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新東名工事、供用に向けて急ピッチ

(今日、黄砂に霞む、横岡地区の地すべり対策工事の場所)

先週の土曜日、班長になって初めての班長会があった。会を始める前に、新東名高速道路の工事について、NEXCO中日本から3名、市役所から2名来て、NEXCO中日本より進捗状況について説明があった。以下へ、自分の想像も交えて、現在の新東名の工事状況を記しておく。

新東名は静岡県の部分、御殿場ICから引佐ICまでの区間について、平成24年度中に供用開始すべく、工事が順調に進んでいる。東日本大震災後、予想される東海地震が起きると、大動脈の国道1号線、東名高速道路、JR東海道線が由比近辺ですべて津波の餌食になることが予想され、日本経済への影響は東日本大震災の比ではなくなる。そのために、供用間近の新東名高速道路の完成が急がれている。各地元首長からも一日も早い供用が要請されており、何とか23年度中にも供用が開始できないものかと、仕上げの工事を急いでいる。供用開始区間の進捗率はもう90%を越えており、現在でも一部緊急車なら通すことが出来るという。

そこで、ネックになるのは、県内に数ヶ所ある地すべり対策工事である。その一箇所が横岡地区のり面対策工事である。大代川の土手に出ると、すぐそこに見えている。長者ヶ原を新東名工事で削ったのり面である。滑り面の水を抜く、集水井も出来、最下部で地すべりを抑止する深礎杭の工事も終わり、現在は地すべりを最下部で抑えていた仮設盛土の撤去工事を進めており、5月中には終了する。そのあと、深礎杭工事の効果が確認できれば、地すべり対策工事が完了になる。

現在進行中の工事は、舗装工事、料金所・管理棟など施設工事、照明工事、標識設置工事、立入防止柵工事、はく落対策工事、透光板工事、遮音壁工事など、残っている工事もけっこうたくさんある。これらは東日本大震災の影響で、諸資材が入り難くなっている点が少し危惧される。それさえなければ工事は順調に進むという。

土砂の運搬、舗装資材の運搬などに、今までは高速路面が使用出来なかったので、周辺道路を利用していたため、近隣住民の方にご迷惑をかけてきたが、高速路面の整備が進んで、利用できるようになってきたので、順次高速路面を使って運搬するように切替えている。そんな話があった。

一方、新東名高速道路の金谷ICへの連絡路については、浜岡原発、御前崎港のある御前崎市を始点に国道473号線が北へ延びているが、そのバイパスが順次建設され、東名の相良牧之原ICにつながり、さらにその北、富士山靜岡空港に繋がるところまでバイパスが完成しているが、現在その先を、国道1号線バイパス菊川ICまで延し、国道1号線につなぐ工事が現地説明会の段階に入ったと、別の機会に市長の話にあったという。そうすれば、あと国道1号線の大代ICを降りれば、国道473号の五和バイパスで、新東名の金谷ICに繋がるようになる。ちなみに、国道473号線はそのあと大井川に沿って、川根に延びている。
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