そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

追悼 小西保文さん

2008-11-11 23:30:27 | Weblog
筑紫哲也さんが亡くなられた。
今、テレビの追悼番組をみて泣いてしまった。
ご冥福をお祈りします。

先日、高校時代の友人の画家から電話があり「小西先生が亡くなられたのよ」と。
驚いた! つい10月の半ばに小西さんの絵を観てきたばかりだったから。

もう何年になるのだろう、初めて小西さんの絵をみたのは友人板倉さんの絵をみに二紀展へ行ったときだ。
彼女の絵の近くに掛かってた絵。何か気になる!
翌年の二紀展でもまた気になる。
はじめは特に好きではなかったが、なにか気になってしょうがない絵。
次の年からは友人の絵同様に「今年はどんな絵?」と期待するようになった。
なんと好きになってしまったのだ。
それからは、個展があると聞くと観にいった。

なんともペーソスのある絵というか、表現が追いつかないのが残念だ。
毎回必ず猫がどこかに小さく描かれているのも楽しみだった。

それが、今年の絵には目を皿のようにしてみても猫はいなかった。
どうしたのかなあと思ってた矢先の訃報だった。

今頃、あちらで猫たちと楽しく過ごしているのでしょうか・・・

 小西保文さん 享年77歳  二紀会委員

 ご冥福をお祈りします。

エノキ(榎)

2008-11-08 09:11:43 | 江戸川ウォーク
11月7日

今朝は雨が降っていたので午後歩くことにした。

朝とは見違えるように快晴。
しかも天気予報と違い気温が高く汗ばむ。
気温が高いせいか全体にモヤッとして富士山は見えない。

このところカワセミは姿を見せないので、時間帯が違えば会えるのではと期待したが、甘くない。
でも、かわいいジョウビタキが尾っぽをフリフリサービスしてくれたので、心和む。
今日の榎にはヒヨドリが5,6羽群れて大はしゃぎ。ピーヨ・ピーキーうるさいけれど、恋なの?或いはケンカ?

榎は私の中で一番の樹!
もっとも、松林のような所で育った私なので、松は別格。ダントツだ。

神社のご神体になっている榎は多い。
この樹の特徴は、幹にある。
木の下のほうで何本にも枝分かれし、複雑に曲がった枝が全体としてこんもりとした樹影を作ってる。
灰褐色の幹はざらざらとし、しかもところどころ横線が盛り上がってる。
私が特に好きなのは葉っぱ! 踊っているようなのだ。特に春先は。

江戸時代には1里ごとに目安として植えられたそうなので、いまでも街道沿いに残っているという。
千葉の泉自然公園には実に立派な榎がある。暫く動けないぐらい見とれてしまった。

高谷の榎も頑張っている。
先年、どぶ川の清掃で邪魔になるからか、めちゃくちゃに枝を掃われて無惨な姿になったけれど、今や立派な姿に!
だから、迫りくる葛の脅威にも勝ってくれるといいのだけれど・・・

暖かい秋の陽だまりのエノキの黄葉だった。

大洗磯前神社

2008-11-06 08:12:07 | Weblog
11月2日

 大洗磯前神社で孫の七五三のお祓いを受ける日。
 おめでたい日は快晴になった。ありがたい事!

 この神社は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこ
 と)という舌を噛みそうな神様を御祭りしている由緒ある神社。
 大洗の海岸の上、小高いところに立っている。
 神社の階段を上った所の鳥居で写真を撮るのが大人気!
 ロケーションが素晴らしいので。

 孫は三歳。
 三歳ながら女性であることを、私にグイグイ見せつけてくれる存在なのだ。
 男の兄弟の中で育ち、男の子しか恵まれなかった私にとって何かと驚きの存在。

 夫と私は、直接神社へ行きそこで会うことになっていた。
 その日、車は快調に目的地へ。さすがに神社の手前2キロほどはノロノロ運転に
 なるも、約束の時間に到着。
 立派な神社なので、早速境内を見て回る。

 今の子供向けの大手写真館は全国展開。しかもレンタル総合商社という趣きなの
 だから驚き!
 予約していても、日曜の混雑の故か結髪と着付けに時間がかかり、40分遅れて
 到着。
 まあ、なんとかわいいこと!
 その上、真面目くさってしゃなりしゃなり。
 慣れない草履に神経集中。いつものようにハシャゲない。
 わたしが「明日香、かわいいわ!」と駆け寄ると、まるで雅子妃のような微笑を
 返してくれた。
 そして、あくまでもそーっと歩いて神殿へ。

 お祓いが済んで、ほっとしたのか笑顔が戻り、声を掛けられるとみんなにニッコ
 リサービスをして、終始ごきげん。
 その内、彼女の趣味の石拾いが始まった。いつもの彼女に戻ったかと思ったが、
 ママに「ほら、着物がよごれるわよ」と言われると、いつになく素直に従う。
 全くビックリだ!
 わが子達は、従兄弟からのおさがりのスーツを着て、それさえも脱ぎたがって困
 ったというのに・・・
 なんと言う違い。
 そして、もっとびっくり。
 着物を返し、家に帰ると「あーちゃん、もっと着ていたかった!」と言ったのだ
 。
 私が子供だったら、絶対お祓いが済んだ時点で脱ぎ捨てる!

 ああ、この年をして、女の子と言うものを知らされた思いだ。
 どうも私の人生、男道だったようだ!いろいろ思い当たる。

 

キンエノコログサ

2008-11-05 22:03:55 | 江戸川ウォーク
10月31日

 今日は久~しぶりに昼間の土手を歩いてみた。
 12時50分出発。
 なんと朝と違って、人の少ないこと!往復で7人しか会わなかった。
 何の予定もない日なので、のんびりと土手の上と下両方を歩く。
 入念に体操をし、例の石の上でゆっくりと手足を伸ばし寝てみる。

 この時期の昼間の江戸川はすばらしい。
 日差しは強くないし、人も少ない。
 4,5日前からジョウビタキやアオジも姿を見せ始め、楽しくなった。
 もうすぐツグミやアカハラもやってくるだろう。

 下の道を行くと、ヌルデが朝見るよりずっときれいな紅葉だ!
 やっぱり、たまには昼間歩いた方がいいようだ、発見があるし。

 今年の初めに、造成された道の盛り土に今やエノコログサがいっぱい。
 ずうっと不思議に思ってたことがある。
 子供の頃から親しんだ猫じゃらし(エノコログサ)とどうも様子が違うのだ。
 あの猫じゃらしは、頭が垂れていたし、色合いも違う。
 いい加減な私も、ブログ上に載せるとなるとと、初めて調べる氣になった。
 結果、これはキンエノコログサだとわかる。
 近似種だそうだ。ほかにムラサキエノコログサがあるとのこと。

 スーっと立って、金色でスマートなブラシのよう。

 土の入れ替えがあると、とても面白いことがおこったり、悲しいこともおこる。
 前には急にオオヘラバコが増えたこともある。
 かと思うと、ねじばなが激減したことも・・・

 榎の遅い黄葉がはじまった。なかなか趣きのある黄葉!
 ただ、完全に藤にからまれて本体の見えなくなった榎も2,3本。
 かわいそうに。