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ゴールデンウィーク、瀧家の文書と格闘す


五月の富士山、5/9静岡城北公園にて

しばらく、ブログを書かなかった。世の中はゴールデンウィークだったが、この間、ひたすら、古文書解読をしていた。島田博物館からいただいた、「瀧家書(前)」B4で42枚の古文書と格闘していた。5月10日に解読完成。B4で35枚を費やした。

古文書解読をしていて、疑問や不明な点がいくつか出てくる。それを口に出していると、誰かが疑問に答えてくれる。そんな経験が昨日二件あった。

一つは「竹下村誌稿」を読んだ時、五和の村々が出来て、大井川から上(山側)、下(川側)の二本の用水を引いたと書かれていた。その上の用水は、横岡新田、竹下、番生寺と繋がるが、疑問は竹下と番生寺の間には、大代川がある。用水はそこをどのように越したのか。昨日Sさんに話した所、それはサイフォンだよ。今もそのサイフォンは残っている。江戸時代の前期にサイフォンの技術があったのだろうか。別の疑問が浮かんだのだが。

もう一つは、今月の面白古文書に駿河凧の説明図を取り上げた。僅かな説明文の中に、「不加凧」と読める個所があり、意味が分からないで、牧之原の講座はペンディングで済ませたが、昨日歴史講座のS先生に話した所、「それはか凧の事だ。遠州地方には今でも云ふ」との答え。ネットで調べたところ、「武家凧」と書いて「ぶかだこ」と読む。つまり絵柄に武将の姿を描いた凧のことのようで、たしかに、遠州のあちこちに残っているとあった。疑問解消。

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5月  8日 午後、まきのはら塾 「古文書解読を楽しむ」講座。
5月  9日 午後、掛川古文書講座受講。
5月10日 午後、駿河古文書会。
5月11日 午後、「駿遠の考古学と歴史」講座受講。
5月12日 午前、母の日で、掛川よりお祝いに来る。

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読書:「わるじい義剣帖 2 ふしぎだな」 風野真知雄 著
読書:「うつけ者の値打ち 風の市兵衛 17」 辻堂魁 著
読書:「女敵討ち 取次屋栄三」 岡本さとる 著
読書:「南町奉行と死神幇間 耳袋秘帖」 風野真知雄 著
読書:「豪快クジラの活きづくり 魔食味見方同心 1」 風野真知雄 著
読書:「書かずにはいられない」 北村薫 著
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