長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

尖閣問題・・・記者会見を実施し、今後の対応としての声明を発表

2010-09-27 12:35:33 | 中国外交
一昨日から緊急対応をし、以下、先程国会与党記者クラブでの会見の中で、2つの声明を発表した。夕刻は部門会議でこれらを追及する。

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【声明1】

那覇地検による中国人船長釈放問題についての緊急声明

平成22年9月27日
民主党国会議員有志

 24日夕刻にわれわれは「釈放の決定を撤回し、あくまでも法と証拠にもとづき継続的な捜査の実施を求めるものである。」と声明を発した。それにも関わらず、那覇地方検察庁は独自の判断によるものとして中国人船長を釈放した。

尖閣諸島がわが国固有の領土であることは疑いがなく、かつわが国は永年にわたって実効支配を行っており、そもそも領土問題は存在しない。こうしたことを踏まえると、今回の事件の処分にあたり、他国からの発言や行動を考慮に入れる必要は法理上一切ない。

 今回、中国人船長が「処分保留」で釈放されたことによってこの件の捜査は実質的に中断され、近い将来「不起訴」となることが予想される。しかし、容疑者の身柄を拘束し、その上で勾留を延長したということは、容疑者にそれ相応の違法行為があったと検察が判断し、刑事訴訟法第208条の「やむを得ない事由があると認め」たことによるはずである。にも関わらず、「国民への影響や今後の日中関係も考慮すると、これ以上容疑者の身柄拘束を継続して操作を続けることは相当ではないと判断し(鈴木那覇地検次席検事)」、急遽釈放するという那覇地検の判断は、刑事訴訟法第248条の「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる。」とある要件に該当せず、法理的には適当ではない。

 すなわち、外交問題を一つの理由とする今回の判断は、刑事訴訟法の範疇を超える政治的判断であり、検察の権限を大きく逸脱した極めて遺憾な判断といわざるを得ない。このような決断が検察庁の独断によって行なわれることは、国民が選んだ政治家が国益を踏まえた政治的・外交的決断を行なうという、わが国の議会制民主主義の原則を大きく揺るがすものである。

 われわれ民主党国会議員有志は「処分を保留し釈放」の判断を下したことに強く抗議すると同時に、今後、尖閣諸島近辺でのわが国の漁船などの船舶の安全、諸資源の確保に万全を期すための諸制度・法律の構築をめざす。もとより中華人民共和国からの謝罪と賠償の要求は言語道断であり、「一切応じない」という政府の判断を強く支持する。その上で、立法府に与えられたあらゆる権限を駆使して、真相の究明ならびにわが国の国益にそったあらゆる対応を今後行う決意である。
                   (以上)

賛同民主党国会議員有志一覧
平成22年9月27日現在

石山 敬貴  小宮山泰子  石井登志郎  畑 浩治  玉木雄一郎  米長晴信
斎藤やすのり  若泉 征三  石井 章  石森久嗣  川口 浩  谷田川 元
高邑 勉  中野渡詔子  豊田潤多郎  今井雅人  石原洋三郎  外山 斎
空本誠喜  牧 義夫  大久保潔重  木内孝胤  若井康彦  舟山やすえ
木村たけつか  皆吉稲生  友近聡朗  村上史好  勝又恒一郎  行田邦子
渡辺義彦  網屋信介  安井美紗子  柳田和己  高橋英行  大石尚子
向山好一  本村賢太郎  河合孝典  福島伸享 松岡広隆  水戸将史
柴橋正直  福嶋健一郎  打越あかし 花咲宏基  大谷 啓  梶原康弘
長尾 敬  宮崎岳志  川内博史  中津川博郷  仁木博文  平山泰朗
石関貴史  神山洋介  岡本英子  松原 仁  山本剛正  高松和夫
金子洋一  柿沼正明  小林正枝  福田昭夫  萩原 仁  近藤和也
神風英男  太田和美  吉田公一  中野 譲  和嶋未希  加藤 学
山岡達丸
            計 73名 順不同



