長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

普通の生活を守るということ

2010-02-10 00:25:05 | 国会
私は苦労という苦労をすることもなく幸せに成長した。大学を出て、就職し、出世競争の激流の中で上司部下に恵まれた。結婚をし、2人の子宝に恵まれた。特別なことではなく、普通のことである。

肝炎対策推進議員連盟に所属させて頂いている。肝炎対策基本法が成立したものの、具体的な救済例えば医療費の助成など予算はこれから、またB型とC型との対応の格差など問題は山積している。昨日の議連ではB型肝炎患者の方々から生の声を聞いた。「昨年余命3年といわれた。私の命は後2年。時間がないのです。」頭の中が真っ白になる。最高裁の判決が出て尚、補償が成されず謝罪もない。神も仏もない。議連を通し訴え、我々議員がそれを背負って形にするしかない。

昨日午前中は貧困に苦しむ家庭に生まれた高校生たちの声を聞いた。子は親は選べぬ、親も子を選べぬ。また、選んで生まれる子供もいないし、選んで生む親もいない。彼らが求めているのは、普通に生活し、普通に学業を学び、普通に修学旅行へ行き、普通に社会人として働きたいということ。特別なことを望んでいるのではない。普通が叶わぬから国会にまで足を運び、緊張の中涙を流しながら訴えるのである。

拉致事件のボランティアをしていた折に、自分の力のなさに嘔吐した。しかし、今私は衆議院議員である。預けられたこの立場を今フルに使い、声を聞き、肝炎患者、貧困層の子供たち、拉致被害者とその家族、そして多くの弱者の為に働かなければならない。そして、私は一人ではない。共に戦う仲間達がいる。彼等と共に結果を残すこと。国民の普通の生活を守ること。それが私の使命である。

議員としての晴れ姿を両親に見せることが出来なかった。母は最期まで私を心配し昨年5月に亡くなった。私は両親から預けられた命のバトンを、世の為人の為に使わせて頂くその頂点で仕事をさせて頂いている。仕事を全うすることが両親へのいや、先祖への供養であると思うし、私がこの世に生を受け、生かせて頂いている意義であると思っている。
コメント (25)
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