ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

三が日に陣馬山に登りました。穏やかな日和でのんびりと、下山後は陣馬の湯にも浸かりました

2022年01月12日 | ハイキング/中央線沿線の山

新年の初山行を楽しく無事に歩いて来ました。

僕自身の山体力復活山行としては第5弾になりますけれど、 前回の日の出山山行で山体力の復活は長期戦になることを自覚しましたから、 今回の陣馬山からは復活などと気負わずに、ただただ数多く山行を積み重ねることとしました。

陣馬山にはこれまで何回も登頂していますけれど、この日ほど長閑な気分で歩けたのは初めてかもしれませんね。 無風快晴で、ポカポカと暖かく、急登もなくなだらかな登山道を散歩のような気楽さで歩きました。

みさきさんとも久し振りで、歩いていても休んでいても、楽しい語らいが止まることはありませんでした。 山仲間と山の話や会の皆さんの話題を語らうのは楽しいことです。 山仲間の新しい命の誕生や幸せな出会いと境遇の変化を知ることは本当に嬉しくこちらまで幸せな気分に浸れます。 下山後にはお風呂にも入れ、高尾駅では反省会もしっかりと楽しめました。(※みさきさんは本名をそのまま出すことを希望されました)

 

▲9:03。藤野駅に降り立つのなんて幾年ぶりなんでしょう? 記憶にありません。この日僕を誘ってくれたのはみさきさん。

 

▲9:26。山里の車道を歩いて行きます。

 

▲9:40。陣馬山登山口の標識が出て来ました。ここから山道に入り一ノ尾尾根を登ります。

 

▲10:20。無風快晴。青空が美しく、枯葉を踏んで歩いて行きます。

 

▲10:53。僕が立ち止まって、写真を撮ろうとすると、みさきさんも立ち止まってくれます。

 

▲11:19。植林も多いですが、里に近い山なのに、広葉樹林も多いですね。

 

▲11:42。陽ざしがポカポカと暖かいのですが、実は気温は低いんです。登山道の土は霜柱でカチカチの場所も多くありました。でも、融けて泥にはなっていません。

 

▲11:58。この階段を登り切ったら山頂です。登山口から山頂までコースタイムは1時間40分ほどですが、僕たちは休憩込みで2時間20分かけて歩きました。かなりたっぷりと休憩しましたからね。

 

▲12:04。陣馬山855m山頂の白馬モニュメントの前で記念撮影。(※みさきさんには「顔を溶かさないで」と言われています)

 

▲12:06。富士山も見えました! 手前の山々は丹沢や道志の山でしょうか。

 

▲13:13。今日は三が日ですし、陣馬山山頂は登山者で混み合っていると想像していましたが、意外なほど少ないですね。いつもなら山頂に何十人、何百人といるんですけどね。この白馬のモニュメントは1960年代に京王電鉄が陣馬山を観光地として売り出すために製作したのだそうです。

 

▲13:15。北西方向の山並みです。手前の山々は東京都と神奈川県の県境の山々。左から生籐山、連行峰、醍醐丸などだと思われます。薄く見えているのは奥多摩の山で、写真中央より少し右に見えている山は大岳山ですね。ここ陣馬山も県境の山なんですね。僕はもう完全に神奈川県の山だと思っていました。

 

▲13:15。西側の山々です。写真中央の顕著なピークが権現山のようですね。じゃあ、その左は扇山かな? 権現山の右奥の山々は大菩薩嶺だそうです。左端は御坂の山々なんでしょうかね? 山座同定は難しいです。

 

陣馬山山頂のベンチに座って、1時間20分もの間、食べて飲んで喋っていました。ほとんど喋っていましたね。みさきさんは人との繋がりを本当に大切にする人のようで、山の仲間からの年賀状を2枚、見せてくれました。山岳会の仲間同士で結婚した夫婦に授かった新しい生命の姿を見せてもらいました。それなりの年齢での結婚だったので、本当に良かったなぁと思いました。また、僕も一緒に沢へ行ったことのある女性が、不思議なご縁に巡り合ってとんとん拍子で結婚に至った話も教えてもらいました。人が幸せになっていく姿を知ることは嬉しいことですね。

 

▲13:22。さあ、大休止もここまでにして、午後の行動開始です。

 

▲13:39。なだらかな山道が続きます。

 

▲13:47。今日はここ奈良子峠から奈良子尾根を下ります。

 

▲14:04。陽が西に傾いて来ましたが、まだポカポカ陽気は続いています。この10分後くらいに、一度林道を横切りました。

 

▲14:25。急な下りはありません。なだらかに下ります。5分後には登山口に降り立ちました。陣渓園まではすぐでした。

 

▲15:26。陣渓園でお風呂に入らせてもらいました。男湯も女湯も僕たちだけでした。ゆったりと体を温めました。

 

▲15:30。僕もかなりゆっくりと入ったつもりでしたが、僕の方が5分ほど早かったみたいです。温かなお茶のサービスです。このソファでものんびりしてしまいました。

 

▲16:04。重い腰を上げて、陣渓園をあとにしました。藤野駅に着くと、ちょうど上り電車がホームに入って来て、慌てて階段を上り下りして、走って飛び乗りました。

 

高尾駅で下車して、YYDのメンバーもよく使うお店に入りました。みさきさんはほぼ下戸ですけど梅酒を頼み、僕は土佐の酔鯨を飲みました。ここでも、山の話、山岳会の話などを楽しく続けました。

 

     *   *   *  *  *  *   *   *   *

 

山行翌日、とりわけ酷い筋肉痛はありませんでしたけれど、 腰、腹、背中、脚、腕、肩、胸、、、万遍なく疲労していることが分かります。 今後も、多様な山行を数多く重ねていきたいと思っています。 僕がYYDに入会した2016年から2018年ころの山体力の7、8割には戻そうと思っています。 相当な努力が必要でしょうけれどね。 山体力さえ戻ってくれば、まだまだ僕にも実践したい山行が幾つもあります。 そんな山行を共に実行してくれる山仲間に迷惑をかけないレベルにまで戻したいと思っています。

楽しいのは勿論ですが、本当に尊い新年山行を行なうことが出来ました。このブログでは書けない哀しさや涙、そこにそっと寄り添う喜びや幸せがあります。山という舞台を共有することで、同じ時と場所を過ごすことが出来る幸せを感じます。いつかその舞台に立てなくなる日も来るでしょう。もう立てなくなった人のことも深く思いながら、山を共に出来る一瞬一瞬を大切に喜ぼうと思います。


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