長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

北朝鮮への経済制裁が必要な理由

2004-12-15 10:03:07 | 北朝鮮問題
横田めぐみさんの遺骨といわれる骨を2度に亘りDNA鑑定査をした結果、全く別人のものと判明した。しかし、ピョンヤン放送では、「誠意ある北朝鮮の提出証拠に別人と判断した日本政府に抗議する」という声明が流された。

ここにきて、北朝鮮への経済制裁をすべきとの世論が盛り上がっている。なかには、対話を重視し制裁を行うべきではないという論調が未だに存在するが、そのような言動を口にする方々は、よっぽど北朝鮮という国家を理解していないか、北朝鮮シンパかと断言させて頂く。

経済制裁は有効なのかという議論もある。北朝鮮政府の「内部崩壊を誘発させる」という意味で確実に有効であると考える。

現在北朝鮮とは国交がないにもかかわらず、自由貿易という名の元に多くの物資が行き来している。日本からは、繊維、電気製品、トラックなどが輸出されているが、問題視すべきは、輸入製品。高麗人参、松茸、カニ・アサリなどの魚介類、実はこれら全て、軍部の独占物なのである。つまり、これらの輸入を制限することで最も困るのは軍部なのである。北朝鮮人民には元々関係のないものであるから、日本が輸入を止めても人民には悪影響はない。むしろ、一般人民が魚介類にありつける構図すら想定できる。金正日が取り上げて日本に輸出してしまうから、食べれなかったのである。軍部が困るように制裁を行う必要があるのである。

また、内部崩壊を誘発させる手段として、日本が脱北者、難民を積極的に受け入れるという方法もある。これは、アメリカが成立させた「北朝鮮人権法」に記されてあることでもある。2,000$を脱北者を支援する団体に投じるというもの。難民をどっと海外に出して内部崩壊をさせる。この法律は日本にこそ成立していなければならない法律である。

金正日は日本の経済制裁は宣戦布告とみなすと言ってきている。日本はテロに屈しないという国家ではなかっただろうか。「もしも攻撃を仕掛けてきたらどうするのだ」。ここに我国の防衛戦略上の矛盾点が存在する。攻撃に対する迎撃体制構築に消極的だったことである。今のところアメリカに守ってもらうしかないのである。

経済制裁は内部崩壊を誘発させる上で有効な手段であることを理解、認識し、即刻実行すべきであると考える。
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拉致被害者を救う集会・・・裏話と私の雑感

2004-12-13 10:04:12 | 北朝鮮問題
数日間コラムをサボってしまった。

9日、10日と民主党の公認内定者勉強会があり、某所で缶詰となって、選挙対策勉強会を行った。自衛隊イラク派遣1年間延長決定という報告を受けた岡田代表は、怒りのあらわに会場入り。声を荒げていた。

11日は私が3ヶ月間に亘って民主党の看板をはずしボランティァ活動した大阪ブルーリボンの会主催の集会が、行われた。定員を大幅に上回る反響に心から感謝。

遺骨が偽物であったという事実に今こそ国民が拳を挙げるときである。私の思いは過去にも記したので今日はあえて割愛するが、集会を通じて感じたことを記す。

バッチを付けた政治家の不作為は今だに継続されているという事実である。集会の準備として、大阪府の全国会議員、全府議会議員、一部市町村議員へ総数200通ほどのアンケート調査を行ったのだが、新聞にも報道されているように、回収率は29%。言わば、関心度は29%ということになる。票にならぬことは関心がないということなのか。あなた方の何の為のバッチなのかっ。例え反対意見でも良い、アンケートにすら答えないその姿勢の根底にあるものは何なのかっ。

誰とはここでは記さない。会場で来賓として紹介した後「用は終わった」と言わんばかりにそそくさと中座する議員。時間ギリギリに来て席が用意されていないと受付で駄々を捏ねる議員(開演20分前には満席状態だったので、来賓席も使わせてもらった)。会場に入りきらない人たちが外のロビーでモニターに食い入るようにしているのに、その脇でタバコをふかし全く関心のない様子でたむろし、「入れないならいいや」と集団で帰っていく議員。開始時間20分も過ぎて来場し、名前が紹介されなかったと文句をタレル議員。驚愕すべきは、数日前には「長尾君、君が主催していることをアピールしなければ君がこの会を運営する意味はないよ。まだ甘いねぇ」と耳打ちする議員すらいたのだ。わたしは愕然とした。

わたしは、この議員達の名前と顔を一生忘れないだろう。

横田早紀江さんが「バッチをつけた政治家の皆さんに動いて頂かなければ何も解決しないのです。」と訴えていた。そのとおりである。係る集会は、バッチをつけた政治家のためにあるといっても過言ではない。危機感を強めた国民が政治家を教育する場であるとすら言いたい。だから見様によっては主役はバッチをつけた政治家達であったのだ。しかし、その政治家達が前述の有様なのである。

わたしは、舞台袖で会の進行を見守っていた。私の選挙区でこの集会を行ったわけだが、大阪ブルーリボンの会はどこの政党も支持しない任意の市民団体である。この問題には、民主党も自民党もないのだ。超党派で取組まなければならない、それも緊急事態の問題なのだ。だから、ホームページでは記したものの、地元では「民主党」「長尾たかし」の気配を殺した。信じられない態度の議員を目の前に、「それでも彼らは腐っても現職議員なのだ、自分はそれすらでもない」と実に落ち込んだ。所詮自分には力がないのだと痛感した。力が欲しいと思った。自分が彼らのだらしなさをマイクを通じて糾弾、教育したいとすら思った。

舞台袖からは会場の様子が良く見えた。会場には最後まで席を離れずに被害者家族の話を聞いてくれた議員もいた。顔をクシャクシャにしてハンカチで涙を拭う議員もいた。2時間半メモを取り続けている議員もいた。また、一般受付を通り一般人として立ち見で最後まで立ち会ってくれた議員複数もいた。

わたしは、この議員達の名前と顔も一生忘れないだろう。
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