団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

我が家の太陽光発電

2015年06月21日 | 太陽光発電

  例月我 が家の太陽光発電、6月分、5月14から6月10日までのデータです。28日分で前月より6日、前年よ り1日少ない稼動日数です。

  去年より、稼働日数が少ないにもかかわらず使用量は増えています。その割には金額は大きな違いがありませんが、 どうやら買電単価の影響が大きいようです。何で、単価が下がっているのか良く分かりません。夜間の使用量が多かった からでしょうか。

   さて、買電です。

 

去年  5月、買電、 475(146,329)kWhで  8,793円 1kWhの 単 価、約18.51円

今年  5月、買電、 
533(167,366)kWhで  9,603円 1kWhの 単 価、約18.02円

去年  6月、買 電、 370(146、224)kWhで  7,545円 1kWh の単 価、約20.39円
 
今年  6月、買電、  395(153,242)kWhで 7,690円  1kWhの 単 価、約17.46円
 


   さて、売電は


去年  5月、売電、708kWhで25,680円  1kWh単価、約 48.00円
  
今年  5月、売電、700kWhで26,160円  1kWh単価、約48.00円



去年  6月、売電、431kWhで20,688円  1kWh単価、約 48.00 円
 
今年  6月、売電、416kWhで18,968円  1kWh単価、約48.00 円


   去年6月、▲13,143円の支払。今年の支払▲12,278円と865円の浪費となりました。今 月で、丁度10年が終わりました。
  発電量は、去年の8月と今年の4月の記録的な日照時間の減少で発電所開設以来の最悪の年になりました。ところ が、心配していたのと逆に年間の支払料が減っていたことです。
  これは、去年の8月の日照時間の少なさによる冷夏のお蔭で9月の支払料金が大幅に減ったことが原因のようです。
  去年の冷夏は、過ごし易さもあったし、支払料金でも有難かったと言うことになります。

  
早明浦ダムは、 意外なことに96.7%と少し減っています。特に空梅雨でもなさそうなので、誤差の内じゃないでしょうか。

   設置前年年間電気代   207,928円
    1年目の年間電気代    31,518円

   2年目               7,012円

  3年目              ▲2,689円

  4年目              ▲5,499円

  5年目             ▲74,717円

  6年目            ▲116,383円

  7年目             ▲90,784円

  8年目             ▲83,581円

   9年目             ▲37,314円

  10年目             ▲47,607円

  参考:使 用料金表

  

  さて、今年の発電量はどうなるでしょう。こうなると、農家の方など冷 夏の影響する業種の方達には顰蹙を買いそうですが、やはり、今年も冷夏を期待したくなります。      

さて来月は!

みんなにうつしてやる!

2015年06月21日 | 韓国

  MERS騒動もそろそろ収まる頃じゃないかと 思って、第 362回の「日本の守りのゆるさ」で取り上げましたが、甘かったのかもしれません。
  収まったら、時系列でどんなことが起こっていたかを書こうと記事を集めていたのですが、どうも収まりそうもないので 取り上げておきます。
  まずは、日本人では考えられないような韓国人の行動です。  

  時事ドットコムより  2015/06 /14

  ス ロバキアでMERS発症か=韓国人男性、病院で隔離

  【ブラチスラバAFP=時事】中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに感染した恐れのある韓国人男性(38) が、訪問先のスロバキアで体調を崩して入院した。病院関係者が13日、AFP通信に明らかにした。
  この男性は、スロバキア北部ジリナに拠点を置く起亜自動車の下請け企業で働いており、3日にスロバキアへ入国。下痢 や発熱などの症状を訴え、ブラチスラバの大学病院に搬送された。
  スロバキア保健省の報道担当官によると、男性は警察に付き添われて救急車で運ばれ、他の患者と接触しないよう隔離さ れた。ジリナの保健当局者は、男性が滞在していたホテルでも感染防止措置を講じたと説明している。

