写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

安倍首相の「ポツダム宣言読んでない」  核心に何があるのか?

2015年06月03日 | 写真日記
  [改めて「安倍首相」という存在を許す社会を考える]

文学界ではあまり取り上げられることはないけれども社会を支えて働き続ける人たちを取り巻く大切なテーマで書き続けている作家たちの集団「日本民主主義文学同盟」が創立50年を迎えたそうです。
それより少し前に日本社会の抱える問題の断面を文字で切りとるような詩作品をと詩人たちは「詩人会議」という集団で作品を発表しはじめました。
私は20才代後半に入ったころですが「詩人会議」に近い地方の文学団体でよちよち歩きのまだまだ稚拙ではあるけれども「民衆の立場に立つ作品を」という思いを込めて創りはじめていました。
時代は高度成長期の入り口、一方で敗戦の痛みも人々の心の核心部分で大きな影を落としていた時代でした。

少し前の「しんぶん赤旗」の[とくほう・特報]での特集された国会論戦を読み返して考えました。

あれから50年近くが過ぎ私より年下の首相が現れ、こともあろうに戦後日本の出発点である「ポツダム宣言」は読んでいないと言い放ち、あまつさえ戦前の天皇制国家、軍国主義の時代に戻そうとさえする、私から言えば「悪夢」とも言える政治をマスメディアも引きこんで「核心」部分を見せない手法で強引に推し進めようとする時代になっています。

今日アップした写真は金沢市と富山県南砺市との県境に位置する医王山から北アルプスを覆う雲の上に姿を現した朝陽を撮ったものです。
血のような赤い色に包まれた輪郭の定かでない白い太陽。
この白い核心に込められるのはあの戦争で苦しみぬいた民衆の思いか? 戦前回帰を謀る亡霊の怨念か?
私はいくらマスメディアを使って民衆、国民の声を覆い隠そうとしてもやがては民衆の声がこの国を戦争を放棄した世界で最初の憲法を具現化した国として世界から認められるようになると確信しているのです。



当ブログの親サイトは[ぎゃらりーたちばな]です。リンクなどはこちらへお願いいたします。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする