クアラルンプールのYMCAに来ると、自分の部屋に帰ったような感じがしてホッとする。今朝は1階のレストランで朝飯を食べよう。

一番安い朝食メニューで9リンギット(315円)だ。クアラルンプール・インターナショナル・スクールと書かれたTシャツのグループが朝食を取っていた。こちらは3種類のビュッフェ形式の朝食だ。合宿でもしていたのだろうか。昨日のドコの国かも知れないバカ騒ぎの若者とは違って静かに食事をしていた。ワタシは読み終えた本を持って行って朝食後、本棚に本を寄付して来た。YMCAの受付カウンターに男性職員がいたのでWifiが繋がらないと言うと調べてくれて、その原因が分かりすぐ繋がった。原因はワタシではなくアチラ側にあった。午前中は暫くブログをチェックし、野暮用があったので出かけた。駅から出る時にトークンを入れてもゲートが開かない。隣りの人も開かないようだ。隣りの人はスーツを着て携帯で日本語で話していた。サラリーマンのようだ。一瞬にして香港を思い出した。マレーシアにも日本人が多いのだ。さて、ゲートだ。駅作業員のような人がいたので「開かないんだけど」と言うと切符売場のブースの中にいる人に訊けと言われる。場末の駅でもないが、小太りの女性が1人だ。最近は自動販売機が行き渡っているで手持ち無沙汰なのですが、なんだか無愛想そうな人で、機械を開けてゲートを開けて通してくれた。日本人のサラリーマンにも指でこちらを通ってと指示した。彼はワタシを日本人とは思わなかったようで「どうも」とも言わなかった。まあ、国籍不明の日本人だからなあ。野暮用は10分で終わり帰途、ビルの窓拭き作業の人を見た。

ゴンドラではなく一人用のパイプ椅子に腰掛け、車のワイパーのようなもので拭くのではなく手拭きだ。ロープは屋上から下がっているので上から拭いてきたのかと思うとすげ〜な〜と思った。
モノレールでセントラルに戻りショッピングモールをブラブラし、昼メシでも食べるべ〜かと。ランチタイムに人気なのは韓国料理だ。

長い行列が出来ている。こんなところはパスしフードコートに行く。冷房がきいているので温かいものがいい。グレイポット(釜飯)もいいが鉄板焼きもなんだか美味しそうだ。10年くらい前までワタシはSIZZLINGとは何の料理か知らなかったのだ。ムンバイで宿泊したホテルの近くに日本人の名前の「YOKO Sizzlar」とか言う店があって、一体何料理の店か皆目見当がつかなかった事を今でも覚えている。 
要するに鉄板焼きなんですね。(笑)試してみました。「スペシャル・ヌードル・シーズラー、卵付き」15,4リンギット(539円)まあなんですな、一番美味しかったのはソーセージと椎茸ですな。塊はチキンです。チキンは予め準備してあるので硬いし麺も茹でてあるので、注文が入れば鉄板に載せてソースを掛けてひと煮立ちさせれば出来上がりで作る方には回転がいい。食べる方には「次回は無し」ですな〜。
YMCAに戻ってお決まりの昼寝だ。午後3時頃、ブーンブーンと言う音に目を覚ます。外を見ると消毒作業の音だった。マレーシアはマラリア感染地帯でもある。これからの季節の蚊の発生を抑えるため


作業員はマスクを着けているとは言えども、自分が白煙の中にスッポリ隠れる程の噴霧だ。これもスゲ〜と感心する。

宿泊施設の近くまで充分に撒いた。当分蚊は来ないだろう。
夜、今日はワタシの76歳の誕生日なのでパーと1杯やろうとショッピングモールの中にある日本料理店に出かけた。

単品ものを注文すると高くつくのでセットメニューで「天ぷら刺身定食」だ。60リンギット。2,100円。まあ、熱海でもこれくらいの値段は普通だからいいでしよう。

ビール中瓶で一番安いのがタイガービールで18リンギット630円。あ~ランカウイに戻りたい。

日本酒300cc 78リンギット2,730円。何と偶然の一致、定食とビールの合計と日本酒の値段が一緒!サービス料込みで165,35リンギットでした。因みに、カウンター席のワタシの隣はリタイヤした上司と部下の日本人でした。日本からやって来た元上司のために高いコース料理を注文したようですが元上司の方は「もう酒は禁止されているんだよ」とお茶を飲んでましたが、キット、支払いも会社の経費で払うんでしようね〜。値段を気にせず食べる事が出来る人はうらやましゅうござんす。隣の席で貧乏人の悲哀を感じながら76歳に到達した日をひとり祝ったのでした。
そうそう

メニューに徳島県ハラル和牛がありました。以前、テレビで紹介していたような・・・。