  この人は本人も全く自覚が無いようなので一概に責める訳には行かないかもしれませんが、もしかしたら、嘘をついてい ると言う可能性も捨てきれません。

  こちらはチェコだそうです。それもチェコ人が韓国旅行で感染した疑いだそうです。いよいよ、危なくなってきました。

   47NEWSより  2015/06 /17

  チェ コでMERS疑い、男性入院 韓国旅行から帰国

 【ウィーン共同】チェコのネメチェク保健相は16日、中東呼吸器症候群(MERS)に感染した疑いのあるチェコ人男性 (25)が同日、プラハの病院に入院したことを明らかにした。チェコ通信が伝えた。

 男性は韓国のほぼ全土を観光旅行し、5月30日に帰国。6月14日に風邪の症状を示し、16日に熱が高くなった。韓国 では患者のいる医療施設は訪れていないという。   【共同通信】
  
  こちらは、正真正銘の患者の恐るべき行動です。流石に、これは日本人では考えられないでしょう。

   FOCUS-ASIA.COM    6月15日(月)

   「み んなにうつしてやる!」MERS患者が隔離部屋から“脱走”する騒動、韓国ネットは「これが韓国の国民性」「不安で 何もできない」

   韓国・聯合ニュースは15日、中東呼吸器症候群(MERS)の疑いで隔離された男性(42歳)が、検査結果を待つ間に、病院を“脱走”する騒ぎを起こした と報じた。

   15日、江南区保健所によると、この男性は5月27日に父親の定期検診の付き添いで、サムスンソウル病院を訪れた際、救急室のトイレを利用してMERSに 感染したと見られる。男性は5月9日から発熱、めまい、咳、痰などの症状があったが、12日午後になってやっと江南区保 健所に問い合わせた。保健所関係者 が、救急車を出動させたが、男性はその15分を待たず、江南区の別の病院を訪れたという。その病院では、外部の診療室に 隔離し、MERS検査を行なった が、男性は「私がMERSにかかったなら、みんなにうつしてやる」と騒ぎを起こし、検査結果を待たずに、ラッチ錠を壊し て病院から“脱走”し、タクシーで 自宅に帰った。第一次検査の結果は、陽性判定だった。

   13日、江南区保健所は、この男性をソウル医療院の隔離病棟に移送し、MERSと確定した。

   保健所関係者は、「男性がタクシーから降りた場所は、監視カメラの映像で確認し、位置追跡情報を要請し、動線を把握している。MERS症状が出てから職場 には行っていないと話しているが、それも確認中」と述べたという。

   この記事に対し、韓国のネットユーザーからは様々な意見が寄せられている。

   「病院で働いているが、こういう患者がたくさんいる」

   「本当に悪い奴。他人にうつしてやるとは根性が悪い」

   「42歳なのに、分別がない」

   「政府の対応もうまくなかったが、国民個人が法や秩序を無視するから、MERSの拡散を止められなかった。韓国の市民意識は大きな問題」

   「テロ犯として裁け」

   「これが韓国の国民性。外国でアグリーコリアンと呼ばれるのも理解ができる」

   「病院に武装警察を配置すべき。治療を受けに行ったのに、こういう乱暴者がいたら、患者も医療陣も不安で何もできない」

   「病院で勤務しているが、こういう人が多くて、日々、殺人の恐怖を感じながら働いている」

   「先進国への道はまだまだ遠い。『一緒に生きよう』ではなく、『一緒に死のう』なんて・・・」

   「韓国に暮らしているとこういう人がたくさんいるのに、まだ国が崩壊していないことが奇跡のように思える」

   「やるなら、国会に行ってやってくれ」

   (編集 MJ)

  これも、妙な話です。日本人で隔離対象だった人が、勝手に帰国したそうです。本当でしょうか。日本人がこんなことを するでしょうか。何か裏がありそうな気がします。一番考えられるのは、帰化人と言うことでしょう。それとも、韓国のウイ ルステロでしょうか。
  とは言いながら、劣化した日本人だけに絶対にないとは言えないところもあります。

