ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

日本三名園のひとつ「後楽園」の夜間特別開園

2012年08月27日 | 帰省の途中旅

2012/8/11  旅にはお金をかけるのではなくて、時間をかけるのが最高の贅沢だと信じています。まあ、若干の(いやいや、かなりの)負け惜しみが見え隠れはしていますけれど。この夏も青春18キップで熊本へ帰省して来ました。

熊本の母が3年ほど前から認知症になったものですから、盆と正月には帰省することにしています。山屋としてはトップ1とトップ2の山行期間を奪われるわけですから忸怩たる思いはありますけれど、母への想いと比較することは出来ません。

2009年の正月から熊本へ帰っていますが、最初はムーンライトながらで東京を夜中にスタートし、熊本へはほぼ24時間後の夜11時前後に到着していました。でも、それではただの移動になって詰まりません。夏からは途中で1泊してミニトリップを楽しむことにしました。

2009年夏は宮島の厳島神社と弥山登山。2010年正月は小倉で泊まって長崎のS子の親戚宅へ、夏は倉敷の大原美術館。2011年正月は尾道(東京での人身事故の影響で出発が翌朝となり、観光できず)、夏に尾道のリベンジ。2012年正月は広島平和公園。といった具合です。

予定通りならば、岡山には10:39着だったのですが、静岡地域での大雨の影響があり、ムーンライトながらが遅れ、岡山着が14時を回ってしまいました。本当は美術館へも行ってみたかったのですが、それはオジャン! 岡山ワシントンホテルプラザにチェックインし、しばらく休息の後、岡山城=烏城へ向かいました。

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▲ホテルから歩いても30分もかかっていません。烏城が近づいて来ました。17:13ころ。

烏城は14世紀に最初に建設されたようです。豊臣政権下では宇喜多家が支配していましたが、徳川政権下では小早川から池田家へ移って行きます。

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▲烏城の天守閣があるエリアの正門にあたるのがこの「不明門」だそうです。17:19ころ。

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▲後楽園同様、烏城でも夜間特別開園があるので、若者たちがロウソクをともすライトアップの準備をしていました。17:24ころ。

後ろに見えるのが天守閣ですが、1597年ころに建設された古い様式なのだそうです。姫路城のような白壁ではありません。外壁は黒塗りの板ですから「烏城」と言われるわけです。

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▲ライトアップの準備の様子を天守閣天辺から見下ろしました。ハスの花だと思います。17:42ころ。

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▲お殿様の駕籠でしょうか。S子姫が乗っています。18:09ころ。

天守閣見学の順路はまず最上階へ行き、下るようになっています。原則、写真撮影は禁止ですが、時々このように許可されているものもあるのです。ここは駕籠に乗ることも許可されていました。

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▲天守閣と表向のふたつの御殿をつなぐ「廊下門」です。外人さんのカップルが歩いています。18:28ころ。

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▲烏城と後楽園は旭川に架かる橋でつながっています。18:36ころ。

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▲後楽園は広々とした芝生の公園。2代目藩主の池田綱政が作ったそうです。ご存知の通り日本三名園のひとつ。18:41ころ。

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▲中央にある築山(唯心山)からの眺めです。19:00ころ。

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▲芝生の広場だけではありません。このような日本庭園もあります。でも、島も橋もでっかい! 次第に薄暮となり灯りが綺麗に見え始めます。19:05ころ。

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▲唯心山東の芝生ではライブコンサートが催されていました。今演奏しているのは「クール長崎&ハイビスカス」です。ときおり演奏する古い曲が懐かしい。19:19ころ。

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▲次のグループは「ラ・バスガイドス&ドライバーズ」でした。もっとしゃべくりをコミックバンドに徹するか、もっと聞き馴染みのある曲をたくさん取り入れるかして欲しいなぁと、勝手な感想を持ちました。19:35ころ。

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▲ステージのそばだけでなく、広い芝生の上でたくさんの聴衆がいます。後方でもまだたくさんの人々が聞いていました。ライトアップされた烏城も見えています。20:03ころ。

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▲ライブ会場を離れて園内散策を再開しました。食事ができるお店もありました。芝生に並べられたテーブルで演奏を聴いていた人も多かったようです。20:09ころ。

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▲この夜間特別開園を『幻想庭園』と呼んでいます。まさにその通り。人がほとんどいなかったら、なおさら感動するのですが……… 20:15ころ。

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▲コップの中に灯した蝋燭の灯りが光の道になっていました。20:19ころ。

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▲藩主の居間として作られた延養亭です。落ち着いた風情の日本的美のひとつの極だと思います。20:25ころ。

                 *   *   *   *   *

幻想庭園を離れ、ホテル近くの店で食事をしました。瀬戸内海の魚を供してくれるお店。地元の日本酒を飲みましたが、旨い酒です。ただひとつ心配だったのは、価格表示がまったくないこと。でも、美味いからどうでもいいやと気が大きくなります。

確かに財布には衝撃が走りましたけれど、大満足の店でした。

                 *   *   *   *   *

翌朝早く、岡山を出発。青春18きっぷの旅2日目です。ご参考までに乗り換えの様子などをお知らせしましょう。

岡山735902糸崎9031120岩国11441301徳山13121506下関15131519門司15241746大牟田17491838熊本

11時間3分(実際はもう数分多くかかりました)の長旅でした。

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