長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

【加筆版】政・財・官の世界にある”ご意向”と”忖度”

2017-05-26 08:59:52 | 国会
歴代"総理のご意向"は良くて、安倍"総理のご意向"はダメ??ってことでしょうか???

私の事務所にも、予算要望、立法案件、法運用案件、行政規制案件、調査、紹介などなど、たくさんの陳情を頂戴しております。過去歴代政権下、自民党、日本新党、自・社・さ、民主党等でたくさんの陳情が議員を通し、霞ヶ関や官邸に辿り着いたと思います。結果、成るものは成り、成らぬものは成りません。

長い歴史の中で、政・財・官の世界にある”ご意向”と”忖度”は、排除されぬものだと思います。

その中にはブラックボックスもあったでしょう。割り切れぬ案件、面子を立てながらの案件等に関して、結果を出すための工夫もあったでしょう。勿論そこに不正のないことが大前提ですが、世の為人の為になるのかどうかが重要な論点であって、"総理のご意向"があったのかどうかという議論は不毛だと思います。どの政権下でも、民間であれ、公機関であれ、あらゆる局面で、”あるもの"だと思います。

家計学園問題の発端は、獣医師の「偏在」です。都市部はペットブームで小動物を診療する獣医師が増加する一方、地方自治体はたくさん農家を抱え獣医師確保に頭を悩ませる。そこで、政策的に獣医学部を新設させるということは、国益に資するのではないか??しかし、獣医学部の新設を認めないという勢力との問題があったわけです。

そして、※加筆いたします。
今治市と愛媛県は平成19年度以降、政府に対し、加計学園を設置母体とする大学の獣医学部の新設を要望していました。ところが、福田内閣、麻生内閣では「構造特区として対応不可」としているのに対し、平成21年度に当時の民主党の鳩山内閣で、「提案実現に向けて検討」とされたという経緯が明らかになりました。菅官房長官の記者会見では、民主党政権の間にも7回にわたって要望があり、それまで『対応不可』とされてきた措置を、平成21年度の要望以降は『実現に向けて検討』に格上げされていたと説明がなされました。

その後、政権奪還の後、安倍政権がさらに前進させ、実現させたということであり、どうも前川前事務次官が主張するように安倍総理のご意向により「行政が歪められた」ということではなさそうです。※加筆終わり

政策的に国益に資するものかどうかが論点にならないのは何故でしょうか??
こういった政策議論が政局になるのは、安倍政権下だからなのでしょうか??
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