お爺さんは山へ柴刈りに

東鳩会の開催概況

花見をしましょう

2009年04月14日 17時06分11秒 | Weblog
 平成21年4月14日(火)花見に出かけます。桜開花発表から2日しての満開宣言、そして今日の夕刻から雨という天気予報に急がされます。

 最初は近くの両所宮境内です。「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」と在原業平が詠んでいます。桜の散るときは切ないものです。

 中島に架かる赤い橋と枝垂れ桜を見ます。賑やかだった鴨の姿はなく、鴛鴦が静かに花見ができる喜びを楽しんでいるようです。

 神池の水面に映る枝垂れ桜はいかがでしょう。この池に住むと言う片目の鯉は花を見てるかな~

 次は、白川の右京橋のたもとにある桜です。この桜の木は都市計画道路ができるとほとんどが伐採される運命にあるのです。米国初代大統領ジョージ・ワシントンが折った桜はどんな花だったのでしょう。東京の桜がポトマック川畔に植栽されたのが1912年、桜は日本固有の樹と言われています。考えると夜も眠られません。

 清池(しょうげ)の石鳥居の桜です。山寺を信仰礼拝して作られたもので、山形3石鳥居の一つだそうです。「願はくは花の下に春死なん そのきさらぎの望月のころ」と平安時代の西行法師が詠んでいます。こんなことを‘ころり観音’にお願いしてみようかな!因みに、西蔵王の西行桜は5月の連休あたりが見ごろでしょう。ところでこの花は如月のころとすれば、桜じゃなくて梅なの?

 今日のお仕舞は山形市立第1中学校跡地です。私は1953年(昭和28年)4月この桜の下を通り入学式に臨んだのです。56年前、襟のカラーを気にしながら、新しい手提げカバンに一杯の夢を詰め込んで桜に祝福されたものです。あの夢は何処に行ったんでしょうね?

 下校はこの光景になります。元弘の変で1332年後醍醐天皇は隠岐の島に遠流されます。これを助けようと忠臣児島高徳が桜の幹に十字の詩を書いた話は有名ですが、字を書くまでに刀で削るって大変だなと変なところに感心します。

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