長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

がん患者、治療と仕事両立を…厚労省が支援策

2014-06-24 09:48:20 | 社会保障・税
がん治療に関わる医療技術は進んでも、患者さんを取り巻く環境がそれに追いついていません。がんになった日本人労働者が職場を追われ、外国人労働者を雇う?なんて事にならない様に、、、、。

平成18年に成立したがん対策基本法に基づき、ようやく「治療と仕事両立」の支援策が作られました。

がんの種類にもよりますが、5年生存率が6割を超え、治療の見通しを考慮しながら職場と関わりを持つことはますます重要な問題。しかし、制度として確立していません。現実には、治癒したのに職場だけ追われるというケースも多いのです。

因に、よく言われる「5年経過すれば再発の可能性が云々」というくだり、実はエビデンス(科学的根拠)がありません。がん罹患者数・罹患率などの疫学的研究、がん検診の評価、がん医療の評価等を裏付ける為の「がん登録」はこれからなのです。


以下、読売新聞より。
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がん患者、治療と仕事両立を…厚労省が支援策
読売新聞 6月23日(月)18時43分配信

 厚生労働省は、がんを抱えながら働く患者の支援策の具体案をまとめた。

 病院は患者に仕事を辞めないように伝える、各企業は治療のための時短勤務の制度導入を検討するなど、患者本人を含め、それぞれが果たす役割を明記、患者が治療と仕事を両立できる環境を社会全体で作る方策を提案した。厚労省は23日午後の有識者検討会に示す。

 医療は進歩し、がんの5年生存率は6割近くに向上した。厚労省の推計によると、治療しながら働く患者は32万5000人。働ける患者は増えているが、治療に専念しなければならないと考えて、退職するケースもある。

 支援策は、医師は診断時、病状を考慮しながら患者に「すぐ仕事を辞める必要はない」と伝える必要があるとした。治療の見通しや副作用を説明し、患者が治療中の働き方を企業に適切に伝えられるようにする重要性に触れた。平日夜や土日の医療体制作りも訴えた。
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沖縄「慰霊の日」・・・沖縄学徒看護隊が伝える公の心

2014-06-23 12:20:55 | 歴史・伝統・文化
※本稿は5/19発行のメールマガジンを一部リライトして掲載しました。慰霊の日ということで有料メルマガをご購読頂いていない方にもお伝えしたく掲載しました。ご理解下さい。


今日は20万人余りが犠牲となった沖縄戦から、69年目の「慰霊の日」です。

心からご冥福をお祈りすると共に、祖国を守る為に命を賭してくださった方々に感謝を申し上げたいと思います。

沖縄の悲劇に絡んで、「ブロ市民たる反戦平和主義者」がよく口する言葉があります。

「沖縄戦で命を落とした学徒看護隊は犬死にだ」
→悲劇を生んだのは、戦争そして日本軍であり米軍だから、基地は沖縄からでていけというイデオロギーの為に、犬死にでなければ都合が悪いのです。

「普天間の子供達をこれ以上危険に晒すな、米軍は沖縄から出て行け」
→実際に普天間では、危険除去の為に学校を移転させようという運動がありました。 しかし、そうなると危険がなくなってしまう。 だから学校移転に反対し、危険を温存させてきた経緯があります。 本音では子供達の安全よりも、子供達の回りの危険を温存する方が重要なのです。

両者の共通点は、子供達を盾に自分たちの主張を押し通し、国家を貶めているという点ですね。

このように、沖縄戦に散った兵士達、学徒隊、一般人は犬死にだったと標榜し活動する輩達が、本土から沖縄に「侵攻」しています。

一万歩譲って犬死にだとしましょう。 彼等が犬死にならば平和が築けるのでしょうか?憲法九条を掲げて平和が確保出来るのでしょうか?

出来るならば、憲法九条をベトナムと中国、フィリピンと中国の領土領海紛争の間に持っていって、その効力を確かめてみたらどうでしょうか?即座に「蜂の巣」にされ、瞬時に幕は下りてしまうでしょうね。

犬死に?とんでもありません。 断じて犬死にではありません。

彼等は祖国平和の為に戦い命を落としたのです。 犬死にと断ずることが、彼等の遺志を、尊厳を、名誉を傷つけていることに気づかないのでしょうか?

いや、気づいている筈です。 それでも犬死にとするのは輩達の目的が公の為ではなく、個人のイデオロギーを残すことだからです。

過去沖縄を何度も訪れましたが、なかなか叶わぬことがありました。 学徒看護隊の慰霊です。

学徒看護隊といえば「ひめゆりの塔」が有名ですね。 過去3度慰霊に参りましたが、いつも多くの参拝の方々で賑やかです。 しかし、学徒看護隊はひめゆり看護隊の他にも8隊存在したことはあまり知られていません。

5年程前青山繁晴さんがとある番組で、他にも存在した学徒看護隊のことについて話しをしておられ、機会を作りいつかすべてを慰霊したいと思っていましたので、今回(5/16)それが叶いました。

学徒看護隊には、
ひめゆり学徒隊・・・師範学校女子部、県立第一高女
白梅学徒隊・・・・・県立第二高女
なごらん学徒隊・・・県立第三高女
瑞泉学徒隊・・・・・県立首里高女
積徳学徒隊・・・・・私立積徳高女
梯梧学徒隊・・・・・私立昭和高女
宮古高女学徒隊・・・県立宮古高女
八重山高女学徒隊・・県立八重山高女
八重農女子学徒隊・・八重山農学校
が、ありました。

今回私は、塔参拝だけでなく、彼女達が身を賭し傷病兵達を看護した「ガマ」のひとつ「糸数アブチラガマ」を見に行きました。

「アブ」とは深い縦穴の洞窟、「チラ」とは崖のこと、「ガマ」とは洞窟のことです。 沖縄本島は隆起珊瑚礁で出来た地域が多く、自然の洞窟が各地にあり、戦争が激しくなるとガマは軍民同居の形で米軍の攻撃の的となってしまったのです。

全長270メートルのガマは、一部に階段と手摺、非常用設備があるだけで当時そのままの状態で私を迎えてくれました。 ヘルメットを被り、懐中電灯を片手に極端に狭い穴から入ります。 広いところでは高さが7~10メートル程度、ひんやりとしたガマの中は鍾乳洞。 上からは水滴が落ちてきます。 ガマの中で生活ができたのはこの水のお陰。 しかし、生活とはほど遠い足元が岩だらけ、まず平坦なところはありません。 当時は二階のバラックを建て施設としていた様です。

ここで、600名以上の傷病兵を、医師3名、看護師3名、16名のひめゆり学徒看護隊で看護していたのです。

米兵が侵入して来ない様に、また爆風が奥まで来ない様に、何重も石垣が積まれていました。 バラックの天井が爆風で飛ばされて、岩に突き刺さっていました。 爆発の激しさを物語ります。 当然周辺の岩場は真っ黒に焼けこげています。

内臓がとび出している、手足がちぎれている、破傷風、精神的に口がきけない兵士達の部屋があった場所は状態に応じて分けられていたそうです。 今で言う、トリアージ(治療の優先順位)が行われていて、奥に行けば行くほど重症で息があっても助からないと判断され、遺体の山の場所に運ばれていくこともあったでしょう。

当時はロウソクで灯りを確保。 懐中電灯を消してみると漆黒の闇。 何も見えません。 通気口があるといっても、「臭い」は想像を絶していたでしょう。 糞尿はひめゆり隊の女子高生が米兵に見つからぬ様に捨てにいっていたのです。 遺体はそのままです。

彼女達が一時の休息を得た場所がありました。

愕然としました。

一番ゴツゴツとした岩場、寄りかかる壁も尖っています。 まだ恋いすら知らぬ少女達です。 平成の時代に生を受けていれば・・・・・こんなところで、命を落とすことも・・・・。

懐中電灯を消し、闇の中に水滴が落ちる音が聞こえます。 小さな水の流れの先には水溜まりがあります。
「食べ物のない中でお腹いっぱいに水を飲んで生きていることを感じていた」
と、生き残った、たった7名のうちお一人が戦後そう語っていらっしゃったそうです。

ガマの奥を引き返し、出口間際で電気を消し、目が慣れた頃でしょうか。 一筋の光が差し込んでいることに気がつきました。

これこそ「希望の光」です。

彼等が、ガマの中でこの光を見ながら、日本の行く末を案じていたと思うと、言葉がありません。

ただ確実に言えることは、彼等達、彼女達は立派に戦い、任務を遂行し、生き抜いたと思います。 祖国の為に、私心を捨て公の為に命を燃やしてくれたのです。

彼等を犬死に呼ばわりする連中の気が知れません。 陥れ、恥ずかしめ、尊厳を傷つけてでも反日イデオロギーを押し通したい連中に怒りを禁じ得ません。

白梅の塔は少しずつ知名度が上がってきましたが、他の塔はいまだにその存在を世間にあまり知られることなく、ご遺族や、同窓生達によって慰霊されています。

梯梧学徒隊の塔は、なんと、ひめゆりの塔のすぐお隣にありました。 「ひめゆりの塔に一番近い駐車場」と書かれた駐車場の奥の方にありました。 看板などありません。

その駐車場からは実質、ひめゆりの塔よりも梯梧の塔の方が近いのです。

4年前に我が子を連れてきて、学徒看護隊のことを偉そうに説明していた自分自身を心の底から恥じました。 梯梧の塔の魂は私をどう思っていたのだろうかと?

「私たちはここにいるのに、何故気づいてくれないの?」と。

沖縄のことを多少は知っているつもりで情報発信をしてきました。 しかし、それは愚かなことでした。 沖縄の悲劇のほんの一部、「観光地化された戦跡」を知っている程度で、私は何も知らなかったのです。

白梅の塔では一頭の黄色い蝶々が私を追いかけてきました。 立ち止まると葉っぱに止まり動きません。 私が歩き始めると、又追いかけてきました。

涙が止まりませんでした。

祖国を守る為に命を落とした兵士、学徒隊、民間人は断じて犬死にではありません。 国を護ることに自らを捧げた彼等の遺志を我々は受け止め、私たちはそれを現代において実行し、後世に伝えていく義務があるのです。

奇跡的に今に伝えられた魂の叫びを、私たちは、確実に、正しく、怖れを持って受け止めていかなければならないと痛感しました。
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「知っておかなければならないチベットの今 part3」を開催します!!!!!

2014-06-17 10:28:55 | 中国外交
チベット中央政府国会議員をお招きし、
「知っておかなければならないチベットの今 part3」を開催します。
皆様のご参加、心よりお持ち申し上げております。

face bookからはこちら。
https://www.facebook.com/events/807374685941586

【お招きする講師】
 チベット中央政府 
     キャルサン・ギャルツェン国会議員
     イェシ・ドルマ・アンデュクツァン国会議員
     ヤンチェン・ドルカ国会議員

現在チベットでは中華人民共和国の支配・統治にともなって各種の問題が生じています。特にチベット人による独立運動への弾圧、弾圧にともなう中国軍によるチベット人の大量虐殺や人権侵害が大きな問題になっています。

本シンポジウムではそういったチベット諸問題について中国政府の見解とチベット亡命政府の主張を対比させながらの解説、及び今現在チベットでどのようなことが起こっているのかについて講演していただきます。 

現在行われている人権蹂躙を遠い外国のことと黙って見過ごすことはできません。それが成熟した文明を背景に豊かな生活を送っている我々の責任であると考えます。今こそこういった真実を知って次世代へ伝えるべきではないでしょうか。

今回の講演は、前々回のディキ・チョヤン外務大臣、前回チェリン・ワンチュク厚生大臣による講演会の第三弾としてチベット中央政府より三名の国会議員を招きより深く、より正確に「チベットの今」を知って頂ければと願っております。

また前回、前々回同様、人権問題を考える良い機会となると思われますので、是非一人でも多くの方に聴いていただけますようお願いします 。

------------記------------

1.日  時   平成26年7月7日(月曜日)  
          18:30 開場
          19:00 開演
2.場  所 大阪国際交流センター 小ホール

3.講演内容
    「知っておかなければならないチベットの今 3」

講師:チベット中央政府 
     キャルサン・ギャルツェン国会議員
     イェシ・ドルマ・アンデュクツァン国会議員
     ヤンチェン・ドルカ国会議員

※入場は無料です。
主催 「雪の下の炎の会」
   「前衆議院議員長尾たかし」
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私は、大馬鹿野郎の一人です。

2014-06-15 19:55:58 | 政治信条
私は、
こんな売国奴から支援を受け、
初当選し、
首班指名の際名前を書き、
内閣総理大臣にしてしまった、
大馬鹿野郎の一人です。

どうぞお嗤い下さい。
糾弾してください。

マジ、落ち込みます (ノД`;)

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「安倍首相は偏狭」と批判 鳩山元首相、新華社に
2014.6.15 18:29 [鳩山由紀夫氏]

 中国国営通信の新華社は15日、安倍晋三首相が進める外交安全保障政策について「違う価値観を持つ国を危険だと見なして武力で抑えようと主張しており、とても偏狭だ」とする鳩山由紀夫元首相の単独インタビュー記事を配信した。

 安倍首相が主導する集団的自衛権の行使容認についても「戦争への道を開き、平和主義という日本の宝物を捨てることになる」と批判した。

 鳩山氏は、21日から北京で開かれる清華大主催の「世界平和フォーラム」に出席予定。中国としては、鳩山氏に同様の発言をしてもらうことで「日本脅威論」をフォーラムに出席する各国要人や専門家らにアピールする狙いとみられる。(共同)
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開いた口が塞がらない、水産庁の黙り作戦

2014-06-07 16:29:14 | 活動
【激しく、激しく、激しく、拡散希望】
本日の尖閣諸島漁業活動、出港を断念したことをご報告いたします。
スミマセンでした。

午前5時30分から10時間にわたる水産庁沿岸遊漁室室長藤田氏との顛末はザクッと以下のとおりです。

水産庁長官から平成26年4月1日に出された、
・「利用者の安全確保の為の『遊漁船業の適正化に関する法律』の適正な運用について」
・「船員法が適用されない漁船及び小型兼用船の漁船員における待遇及び作業の安全の確保について」
という通達を受けて、我々はあくまでも合法的に漁業活動を実施すべく準備をしてきました。

要は、従来のような船員登録だけでなく、雇用契約、社会保険加入、賃金の支払いをし、実態的にも船員としてでなければ出港は認めませんよという通達です。

我々はそれを行うというスタンスで交渉してきました。
法治国家ですから、法律は守ります。

ところがこの藤田室長、
出航前にたったの15分程度の調査で数名が船員と認められないので出港しないでくれという。
それも、船員の名前も立場も何も確認せず、面接もせずに、です。

認められない根拠を示して欲しいと質すと黙りを決め込むのです。

只管黙るのです。

長官通達で、
我々(文書では都道府県知事)に対して法令・通達を遵守した漁業活動を周知し、指導する義務がある立場の者が、長官通達を無視して説明も指示もしないのです。

「合法的に出港したいので、この対応で宜しいですか?」
と問うと、
「・・・・・・・」黙りを決め込む。

10時間カメラをまわしましたが、彼の画の8割は沈黙。

そもそもこの通達、実に乱暴。読み込んでいくと、
・船舶の免許を持たぬオーナーが船長に頼んで漁業に臨む場合、船長がオーナーを雇うという雇用契約を結ばなければならない。
・見習いで乗船した船員が船酔いで仕事が出来なくとも賃金を払わなければならない
など、不合理なことばかり。

「これ、実態的に不合理ですよねぇ」
と質すと、また黙る。

水産庁の狙いは、
・どんな手段を使ってでも我々を出港させない
・我々が水産庁の通達を無視して強硬に出港することを期待している
かのどちらかなのです。
だから、我々に法例通達を守らせて出港させることはしないのです。

我々が合法的に出港してしまうとおそらく首が飛ぶんでしょう。
だから、何の説明もせず、黙り込み、その場を乗り切る。

炎天下のもと10時間が経過し終いには、警察官に保護されながら、車で逃げていきました。この時は流石に騒然としましたが、後日番組動画で御覧下さい。

因にこの10時間、我々10数名、水産庁3名、国交相2名、警察6名、公安調査庁1名、海上保安庁40名程度が、ずーっと港で議論を見守るという異常な光景であったことを記しておきます。

明日朝、5時30分、もう一度アタックする予定です。
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日朝政府間協議の背景を大胆予測

2014-06-05 09:45:40 | 北朝鮮問題
突然の記者会見でした。我々から突然でも水面下で想像を絶する交渉がおこなわれていたであろうと思います。

 今回の日朝政府間協議合意文書は、安倍政権の決断と、崖っぷちに立たされた金正恩体制の国内事情を感じとることができます。それは、双方に取って最後の決断ではなく、一歩でも前へ進めるという突破口が見出せない中での、「とば口」の探り合いという意味合いが強いと言った方がいいかもしれません。

 日朝政府間協議合意文書を読んでみますと、幾つかの気になる点があります。

1.日朝国交正常化が前提になっていること
2.北朝鮮側は、過去北朝鮮側が拉致問題に関して傾けてきた努力を日本側が認めたことを評価していること
3.(両国間の)不幸な過去の清算に言及されていること
4.(北朝鮮が)特別調査委員会を立ち上げ、調査を開始する時点で、日本が独自におこなっている特別な規制措置、および人道的目的の北朝鮮船籍の船舶の日本への入港禁止措置を解除するとしていること
5.人道的見地から、適切な時期に、北朝鮮に対する人道支援を実施することを検討することとしたこと

などです。私が感じることですから、政府が感じていない筈はありません。国民からの疑問など、すべて承知の上での合意だと思います。

 おそらく、嘘つき国家北朝鮮は、性懲りもなく相当高いハードルで政府間協議に臨んだと思われます。日本の側はそれを承知の上で、拉致事件の進展を最優先に無理難題の削ぎ落とし作業をした結果、合意に至ったと見るべきです。

 将軍様はメンツの固まりです。 特に大陸との交渉事は、正しいか間違っているか?儲かるか儲からないか?ではなく、メンツが立つかどうかなのです。

 金正恩としては父親である金正日が調査した拉致被害者に関する嘘八百の報告書を今更「あれは間違いでした」と認める筈がありません。同時に、これまでの抗日姿勢をあらためる筈もありません。今のところは……。

 しかし、一皮剥いてみれば、中国に太いパイプがある張成沢という側近を粛正してしまい実は不安に苛まれ、自身の神格化が崩れつつあることも自覚し、外貨を断たれ自身も身動きが出来なくなっているという現状です。

 個人的には上記1.2.3についても認めるべきではないと思っています。しかし、これらはこの際メンツの問題。 拉致事件解決の為には直接関わりの少ない項目でもあります。

 また、弱体化した金正恩体制の状況を考えると、これ等のメンツを根拠に何らかの措置を振りかざし、押し返してくるということは考え難い。それほどの体力がない、仮に金正日体制崩壊を予測するならば、今回はこれらを飲み込み合意に至るということもひとつの選択肢だったのです。

 さて、気にかかるのは、4.です。

 調査を開始する「時点」で、「措置を解除」するとしている点です。

 普通ならば何かの結果が出てから措置を解除するというもの。最大譲歩とも取れてしまうこの背景には何があるのでしょうか?

 この措置はあくまでも日本側が独自におこなっている措置であり、国連安保理に関連している措置は含まれていません。

 例えば、私も法改正に関わりました特定船舶入港禁止特別措置法。現在はすべての北朝鮮船籍の船舶の入港が禁止されていますが、これを解除するとなると、対象となる船舶は閣議決定され、国会承認にかける必要があります。
その結果、北朝鮮にとって納得のいく決定なのかどうかはその時次第ということになります。

 北朝鮮には通用しない理屈かもしれませんが、今回の合意は「解除」であり「全面解除」ではありません どれを解除するかどうかのボールは日本が、国会が握っています。この時の国会議論は、国民として注目すべきでしょう。

 4.5.について、どの船舶を解除するのか、何を人道支援とすべきかの議論で、どの議員がどのような立場に立って、どのような発言をするのか、是非とも注目したいものです。

 日本政府も今度は検証チェックを怠りません。 早速、菅官房長官が委員会の調査内容を検証をする為に、外務省、警察庁の職員を派遣する意向を表しています。もう日本政府を侮るわけにはいかないぞ、首を洗っておけというくらいの恫喝をしたいところです。

 2002年の小泉訪朝で、金正日が拉致を認めた背景には、米国がありました。ブッシュ大統領をして「悪の枢軸」と言わしめてしまったことで、米国が本当に怖かったのでしょう。アワを吹きながら認めたというのが本音でしょう。

 では、金正恩体制になって初めての合意、背景には何があるのでしょうか?前述した様に、内政がこのままではもたない事情に加え、中国、韓国、ロシア情勢が影響していると思います。北朝鮮はこの3国との一蓮托生を見直したのだと思います。

 メルマガ44号(2014.2.10発行)で、中国、韓国、ロシアが自国のことで手一杯、北朝鮮に対して動けないという分析をしました。ひとつひとつの内情はもはやご承知のとおりです。

 中露は米国と関係が悪化しています。韓国は米国に金融支援(利益は全部米国に吸い取られていますが)をしてもらいながらも、内政を反日で維持するしかなく、中国と連携しなければならない又裂き状態。

 つまるところ、北朝鮮にとって唯一の頼みの綱は、中国人民解放軍瀋陽軍区だけなのです。これは拙著「マスコミと政治家が隠蔽する中国」に記しました。瀋陽軍区は北京政府に反旗を翻しています。国連安保理決議で経済制裁を受けながらなんとか生き残れているのは、瀋陽軍区からあらゆる物資を密輸しているからです。それを証拠に、金正恩は一度も北京を訪問していません。一見これは非常に不自然にみえますが、裏から見れば実に自然なことなのです。

 金正恩は本気で日米に擦り寄ろうとしているのではないかとも考えられます。宋日昊が今回の合意について北京空港で発表をしたことも、北京に対する特別なメッセージにも聞こえますね。

 我々からすれば非常に都合の良い話しで、「冗談じゃないっ!!!!!」と叫びたくなりますが、、、。ここはひとつ、湧き出る感情を抑え、拉致事件全面解決に一点集中するときです。

 北朝鮮は、中露韓と距離を置き、核・ミサイル・拉致を土産に、日米に近寄りつつあると思っています。 米国としても瀋陽軍区との接続点をひとつでも確保出来れば、中国に対して大変な抑止力になります。

 大胆な予測をしますが、このままいこうが、日米に擦り寄ろうが、金正恩体制、北朝鮮は滅び行くと思います。いよいよこの段階だと政府は判断したのだと思います。

 ならば拉致問題を解決してから滅んでもらいたい。だから今取り込むことです。冒頭記した様に、今回の合意は「とば口」に過ぎません。しかし、今後の展開はコチラ側に分があると思います。将軍様のメンツを傷つけぬ様、騙し騙し引き寄せ、果実を穫り、あとは人道的支援だけを見ていれば良いのではないでしょうか?日米で北朝鮮を生け捕りにする絶好機だと思います。

 世界史において、弱り切ったところで闇に葬られるという歴史が過去にはたくさんありました。そんな選択肢さえ検討されても良いのではないかとおもう局面だと思います。

 安倍政権はそんな勝負に打って出たのだと思います。拉致問題全面解決、特定失踪者の全員奪還の為に、我国が主導権、アドバンテージをとりながら、進めていくことを、一人の国民としてひたすら願うばかりです。
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日米に擦り寄る北朝鮮?!

2014-06-03 10:21:01 | 北朝鮮問題
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(略)

北朝鮮は、中露韓と距離を置き、核・ミサイル・拉致を土産に、日米に近寄りつつあると思っています。

米国としても瀋陽軍区との接続点をひとつでも確保出来れば、中国に対して大変な抑止力になります。

大胆な予測をしますが、このままいこうが、日米に擦り寄ろうが、金正恩体制、北朝鮮は滅び行くと思います。 いよいよこの段階だと政府は判断したのだと思います。

ならば拉致問題を解決してから滅んでもらいたい。 だから今取り込むことです。 冒頭記した様に、今回の合意は「とば口」に過ぎません。 しかし、今後の展開はコチラ側に分があると思います。

将軍様のメンツを傷つけぬ様、騙し騙し引き寄せ、果実を穫り、あとは人道的支援だけを見ていれば良いのではないでしょうか?

日米で北朝鮮を生け捕りにする絶好機だと思います。

世界史において、弱り切ったところで闇に葬られるという歴史が過去にはたくさんありました。 そんな選択肢さえ検討されても良いのではないかとおもう局面だと思います。

(略)
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