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【声明2】

今回の事案がわが国の国益に与える影響と対応について

平成22年9月27日
民主党国会議員有志

松原 仁
中津川博郷
神風英男
石関貴史
米長晴信
木村剛司
空本誠喜
柴橋正直
高邑 勉
長尾 敬
福島伸享
金子洋一

1. 今回の決定は、米国、韓国等のメディアの報道にみられるように、国際社会において日本の敗北と位置づけられており、このことによる今後のわが国外交の権威の失墜は耐えがたいものである。

2. また、祖国の主権を隣国に蹂躙されたという国民の思いは、これまで国交回復以降40年近くかけて築き上げてきた日中友好の精神を一気に冷却化させるととともに、政権に対する期待を大きく裏切るものとなっている。

3. 同時に、中華人民共和国と南シナ海をはじめとする領有権の問題を抱える東南アジア諸国の日本に対する失望感は大きく、また自国の安全保障をより一層米国に依存せざるを得ない姿を晒したことは、今後のわが国のアジア外交においての権威を著しく失墜させるものである。

4. こうしたわが国の危機的状況を打開するために、次のような対応をとることを強く求めるものである。
① 中国によるレアアースの禁輸についての事実関係や、中国国内におけるさまざまな邦人・企業に対する行為の事実関係について、直接責任ある丹羽大使から聴取する。
② 海上保安庁に対する中国漁船への不法行為を撮影したビデオをただちに公開し、東南アジア諸国をはじめとする国際世論を喚起する。
③ ガス田「白樺」の掘削の事実を早急に調査し、国際約束に反する事実が見受けられた場合、新たに搬入した機材の撤去を求めるなどあらゆる措置を講じる。
④ わが国への領海侵犯、漁業資源・鉱物資源等の不法取得等に対して迅速かつ実効的に対応するために必要な法制度・態勢を整備する。
⑤ 尖閣諸島に自衛隊を常駐させるとともに、漁業中継基地などの経済的拠点を構築することを検討する。
               (以上)
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「捜査機関が外交的な判断をする」ことが許されてよい筈がない

2010-09-24 19:14:57 | 中国外交
那覇地検の記者会見、

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同地検の鈴木亨次席検事は記者会見し、釈放理由について「事件に計画性はなく、わが国での前科がないなどの事情も認められる」とした上で、「国民への影響や今後の日中関係も考慮すると、これ以上容疑者の身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当ではないと判断した」と述べた。
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政治の判断ではなく、検察として決めたこととしているが、これは検察が判断することだろうか?日中関係を検察が考慮する資格はない。それは政治の仕事である。政治主導が聞いて呆れる。粛々と国内法で処分決定を進めることが検察のしごとであろうがぁ(怒)。

「捜査機関が外交的な判断をする」ことが許されてよい筈がない。政府、検察はこれをどう説明するのか?

チャーター機?英雄扱いかっ!
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中国人船長の処分保留と釈放に抗議する

2010-09-24 18:43:40 | 中国外交
以下、声明を記者クラブに投函した。

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中国人船長の処分保留と釈放に抗議する

平成22年9月24日

松原  仁
中津川博郷
石関 貴史
長尾  敬
金子 洋一

 沖縄県・尖閣諸島周辺のわが国領海内で、海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件で、公務執行妨害の疑いで逮捕、送検されていた漁船の船長セン其雄容疑者を那覇地検が処分保留で釈放することを決めた。

 容疑者の行動は、これまでの地検による捜査状況に鑑み、わが国の法律を犯したものであることは明白である。捜査の継続を放棄し、容疑者を釈放することは、わが国の法秩序を蹂躙するものであり、将来の建設的なわが国と中華人民共和国の関係樹立の観点からもとうてい容認できない。

 したがってここにわれわれ民主党所属国会議員有志は、検察当局に対して釈放の決定を撤回し、あくまでも法と証拠にもとづき継続的な捜査の実施を求めるものである。 (以上)

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未確認のことが多すぎて如何ともし難い。仙谷官房長官は船長釈放を「了としている」そうだが、了とする思考回路が理解できない。特に、菅総理、前原外務大臣が訪米中の判断をどのような経緯で、何処の誰が行ったのか?那覇地検独自の判断である筈もなく、上層部の、政府の、つまりは、何某かの判断があったことは明白。

上記声明に加えて、東京で有志による記者会見も予定している。更には、27日夕刻、法務・国交・外務合同部門会議が緊急に開催されることになったが、釈放の記者会見がされたというだけで、今現時点で船長は釈放されていないという状況にあって、対応が週明けというのが悩ましい。

゛身内である政府゛であるからこそ、徹底追求をしていく。いや、この際、身内意識は排除して取り組む。

※関連過去ブログ・・・日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島内和洋島
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しこりの残らない選挙などない

2010-09-17 22:41:46 | 民主党
本が一冊書ける程の濃ぃ~い一ヶ月だった。そのほんの終盤戦の部分だけ。

9月11日土曜日の夜、小沢候補側近の某氏と食事をした。「両陣営を知ってる長尾さんの感触はどう?」、私が「このままいけば、菅さんが勝つと思います」と呟くと、残念そうに某氏は「私もそう思います」と言った。6月に恩人・樽床伸二の代表選挙出馬に際して、条件反射的に小沢グループを飛び出し、樽床グループ入りした私は、今回の選挙、゛票読みをされる側゛でこの代表選挙、永田町の魑魅魍魎を随分勉強させて頂いた。振り返るとこの選挙、それぞれの陣営のオウンゴールが目に付いた。菅候補陣営は暴露合戦に、小沢候補陣営も説得の手法により、取り込める議員票を取りこぼしていたと思う。某氏はこれにも気づいていた。ある人が、「この選挙、宗教と内ゲバの戦いだな」と表現した。それは言い過ぎと思うものの、それ程両陣営の゛急進派の動き゛にはがっかりさせられる事が多くあった。戦術がおかしいのである。


結果、菅候補が勝利した。永田町では12日あたりから、菅候補が勝つという戦況が流れる。もはや関心事は、菅候補の勝ち方、小沢候補の負け方。代表選挙後の挙党一致が可能かどうか、分裂するのかどうかに関わってくる。議員票のバランスを分析すると、それぞれの陣営に入っていない相当数の議員がこれを考えながらの投票をしたのではないかとさえと思ったりする。

さて、戦後対応。菅陣営の挙党態勢と小沢陣営の挙党態勢は意味が違う。一方はポストを求めるということだと思うが、勝った側からすれば人事を飲み込み黙って一丸となってくれというところだろう。官邸の総理執務室で菅総理にお目に掛かった時、「適材適所によっては、総理自身が政治とカネについて答弁しなければならないこともあると思うのですが、乗り切れますか?」とお聞きしたら、「人事のことなので答えられない」。この時私は今回の人事を確信し、そのとおりになった。何れにせよ、しこりが残らない選挙などこの世に存在しないのである。だから、今何を最優先にするかが大切なのである。勝てば゛菅軍゛と好い気にならず、「お前らとは、一生口はきかんっ」と拗ねることなく、双方が党内融和に努力して欲しい。

今回の選挙は、民主党の選挙。私がどちらの名前を書いたのかは、何れの時にか14区総支部大会や常任幹事会などで公表すると思う。これは所属地方議員、党員・サポーターに対する責任だと思っている。私が一般有権者の皆さんに責任を負っているのは、今回の代表選挙で菅直人氏が再選されたということであり、組織の機関決定に則って菅代表を、菅内閣を支えるということ。誰に投票したのか明らかにしないことで、地元から逃げたいんだろうという安直なご指摘もあるが、そんなことから逃げようとも思わないし、逃げられるはずもない。今回の決定で、菅氏を支持して下さる方からは、良い選択だったと評価を頂くだろうし、小沢氏を支持された方からは、怪しからんとお叱りを頂くだろう。どうあがいても、今回の結果に全ての方々にご納得は頂けず、選挙区に影響があるのは当たり前。これは選挙区を預かる政治家の宿命である。

果たして今、誰が誰に投票したという一覧表を作って何になるだろうか?ご興味のある方には゛一時のご満足゛を頂けると思うが、この意思表示は選挙が終わった瞬間から、挙党態勢、党内一丸に逆行する原因ともなりかねない。選挙は終わったのである。その後、敵味方を分析するという行為そのものは、挙党一致できないという起爆因子にもなりかねない。本音を言えば、私は挙党一致、党内一丸となるべきこの時に、そんな要因を作る一人になりたくないし、関わりたくない。国民有権者に対して負うべき責任と、所属議員、党員サポーターに対して負う責任は違うと判断し、不特定多数の方々への公表を暫くは差し控えようと思っている。

