goo blog サービス終了のお知らせ 

徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人の世界放浪昼寝旅 -トルファンから柳園列車の旅 1ー7月4日

2011年07月11日 | 中国
今日(7月4日)はトルファンから敦煌のある柳園という駅まで10時間の旅だ。
朝、ホテルを出発しようとしたら、ホテルの駐車場に車が止まっていた。
   
   ロンドンからオーストラリヤ行きのオッデセイという団体バスだ。
   これにバックパッカー達が乗り込み、ほぼ団体行動のようにして
   旅を続けるのだ。
   昔、インドからこのようなバスに乗りヨーロッパまで行きたいと思った
   ことがある。
   でも、欧米人との団体行動にはついてゆけないからあきらめた。
   偏見だと言われればそれまでだが、
   あの変な明るさ(ノー天気)と自己主張の強さ、アジアを見下す態度には
   お父さんはついてゆけないのだよね。なんちゃってね。(笑)

   でも、一時はあこがれたバスだったから写真を撮った。

 さて、トルファン駅に向かうために長距離バス発着所に行き、
 乗合タクシーを探したが100元出さなければ行かないと言う。
 来る時は20元だったと言っても客が居ないから100元だと運転手は
 譲らない。運転手はそんなに安く行きたいならバスで行けと言う。
   「バス行ってんの?」
   「行ってるよ。大河沿鎮行きのバスだよ」
   「な~~んだ。早く言ってくれよ」(心の中で)

 で切符売り場に行き、大河沿鎮行きの切符を買ったら
    な、なんと 7元50(98円)!
    60キロの道のりの運賃が98円!

   地下鉄大江戸線の1区間の運賃より安い!(笑)

  
   こんなミニバスだ。

   
   車内の様子だ。
   ハンドパワーのミスター・マリックではない。「ワタシ」だ。

   
   バスは大河沿鎮に向かって突き進む。

   
   トルファンの駅に到着した。

 列車の時間に余裕があったので、郵便局に行き、絵葉書を出すことにした。

  郵便局の営業時間は午前9時半からとなっていた。

  門の前で開店(開業)を待っていると午前9時半になった。
  従業員が集まった。
  中国国歌が3番まで流れた。
  でも、まだ門を開けない!
  
  なんと従業員のラジオ体操が始まった。
  これも3番までみっちり音楽が流れたが、
  体操している従業員たちは屈伸もジャンプも手抜きで
  「朝から暑いからな~~~~」という感じで
  結構、ワタシは好感をもった。(笑)
 
  体操が終わり、やっと門が開いた。

  で、絵葉書を見せて、日本行き(航空便)と国内向けの切手を
  頼んだら、料金が分からない!

  壁に貼ってある料金表をみながら、ああでもない、こうでもないと
  言うので、カシュガルでは国内0.8元、日本向け4元と言うと
  いや国内1元だとか、
  結局、あなたの言う金額を払うから、切手を貼ってくださいと言うと
  切手を探すが、4元などの切手がない!
  後で貼って出しておきますというので、それを信じて料金を払った。

  急激な情報手段の発達で、ハガキなど出す人がいなくなったのだろう。

  携帯電話やインターネットで情報のやり取りをすればすむから・・・。

  ちなみに、
   今日現在、中国国内の知人に送った絵葉書も届いていません。(笑)
   

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徘徊老人の世界放浪昼寝旅 -トルファンー7月3日その4

2011年07月10日 | 中国
このバザールは四辻にあり、近くにはモスクがある。
 ガイドブックには載っていない。
 東大真寺とか西大真寺とか 東西にモスクがあったりして。

   

   

   

   
   モスクの中庭にぶどう棚がある。
   このじいさんに中に入っていいか?と訊いたら断られてしまった。

  このような回教寺院を見ながら、また歩きでカレーズ(地下水路)を
  見に行った。

  

  そこからまた「市バス」に乗り、蘇公搭という場所へ行った。
  
   1779年に建てた新疆イスラム建築を代表するモスクと搭らしい。

  

  ここまで見て、さすがに疲れ果てたので、また市バスに乗ったら、
  トルファン美術館前にバス停があるので下車して見学した。
  この美術館は、以前の場所から新築移転したもだ。

  受付で身分証明書またはパスポートを提示して入館証を
  発行してもらえば「無料」だ。

  こうして7月3日は「徘徊」して終わった。
  宿に戻ったら、自転車で旅行している外国人が部屋を見に来て
  結局、宿泊することになった。
  自転車旅行者は大変だ。さえぎるものがなにもないので体が汚れる。
  シャワーを浴びた後の彼のバスタオルはまっくろだった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徘徊老人の世界放浪昼寝旅 -トルファンー7月3日 その3

2011年07月10日 | 中国
 帰りも来た道をただひたすら歩けばよい。
 この観光地で客待ちしているタクシーの運転士に「乗って行かないか」と
 誘われたが、2本脚で歩いて行くと言ったら
 「お前は来る時も歩いて来ただろう、帰りも歩いて帰るなんて偉い」
 と言われた。

  
   羊さんは今日1日だけの運命か? 
   「ウンメ~~~!」(鳴き声)
   「そうかそうか、今日一日の運命か」それとも「美味(うめ~~)!」か?
   オジさん、左手を挙げてますが、写真を撮るなと言っているのではなく
   この手はもっと上げて手を振ったのです。(笑)

  
   灌漑用の水は冷たい。

  途中、私と同じように「歩き」で向かう外人がいたので、
  ここから丁度1時間だよと教えてやる。

  街の入り口に到着。 そこはバザールになっていていろいろ売っている。
  
   小麦粉も等級があり種類が豊富。

  
   ナンを焼くお兄さん

  
   ナンを売る奥さんと旦那さん

  
  ナンはこのように並べて売る。1枚 1元50から

  
  スイカ、ハミグワ、メロン売りの奥さんは売る気があるのかないのか?
  

  

 

 

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徘徊老人の世界放浪昼寝旅 -トルファンー7月3日 その2

2011年07月10日 | 中国
    道に沿いポプラ並木が続き、畑にはブドウ棚が広がる。

   
  向こうに見える砂山が目的地だ。
  道は下りにさしかかり、標高は90メートルになった。

  歩き始めて2時間でやっと目的地に到着した。

  6世紀頃の城址遺跡だそうだ。
  
  
  
  

  ここを見物して、出口に向かっていたら地元の高校生なのだろか、
  「アンケート調査」に引っかかった。
  日本人であることや世界一周の旅の途上であることを答えると
  4人に記念写真をせがまれた。

  まあ、世界一周が出来なかったとしても「途上」であることは
  間違いないからね。(笑)
  

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徘徊老人の世界放浪昼寝旅 -トルファンー7月3日 その1

2011年07月10日 | 中国
トルファンの街に観光客が溢れているかというとそうでもない。
大部分の観光客はウルムチから1日ツアーでトルファンにやってくる。
だから、ホテルなども結構ガラ空きで、宿泊するのに困らない。

 今日、7月3日は朝から「歩き」でトルファン観光をしようと決心した。

 
 まず、朝、バザールに出かけて「ナン」を買ってきて
 紅茶と一緒に腹ごしらえ。
 ナン 1個を全部食べきれないので残りはトレイルバッグに入れて出かける。

 

 とりあえず、行けるところまで「市バス」で行き、その先は歩くことにした。

 トルファンの西 16キロのところにある「交河故城」を目指す。
 途中まで「市バス」なので「歩き」でも16キロはない。
 13キロくらいだ。

  シルクロードをローマまで歩いた
   大村一朗君(『シルクロード路上の900日』出版社:めこん)や
  西安からトルコのイスタンブールまで走って旅した
   中山嘉太郎さん(『シルクロード走り旅』出版社:山と渓谷社)に比べたら
  足元にも及ばないが、その2本脚で歩く雰囲気に浸りたかった。

  幸運にも天気にも恵まれた。昨日まで晴天で気温が高く炎天下歩くにも
  大変だったが、今日は高曇りで時折小雨がぱらつく。

  バスから降りて、1本道をひたすら歩く。
  街中だと道に迷う心配があるが、まっすぐな道を歩くだけだから
  道に迷う心配はない。

   
   ロバを操る少年に、乗っていかないかと誘われたり

   
   ニンニクの芽なのか四季豆なのかを束ねている場所に出会ったり

   ただ目的地を目指して歩いた。
   
   なんだか、本当にシルクロードをひとりで歩いて旅している気分に・・・
   セルフタイマーを使って写す。

   

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする