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新興国富裕層が買う高品質

(キンヒバの生垣剪定)

今朝、超散歩に出かける予定が、植木屋さんが西側のキンヒバの生垣の剪定に来てくれるというので中止にした。女房は自分に留守番を頼んで出掛けた。仕方なく、一日「日向ぼこ書斎」で過ごす。


(カーテンが冷たい風に膨らむ)

この書斎、厚手のカーテンなどで囲ってあるが、上部は開いている。どういうわけか、足の方がスースーとする。良く観察してみると、わずかに風があるのか、カーテンが書斎のほうへ軽く押されて、裾から冷たい風が流れてくる。どこか窓が開いていて外気が入ってくるのだろうか。家中調べてみたが窓の開いているところはない。

日差しを受けて暑いほどの書斎に入って、横になって考えた。そしてなるほどと思った。日光で温められた書斎の床面の空気が上昇する。希薄になった部分に回りから冷たい空気がカーテンを押して入ってくる。つまり、この書斎で対流が起こっていたのである。カーテンの裾を毛布で押さえて、何とか冷たい風を押えた。

生垣は枝がかなり太くなっていて、一人で来た植木屋さんはもう一日掛かるらしい。明日は女房をいるだろうから、どうしても歩きに出よう。

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夜、NHKクローズアップ現代で「新興国富裕層が日本を変える」という番組を見た。中国、東南アジア、ロシア、オーストラリアなどの現在経済成長を続けている新興国の富裕層が、今、日本の高級製品を大量に買い始めている。

いまやそれらの国のお金持ちは日本のお金持ちよりはるかに裕福に見える。車、食品、観光、ブランド品など、日本製品イコール高品質というレッテルが出来あがって、メイド・イン・ジャパンがステイタスになっている。それも日本から直接買ったということが大きな価値だという。日本の製品は世界一シビアな日本の消費者に育まれているから、日本商品はすべてが高品質だと判断されている。高品質なものは高くて当たり前、高くてもどんどん買っていく。日本はもっと自分の製品に自信を持って、高品質な製品をより高く売り、経済を成長させる。それがこれから日本が進む道だという話であった。

いま、各業界の企業も、新興国の富裕層の500兆円を越すといわれる金融資産をターゲットに本格的に活動を始めている。

かつてこのブログで、これだけ高品質な日本の農産品を、世界の富裕層に売れば、絶対売れるというような話を書き込んだ気がする。どこで書いたか探してみたが見当たらなかった。このブログもそれだけたくさんの量になったということであろう。ともあれ、今日の「クローズアップ現代」は我が意を得たりであった。
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