団塊の世代のつぶやき

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芝生軌道

2007年11月21日 | 自転車・公共交通

  第1387回で路面電車の軌道内の芝生化をとりあげましたが、日本でも少しは進んでいるようです。前回とは違った会社が取り組んでいるそうです。

  FujiSankei Business i.より

   路面電車、再評価 軌道敷にも緑あれば… 東邦レオが技術支援 2007/11/19

 屋上緑化や壁面緑化などを手掛ける東邦レオ(大阪市中央区)は、夏場に都市部の気温が周辺よりも上昇するヒートアイランド現象の緩和や、市街地の景観を向上するために、路面電車の軌道敷の緑化をサポートする事業を20日から開始する。路面電車は、人と環境にやさしい公共交通として再評価されるようになっており、この軌道敷の緑化を技術的に支援することで、環境貢献を進める。

 急速な車社会の進展に伴って廃止が続いていた路面電車は、低床式車両や次世代型路面電車システム「LRT(ライト・レール・トランジット)」が登場し、各地で復活を果たしている。この動きと連動する形で路面電車が走行する軌道敷の緑化にも関心が集まっている。近年、都市部で顕著になっているヒートアイランド現象を緩和するとともに、都市景観も向上し、観光都市ではとくに、都市のイメージアップの効果が期待できるためだ。

 実際、コンクリートがむき出しだった軌道を緑で覆うことで、周囲の温度が下がることも実証されている。軌道敷緑化を積極的に取り入れている鹿児島市が測定したところ、緑化によって路面表面温度が43度から31・5度に下がったという。

 ただ、軌道敷緑化には植物が健全に生育できる基盤づくりに加え、電車の運行に支障をきたさず、植物を省メンテナンスで維持管理できるようにする必要があるなど、屋上緑化よりも技術的に難しいとされる。

 そこで東邦レオでは、これまでに培ってきた屋上緑化技術をベースに、各地の軌道条件や導入する植物の特性に合わせたソリューションサービスを展開する。

 同社の技術の特徴的なところは、周辺の状況を分析した最適な緑化の提案と低コストでの緑化の実現。例えば緊急車両などの進入が想定される場所では、耐圧性が高く車輪の空回り(スタッグ)を防止する植栽基盤を施す。緑化のコストは、工事費を含めて1平方メートル当たり1万4000円から。

 同社では今後、自治体や鉄道事業者などに緑化の効果を説明し、導入を働きかける。すでにこの技術を応用し、工場敷地内の運搬・移動用軌道を緑化したいという問い合わせも寄せられているという。

 参照:軌道敷緑化&都市景観WEB

  やっぱり綺麗ですね。しかし、軌道内芝生化どころか路面電車の普及自体が遅々として進まない日本ではこんな綺麗なものはなかなか見ることは出来ないでしょうね。
  太陽光発電と同じで、未来の日本の為にもクルマ中心の交通体系を路面電車を中心としたものに変えるべき時が来ていると思っているのは私だけではないはずです。
  郊外から電気自動車でやってきた人はパークアンドライドで路面電車に乗り換える。こんな綺麗な線路を路面電車が走り、人々は自転車か歩きでのんびりと街を散策すているなんて考えただけでもわくわくします。
  世界中がこうした交通体系を取り入れれば地球温暖化の問題も克服できるのじゃないでしょうか。そのけん引役になるべきだしその技術もチャンスも持っている日本に欠けているのは政治でしょうね。

何とかして欲しい!



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