goo blog サービス終了のお知らせ 

おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

朝日「声の欄」批判

2007-11-15 23:45:03 | つぶやき
 今朝の朝日新聞「声の欄」。ふだんは、余り見たことがないのですが、夜、飯を食いながら読みました。その中で、二つの投書。
 一つは、「自然破壊の高速道路建設反対」。もう一つは「産院の看護師は患者の立場に立って」。読みながら、なんだか違和感を感じました。
 はじめの投書。
 八王子の遊園地に出かける時に、最近、出来た高速道路(おそらく圏央道でしょう)を利用した。周囲に広がる豊かな緑を破壊していることに、愕然とした。自然破壊の道路はもう要らない!
 ってあなたは、利用したのでしょ、その道路を。これまでの一般道に比べて、どれほど便利になったのか、それとも、大して変わらなかったのか、そのことには一切ふれていません。
 はじめて利用して、その自然破壊にショックを受けた、ってこの圏央道は、工事する前から、高尾山系の豊かな自然を破壊するということで、大きな反対運動が起こっていましたよ。
 結局、都心の渋滞緩和の名目で、建設されました。その事実を知ってか、知らずか。だいたい、この道路が、自然破壊につながっているかどうかの「想像力」が基本的に欠如していませんか。
 自己の利便さをそっちにしておいて、きれい事は言わない方がいいと思う。
 もう一つ。
 出産したばかりの子供が、他院へ入院してしまった、ホントウに気の毒なお母さんの投書。母乳を届けるしか出来ない辛さの中、夜中に乳が張ってくる。搾乳器を看護師に頼んだら、けんもほろろに断られた、その不満・悲しみ(?)を訴えています。
 見ると、ナースルームの机上に、週刊誌が二冊置いてあった、その本を読む暇があったら、仕事をちゃんとしろ!という内容です。って、週刊誌とどういう関係がありますか。まるで読んでいたかのごとく、書いてありますが、ホントウですか? 夜勤中は、特別な事態のために待機している、その間に漫画や小説を読むことすら、許されないのですか。これでは、お茶を飲むことすら出来ない!
 週刊誌を読みながら、答えた訳じゃないはず。夜間何時頃の出来事なのかを全く書かないで、夜間勤務の看護師をなじっています。たしかに、乳児にのませるべき乳が張ってくる、それを搾りたい、母親として当然の思いです。まして、母親として何もしてあげられない辛さは、大変なものがあるでしょう。
 けれども、そこの病院のやり方(処置)は、どうなっているのか。母乳が乳児には一番いい、また母乳は保存できる、・・・こうしたことをふまえた上での、看護師の対応ではないでしょうか。
 そうしたいきさつを聞こうともせず、ただ非難しているだけでは、何の解決にもならないと思います。自分の主張が通らないことへの不満・はけ口を、看護師にぶつけたとしか思えません。
 こうした声の欄の掲載は新聞社の権限でしょう。それへの反論はきちんと取り上げてくれるのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする