てもらいました。左の確保者はT口さん、その右にK藤さん。少しいた人もこのころはまったくいなくなりました。15:55ころ。

この後、僕も登らせてもらいました。今シーズンは1回のテンションで登れているのが最善の記録です。他は3回だったり数回だったりぶら下がっています。今日はこれまで易しいルートしか登っていませんから、いきなりこんな前傾壁を登ろうとしても、腕のコンディションが上がっていないはずなので無理だろうと思っていました。
ところが登り始めてみると、なぜか身が軽い! 次のホールド、次のホールドと容易に掴めていきます。スタンスも苦労することなく次置く場所がよく見えます。休むことなく、松の木ハングを越え、中間テラスに立ちました。ここまで来たら、上部もノーテンションで抜けなければと、変な欲が出て来ます。下部よりは迷い迷いでしたけれど、何とか上部もノーテンションで登ることが出来ました。

嬉しい! ですねぇ。このノーテンションでの登りを連続的に行えるようになれば、今度はリードでトライしてみようかと思います。いつか必ず、リードします!


▲T口さんも腕のパンプはだいぶん良くなってきているのでしょう。かれもチャレンジします。K藤さんと同じあたりでした。いつもならもっと続けるのでしょうけれど、今日はあっさり終了。16:17ころ。


▲最後にS子もトライ。久し振りですし、取付き部分でも苦労していました。本当はもっと続けたかったらしいのですが、時間も時間なので遠慮して降りて来たとのこと。16:22ころ。


▲ザイルも回収し、そろそろ下山します。今回も僕たちのパーティーが最後までいました。他には誰もいません。よく頑張って、楽しみました。岩登りトレーニングは本当に楽しいですよね。16:47ころ。

「しょうへい」へ行き、よく飲み、よく食べました。T口さんからネパールの話しを聞き、皆で山の話しをたっぷりしました。僕はそんなひと時が大好きです。

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