前述したように、唯でさえ苦しい国会運営。党内分裂などしていては乗り切れない。小沢先生、輿石参議院会長にも、代表代行を受け入れて欲しいと思う。国会は法律を、予算を通してナンボの世界である。党内融和を最優先に行動することが支持者への義務であると思っている。

今まで接したことのない閣僚、先輩議員、同僚議員と代表選挙を通じ、接する機会を沢山頂いた。中間派の人数が減る毎にマスコミからの取材が多くなる。新聞、テレビの密着取材も頂いた。メディアにも沢山、顔と声を出して頂いた。応援もご非難も頂いた。多分無意識に気を遣っていたのだと思う。有権者という立場でしか選挙に関わっていないのに、発言に気をつけるから凄く疲れた。これも貴重な経験だった。

代表選挙の間、事業仕分の対象となった事業の22年度23年度予算を精査する作業を粛々と行っていた。担当したのは厚生労働省、内閣府所管の96事業。役所の方々にも沢山時間を割いて頂いた。これもよい経験だった。バラバラだった資料をまとめ、報告書として完成する最後の追い込みに、昨晩から夕刻まで、都合12時間掛かった。どっと疲れ、某所で櫻井よし子先生と西岡力先生から激励と、宿題を頂き、新幹線に飛び乗る。只今三河安城通過中。
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朝鮮学校無償化問題

2010-09-09 09:27:29 | 北朝鮮問題
文部科学内閣合同部門会議で審議されたこの問題、外形的基準で判断すべきと言う結論は全く理解できない。

外形的基準とは、終業年数、授業時間、生徒数、対する教員数、施設設備の広さなど。この基準で、留意事項とされている、「我が国社会や国際社会の担い手として活躍できる人材の育成」が成されるかどうかの判断が出来るのだろうか。この点指摘したところ、これは検討会議の内容だから、文部科学省に質問しても意味のないところと一蹴された。では、誰に聞けばよいのか。この検討会議の委員の構成、氏名、選考理由、検討会議での審議権等の詳細な内容は非公開なのである。

個々の具体的な教育内容については基準としない?????基準とするべきだろう。教育機関に税金を投入するのだから、何を教育しているのかこそが重要であり、これが事業仕分けならば即事業廃止か、見直しである。私が基準とするべきと発言したら、それは゛ファッショだっ゛と声を荒げた議員がいた。これがファッショなら、教科書検定もファッショだろう。全く根っこが違うから議論にならない。

朝鮮学校だけをとらえるとやたら敏感に、人権問題だ、差別だと過剰反応する。外交問題の要素、つまり、日朝の問題を議論しないと合同会議の意味がないと発言すれば、外交とは別であり、子供は教育を平等に受ける権利があると反発を喰らう。当然多勢に無勢である。

そもそもこの会議になぜ、内閣府、我々拉致特別委員会が参加し合同としているのか?外交問題という要素を含んでいるからである。含んでいないなら、拉致特の理事としてここにいない。一議員として参加している。子供の側からみた無償化問題は文部科学委員会で審議され我々もそれを了解している。しかし、午後の文部科学委員会でも公安調査庁が答弁しているように、朝鮮学校は朝鮮総連影響を受けている、それも人事、財政にまで及んでいると言うことになれば、外交という側面で議論するべきだろうと主張すると、すぐ目の前の議員からは「(あなたの)言っていることがわからない」と野次を浴び、多くの賛成派議員から゛嘲笑゛を浴びた。

私は、なぜ、嘲り、笑われなければならないのであろうか?朝鮮総連を背景とした朝鮮人学校のあり方を検討することが、場違いなのだろうか?ここは、外交、朝鮮学校について審議するところなのではないだろうか?懸念意見に対して「付記」ということが落としどころになるだろう。所詮一年生議員ではここまでが限界か?孤独である。それでも、内部で声を上げていくしかない。
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緊急集会の模様

2010-09-06 09:44:07 | 民主党
今朝の朝日新聞に昨晩の緊急集会の模様と、私の周辺事情が記事として、掲載されています。ご一読下さい。
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