徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(平成30年6月29日、金曜日、小雨のち晴れ)

2018年06月30日 | 日記
       朝起きてサッカーの結果を見たら1対0で日本が負けたが
       なんたらかんたらで結局日本は決勝トーナメントに進むことができたらしい。
        
         朝日が昇る前、山側には厚い雲と霧雨が山から斜めに吹き込んでくる。
        
        朝日が昇ったので徘徊に出かけたら、
        山側は小雨で、結局途中から引き返して来た。


   なんと、なんと、映画館がひとつもない熱海で昨日から7月1日まで
   「熱海国際映画祭」が始まった。
        
   昨日は「オープニング・セレモニー」でコロッケやら飯島直子やらがレッドカーペットを
   歩いたらしいが、セレモニー会場は熱海の町から遠い世界救世教会館で開催されたので
   行かなかった。(バスだと熱海駅から7分で行けるが本数が夕方は少ない)
   今日からは町中(まちなか)のホテルや商工会議所や起雲閣や芸妓見番で80本の
   映画が上映されるというので通し券4000円を買った。
   1日券が2200円だから通し券のほうが断然お得だ。

   どうもこの映画祭はそれほど準備期間もなく開催されたようだ。
   5月20日までに上映スケジュールなどを公式HPで発表する予定も大幅遅れで
   「ホントに出来るの?」てな具合だった。
   観光客以外、ジジイとババアしかいない熱海だ。
   「どうなるんかね~~~~」とヤジ馬のワタシだ。

   でも全国各地で「国際映画祭」はやりだそうだ。
   コンピューターの発達で映画の応募も比較的簡単に作品を応募できるようだ。
   その結果、熱海国際映画祭にも短編部門、長編部門など合わせて1508本の
   応募があったそうだ。これを外部の専門家に審査をお願いして80本に絞るのも
   大変なことだったろうな~~~。

   観る方(客)だって大変だ。自分で観るスケジュールを立てないとならない。
   ワタシは少なくとも長編部門のコンペ作品9本を全部観るスケジュールを立てた。
   合間に短編部門を観る。
   で、今日は長編作品2本と短編作品だ。
        
         1本目は熱海芸妓見番(芸妓さんの練習場)で10時から。
        
        会場はガ~~ラガラ!(笑)
        公式HPには観覧券は座席指定ではありません。場合によっては立ち見の
        場合もありますと書かれていたように思ったが、
        「ごろ寝」も可能です状態だ。 
        
        上映開始時間ころに、短編映画に応募でもしたのだろうVIPという
        札を首から下げた若い外国人がユカタで現れ前に座った。
        上映開始前の司会も浴衣を着た外国人のオジサンで(笑)
    上映が始まっても観客は15名くらい。
    ここでは『Three and Half』というインドのヒンディー語の映画作品。
    もちろん字幕は英語と日本語で表示されるので日本語しかわからなくても大丈夫。
    で、ワタシが選んだ2本目は起雲閣の2階で上映される『東京不穏詩』という作品。
        熱海芸見番から近いので歩いて移動。
        
        ここも「ごろ寝」可能な客の入り。
        ここの会場の悲惨なところは窓のシェードの間から光が入り込み
        明るすぎてカラー映画がその美しさを観る者に伝えることができない。
        さて、『東京不穏詩』
        パンフレットにはインド/日本となっており
        監督はアンシュル・チョウハーンというインド人監督だ。
        ワタシはてっきり役者は日本人だけではなくインド人役者も出て来るのかと
        思ったら、日本人だけの北野たけし監督のバイオレンス映画を彷彿とさせる
        映画だった。
        インド人がよくこんな日本人的な映画を作れたな~~と感心したが
        椅子席のワタシの後ろに5人くらい座っていたのは、この作品に出演した
        役者と監督だった。
        映画の上映が終わると
        
        監督挨拶と出演者の挨拶があって、質問なども受け付けた。
        チョウハーン監督は日本に6年も住んでいてアニメ作品を手掛けているそうだが
        「今日は会場が明るくてカラー映像の美しさをお見せできなくてスミマセン」と
        謝っていたが、謝るのは実行委員のほうだろうよ!
        観客も短編作品に応募した人たちがいて、この上映後に短編作品の上映があるので
        集まって来ていたのだが、その中の人たちの会話をそれとなく聞いていると
        ホテルを上映会場としているところでも、会場が明るすぎて映像が映えなくて
        丁度、来ていたその作品の映画監督がクレームをつけていたそうだ。
        まあ、第1回めだからしょうがないか~~~~~。
        
         大阪アジア映画祭よりパクリ。
        この『東京不穏詩』は今年春の大阪アジア映画祭で主演女流賞を獲得したそうだ。
        あっ、ちなみに、日本語ネ。(笑)

   で、この跡は同じ会場で短編映画の上映があったのだが、ワタシは場所を移して
   熱海商工会議所の2階の会場に移動した。
   2階の会議室。ブラインドを降ろすと暗いんですね~~~~~。(笑)
   暗いと作品もきれいに見える。
   この会場も15人くらいしかいない。ほとんどが作品を出品した関係者で
   1作品が終わるとパチパチと拍手が起きる。
   大きく広い会場じゃなくても熱海市の「いきいきプラザ」内の集会室でも十分に
   会場として使用できると思うし、会場を暗くすることができると思うのだが・・・。
   この映画祭を企画した段階で、「いきいきプラザ」の各集会室は予約が入っていたのな~。
   短編を6時まで観て途中抜け出して本日の映画鑑賞は終了。
   朝から映画を観るのも疲れるもんだな~~~~。

     夜は簡単に冷蔵庫の残り物で
        
        回鍋肉。
    

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする