ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

青春18きっぷ活用ハイキング第2弾は光城山~長峰山

2014年09月23日 | ハイキング/長野県

青春18きっぷで日帰りできるハイキングコースはだいたいエリアが限定されて来ます。前回は北の新潟県へ行きましたから、今回は西の山梨県や長野県です。どの山へ登ろうかと、いろいろと調べる中でこれまで知らなかったたくさんの情報を知ることが出来て、そのこと自体も楽しみなのです。

2014/9/10  今日は青春18きっぷが使える最終日。もし天気が悪かったならば、横浜中華街にでも出かけて、美味しい中華料理でも食べて来ようかと考えていました。でも、天気は持つようです。ひと安心。

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▲ここはどこかと言えば、長野県の篠ノ井線田沢駅前です。松本駅で乗り換えて、最初の駅。10:12ころ。

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▲駅前の国道19号線を北へ歩きます。目の前に見えている山が光城山(ひかるじょうやま911.7m)。10:20ころ。

実はこの時、ひとつ大きな問題を抱えていました。行動食がなかったのです。田沢駅周辺にコンビニくらいあるだろうと高を括っていたのですが、見当たりません。国道沿いにもまったく見当たりません。
実は非常食も北アルプスでほとんど食べ尽くしてしまっていて、ひとつ残っているだけ。確認しないまま忘れていたのです。
「万が一店がなくても、これくらいのハイキング、食べなくても大丈夫だよ」と、一番シャリバテしそうな僕が強がっても、あんまり説得力はありません。
本当は光城山の南麓登山道から登りたかったのですが、店が見つかりませんから、光城山西麓まで来てしまいました。
国道を離れて登山口へ右折する信号、ここで山へ向かえばもう店などありそうにないのですが、その交差点に来た時、遠く前方左に酒屋さんの看板がありました! 僕一人だけ見に行くと、お店です! 開いてます! お酒以外も売っています! ただ、おつまみばかり。おつまみの中から、行動食になりそうな食べ物を選んで購入。助かりました。

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▲登山口の案内板です。11:04ころ。
トイレも駐車場もあります。

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▲桜並木遊歩道をスタートしました。11:05ころ。

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▲登山道はよく整備されていて、とても歩き易いです。尾根筋の登山道がメインですが、たびたび巻き道も付けられていて、この写真の道も巻き道で、「アカマツコース」と名付けられています。11:39ころ。

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▲光城山山頂は北アルプスの展望台です。今日は雲が多く、見晴らしはききませんが、こんな山々が見渡せるようです。11:48ころ。

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▲わずかですが、北アルプスの山並みが顔を出していました。中央付近が蝶ヶ岳だと思うのですが。右の雲の中は常念岳かと。11:49ころ。

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▲光城山山頂の休憩小屋です。綺麗な小屋ですね。11:51ころ。

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▲小屋の裏にトイレがふたつあります。写真のようにとても綺麗に維持されています。11:52ころ。

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▲小屋の横で小鳥の死骸がありました。ゴジュウカラでしょうか。11:54ころ。
むき出しだと可哀想なので、草で覆ってきました。

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▲小鳥の遺骸の上ではヤマボウシの実が赤く色づいていました。12:09ころ。
この実は甘くて美味しいのです。白い花は目立って気がつくのですが、この赤い実は山ではあまりお目にかかることはありません。光城山はヤマボウシの木がとてもたくさん生えていましたね。車道の街路樹としても植えられていたのには驚きました。

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▲休憩小屋での休憩を終えて、出発です。12:09ころ。

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▲こちらが本当の山頂911.7mだと思います。古峯神社だそうです。神社の名前が書かれている額は明治13年と記されていました。12:11ころ。

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▲長峰山に向かって林道のような広い山道が伸びていました。12:15ころ。

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▲そのうち舗装された車道と合流します。車通りはほとんどなく(今日は平日ですし)、日陰になっているので、心地よい散歩道ですね。12:22ころ。

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▲綺麗な黄色いチョウチョが飛んでいました。家で名前を調べてもよく分かりません。ツマグロキチョウがいちばん近い気がするのですが。12:30ころ。

