6月30日(日)曇り。今日は6月の晦日です。4時半起床で鳥海月山両所宮の夏越(なごし)祭に出掛けました。
すがすがしい早朝のせいか随神門を通り抜け‘茅の輪’を目にすると神々しくも感じます。これまでの6ヶ月の罪や穢れを除き去り、これからの6ヶ月を無事に過ごせるようにという‘夏越の祓い’をします。
「水無月の夏越の祓いする人は 千歳の命延(の)ぶというなり」(拾遺和歌集)と唱えながら左右と3回潜り、お祓いを受けます。
今朝は特別なお願いなのでお賽銭はいつもより弾みます。境内には落葉ひとつありません。堂守の心意気が伝わります。
川原には立葵が今が盛りと咲いています。てっぺんまで花が咲くと梅雨が明けると言われていますが、今日も暑くなりそうです。夏越の祓いは、土用のウナギと同じくこれからの暑い夏を乗り切ろうという養生訓なのかもしれません。今年はウナギが高価なので、今朝のご利益で夏を乗り切ろうと思います。