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▲ウマオイの♀ですね。家で写真をよく見直すと、ちょうど餌を食べているところでした。餌になったのはコオロギかゴキブリのようですね。ウマオイは生きた昆虫や死んだばかりの新鮮な昆虫を食べるのだそうです。12:46ころ。

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▲長峰山との途中にはこんな立派な施設もありました。「天平の森」というそうです。安曇野市の公共施設のようですね。食事、入浴、キャンプ、BBQ、天体観測などが出来るそうです。12:51ころ。
ここのことを知っていたら、行動食なしで、昼食はここでいただいても良かったですね。

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▲念のために看板を見て下さい。

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▲ここまで舗装道路を歩いて来ました。この案内図のあるところから再び山道が始まります。12:56ころ。

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▲ここが山道の始まる分岐。12:58ころ。

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▲まだ山頂ではありませんが、心地よい東屋がありましたから、ちょっと休憩。13:01ころ。

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▲秋の七草の女郎花(おみなえし)と尾花(すすき)です。東屋の周りで咲いていました。13:16ころ。

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▲同じく秋の七草、萩です。13:22ころ。

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▲長峰山山頂への最後の坂道。13:25ころ。

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▲ありゃ~! なにやら凄い展望台が立っています! 長峰山933m山頂です。13:27ころ。

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▲そしてこの奇妙なオブジェ。「歴史の塔」という題名だそうです。下から過去、現在、未来を現わしているのだとか。でも、これはどう見ても鎖としか見えませんから、鎖にがんじがらめに縛りつけられた人類の歴史を呪っているようにも思われて仕方ありませんね。それに、せっかくの雄大な北アルプスの景観の邪魔だと思いますが、どうなんでしょう? 13:28ころ。

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▲S子の手にまだあまり色づいていない赤とんぼがとまりました。13:29ころ。

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▲ 左に展望台と歴史の塔が見えています。中央にはS子がいて、こちらに向かっています。この草っぱらは気持ちがいいですね。13:31ころ。

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▲前の写真にも端っこが写っていますけれど、この板の台は坂になった発射台です。何の発射台かと言えば、パラグライダーですね。この板の坂を駆け下るのは、ちょっと勇気が要りますね。13:32ころ。

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▲ニッコウキスゲにしては薄い黄色なので、正式名は調べてもよく分かりませんでした。13:33ころ。

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▲展望台に登ってみました。13:38ころ。

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▲北方を望む山並ですが、山座同定はちょっと無理でした。13:40ころ。

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▲ここが最上段です。土台部分だけは鉄筋コンクリートのようですが、他はすべて地元の木材を使用しています。なかなかいい感じでした。13:41ころ。

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▲中央少し右寄りの山が光城山だろうと思います。13:43ころ。

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▲展望台の東側は大きな駐車場になっています。13:50ころ。

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▲舗装道から外れて土の林道に入りました。路肩決壊だとかで車の進入は禁止されていますから、静かに歩けます。左の尾根筋にも山道があるとは思いましたが、入口が分からず、林道を歩くことにしました。森の中のような心地よい道でした。14:04ころ。

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▲車道に再び出会ったかと思うと、丸い池がありました。その畔には無数の石碑が立ち並んでいます。こんな道祖神もあれば、文字が刻まれたものもあります。14:25ころ。

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▲これがその池。名前は金玉池。可笑しな名前ですが、読み方は「きんぎょくいけ」ですから要注意。伝説の巨人「でえらぼっち」が座った跡なのだそうです。14:26ころ。

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▲大山阿夫利神社と三峰山三峯神社を祀ってあるようです。何故、関東の神社なのでしょうね? 14:39ころ。

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▲雲龍寺横の墓地に出て来ました。写真中央の富士山のような山は有明山でしょうか? 14:51ころ。

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▲安曇野市指定文化財にもなっている雲龍寺山門は重厚な雰囲気を醸し出していました。14:58ころ。

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▲明科駅です。田沢駅の隣りの駅になります。15:16ころ。

駅周辺で食事を出来る店を探したのですが、まだこの時間帯で食事できる店はありませんでした。仕方なく、16:05の電車で松本へ行き、今年2回目のお店「どまんなか」へ。なかなかいい店です。

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