  産経ニュースより   2015.6.15

  MERS 隔離対象の日本人が帰国 検査は陰性 WHOきょう緊急委

  韓国保健福祉省の権●(=俊のにんべんを土に)郁公共保健政策官は15日、記者会見で、中東呼吸器症候群 (MERS)の自宅隔離対象者に、これまで外 国籍の人が20~30人おり、その中に日本人が含まれると明らかにした。症状がある人はなく、全員がウイルス検査で陰性 という。日韓関係筋によると、自宅 隔離対象の日本人は2人で、いずれも15日までに日本へ帰国していた。 しかし、韓国政府は隔離対象者には出国禁止措置 をとっており、2人がなぜ日本へ出 国できたのか不明。隔離対象者との通告を受ける前に2人が出国した可能性もある。日本政府が2人の経過を観察している。  韓国での15日までの感染者は計 150人。14日に男性2人が死亡し、死者は16人になった。

  世界保健機関(WHO)は感染終息の兆しが見えないことを受け、専門家による緊急委員会を16日に開き、対応を検討 する。 (共同)

  とここまでは、患者に関する話題ですが、もっと、信じられないのが、韓国政府の動きです。こんな国家存亡の危機の時 に、何と韓国の外相が、世界遺産反対の強力要請に世界を飛び回っているようです。
  一体、何を考えているのでしょう。この外相が患者だったら笑えるのですが。流石にそれはないでしょうね。

  尤も、これも、サーッカーをやりに行った日本の議員さん達も同じ程度なのかもしれません。韓国のタレントのコンサー トに行くおばちゃん連中と同じ程度の危機感の無さに驚くしかありません。

  国内でこれ程の大問題が起きていると言うのに、その菌を持っている可能性もある外相が世界を回って、日本の世界遺産 反対の協力要請をお願いしているようです。何とも、恐ろしい国ですね。滅びるなら、日本を道連れとでも考えているので しょうか。

  NHKニュー スより   6月13日 

   韓 国外相 世界遺産反対でドイツに協力要請

  韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相は、現在世界遺産委員会の議長国を務めるドイツのシュタインマイヤー外相と会談 し、日本が世界遺産への登録を目指している「明治日本の産業革命遺産」について、反対の姿勢を示して協力を求めました。

   韓国のユン・ビョンセ外相は、12日、ベルリンでドイツのシュタインマイヤー外相と会談しました。
韓国外務省によりますと、ユン外相は、会談の中で、ユネスコの諮問機関・イコモスが世界遺産への登録がふさわしいと勧告 した「明治日本の産業革命遺産」に ついて、戦時中に朝鮮半島の人々が強制徴用された施設が含まれているとして登録に反対する姿勢を改めて示し、現在世界遺 産委員会の議長国を務めるドイツの 協力を求めました。

  これに対してシュタインマイヤー外相は、「韓国の立場はよく分かっており、世界遺産条約の精神に合う方向で日韓の合 意が導き出されることを期待する」と述べたということです。
ユン外相は、このあと、世界遺産委員会の委員国であるクロアチアも訪問し、同様の働きかけを行うことにしています。

  韓国では、国会議員も3つの代表団をつくって世界遺産委員会の委員国であるペルーやコロンビア、カザフスタン、クロ アチアなどを訪問して反対の姿勢を訴えることにしています。
「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録を巡っては、日韓両政府がこれまでに2回協議を行い、外交筋によります と、韓国側は妥協案として強制徴用の歴史を反映させるべきだと主張したということです。
これに対して、日本側は「政治的な判断を持ち込むべきではない」として応じず、立場の隔たりは埋まっていません。 

  産経ニュースより    2015.6.14

  【世 界遺産問題】 クロアチアに韓国外相が支持要請 登録阻止へ14日には米訪問
 
   クロアチアを訪問した韓国の尹炳世外相は現地時間の13日、首都ザグレブでプシッチ第1副首相兼外務・ 欧州問題相と会談した。クロアチア は国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の副議長国で、尹氏は「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に反 対している韓国の立場への支持を要 請した。

  韓国外務省が発表した。尹氏は直前に同委員会の議長国のドイツも訪れ、同様の要請を行っている。

  韓国外務省によるとプシッチ氏は「(韓国と)よく似た歴史的経験を持つクロアチアとして韓国の立場を十分理解し共感 する」と述べる一方、世界遺産条約の精神と趣旨に合致した方向で日韓の合意が図られることを期待すると表明した。

  韓国外相のクロアチア訪問は1992年の国交樹立後初。尹氏は14日には米ニューヨークで世界遺産委員会メンバーの マレーシアの外相とも会談する予定。(共同)


  WoW!Koreaより   6月15日(月)

  韓 国外相、世界遺産登録問題でマレーシアにも協力を要請

   韓国のユン外相は15日、朝鮮人が強制徴用された施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に関して、マレーシアに韓国政府の立場を支持し て欲しいと要請した。(提供:news1)

   韓国のユン・ビョンセ外相は15日、朝鮮人が強制徴用された施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」 の世界遺産登録に関して、世界遺産委員会の委員国であるマレーシアに韓国政府の立場を支持して欲しいと要請した。

   韓国外交部はこの日、ユン外相が米・ニューヨークで、マレーシアのアニファ・アマン外相と韓国・マレー シア外相会談をもち、「両国関係の 主要な関心事」、「日本の世界遺産登録問題」、「北朝鮮の核など朝鮮半島情勢」、「ASEAN及び国連安全保障理事会で 両国間の協力」などについて議論し たと明らかにした。

   ユン外相はこの場で、今月28日に開かれる第39回世界遺産委員会の会議で議論される今回の登録問題に 関して、大多数の委員国を含めた国際社会の雰囲気及び韓国政府の基本立場を詳しく説明したという。

   今回の会談は、今月11日に海外へと出発したユン外相がドイツ、クロアチアに続き3回目となる。この3 カ国は全て世界遺産委員会の委員国である。

   したがって、ユン外相の連続する外相会談は、世界遺産委員会を控えた韓国政府が大詰めの外交総力戦に出 たと見られている。

   世界遺産登録候補となっている施設に対する世界文化遺産登録について日韓の協議が至らない場合は表決に よって決定する。世界遺産委員会の21カ国の委員国のうち、棄権を除く有効投票数3分の2以上の賛成があったときに可決 される。

 Copyrights(C) News1 wowkorea.jp

  こうなると、いっそのこと、世界遺産の登録が認められない結果になった方が面白そうです。それで、嫌韓感情は一気に 高まるでしょう。
  いよいよ、国交断絶ですね。

  と思ったら、日本に来るそうです。凄いですね、これだけ日本の足を引っ張りながら、どんな顔してくるのでしょう。そ の厚顔無恥振りには心底腹が立ちま すね。日本も良く受け入れるものです。岸田外相が満面の笑顔で迎えるのでしょうか。それは、世界に対する演技であって、 まさか、本心じゃないでしょうね。

  朝日新 聞デジタルより   2015年6月17日

  ア ジア・太平洋韓国外相、就任後初の訪日へ 21日に岸田外相と会談

  韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相が、2013年の就任後初めての日本訪問を決めたことが16日わかった。複数の日 韓関係筋が明らかにした。21日に岸田文雄外相と会談し、22日に東京で韓国大使館が開く日韓国交正常化50周年の記念 行事に出席する。

  日韓外相会談は今年3月にソウルで行われて以来、3カ月ぶり。尹氏の訪日をめぐっては11日に東京で行われた日韓外 務省局長協議などで検討が続いてい た。両政府は早ければ17日にも尹氏の訪日を発表。尹氏の詳細な日程や外相会談の議題などに加え、安倍晋三首相への表敬 訪問も調整する。

  韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は13年2月の就任後、一度も安倍首相との二国間の首脳会談を行っていない。こうし た中、関係改善を求める米国の要請 や韓国内の世論を踏まえ、訪日を決めたとみられる。外相会談では慰安婦問題や、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺 産への登録などについて話し合う見 通しだ。(ソウル=東岡徹、貝瀬秋彦)


米国のアジア政策見直し

2015年06月21日 | アメリカ

  田中角栄さんが中国に目が眩んで台湾を切ったのが日本の最大の間違いだったのじゃないでしょうか。中国と付き合わずに放って於けば今のような危機は起こってないのじゃないでしょうか。と言っても、それをあの時点で見抜ける人はきっといなかったのでしょう。

  しかしながら、今なら、中国と国交断絶して、もう一度台湾と国交回復する方が良いと考える人も多いのじゃないでしょうか。
  どうやら、世界の流れと言うか、アメリカもやっと気が付いてきたようです。この機会に、日本とアメリカが中国から手を引いて経済制裁を行えば中国の崩壊は間違いないでしょう。それこそが、世界平和への一番の近道でしょう。

  何時もの頂門の一針にAndy Changさんがアメリカの見直しを詳しく書いてくれています。

  頂門の一針3690号  2015・6・14(日)より

  …略

  米国のアジア政策見直し(2)

        Andy Chang

  米国のアジア政策見直しとはアメリカが中国に強い態度を取るようになったこと、同時に日本重視、台湾重視と南シナ海への介入である。特に台湾問題でこれまでの態度を変えたのは良いことだ。

  過去2か月の間に起きた台湾関連のニュースを拾ってみると米国の台湾に対する変化がわかる。(1)朱立倫の訪中と台湾民間の強烈な反対、(2)中台関 係が中国拒否になった、(3)米国在台協会(AIT)主席・薄瑞光(Raymond Burghardt)の台湾訪問、(4)蔡英文・民進党党首の訪米で米国側の破格な歓待、(5)オバマの「アメリカは南シナ海の領有権を持っていない」発 言。

  これらの台湾で起きた一連の事件に前の記事(No.544)で書いた、シャングリラ・ダイアローグとG7首脳合同発表を合わせれば米国のアジア政策見直しが見えてくる。

  ●過去2か月に台湾で起きたこと

  5月4日、国民党の党首で新北市長でもある朱立倫は中国を訪問して習近平と会見したが、この会見で習近平が「92年共識(中国は一つというコンセンサ ス)」が中国と台湾双方の平和の基礎であると強調したのに対し、朱立倫はコンセンサスを認めると言わず、代わりに「両岸同属一中(台湾と中国は同じく中国 に属する)」と述べた。
台湾は中国の領土であると発言したにも等しい。

  これが報道されると台湾人民は激しく反撥し、朱立倫は台湾を売ったと批判された。朱立倫は「一つの中国とは中華民国のことだ」と弁解して嘲笑を買っ た。朱立倫の人望はガタ落ちとなり、国民党の三大政治人物から脱落した。中国の恫喝は人民の反感を強め、台湾では反中国と反外省人の声が高くなり、国民党 は次の選挙で大敗するかもしれない。

  5月10日にRaymond Burghardt(薄瑞光)米国在台協会主席が慌てて台湾に飛んできて馬英九と会談した。国民党党首が中国を訪問して習近平と会談をしたらアメリカは中 国と中華民国にどんな(公開、非公開の)約束があったのか知りたがるのは当然である。だが彼はこの訪問で国民党側の公式説明を聞くだけでなく、台湾人民の 総意が[NO CHINA]になったことを確認したと言える。

  国民党は総統選挙に候補者を出せないでもたもたしている。中国政策も反対が強烈だから、Raymond Burghardtはこの時点で「国民党に見切りをつけた」のではないか。2012年の総統選挙にDouglas Paalを派遣して馬英九を支持した時とは大違いである。

  Raymond Burghardtのもう一つの任務は、月末に米国を訪問する予定の民進党の党首・蔡英文とスケジュールの打合せだった。蔡英文のほかにも民間の有名人物に会ったと言われている。

  ●蔡英文の米国訪問

  5月末から12日間の米国訪問に出発した蔡英文は、6月2日ワシントンで公式訪問を始め、参議院の軍事委員会主席John McCain、民主党議員のJack ReedとDan Sullivan などと会見した。蔡英文はこの後すぐAIT主任Raymond Burghardtの案内で米国貿易代表と会談した。

  続いて3日にはホワイトハウスで米国国家安全会議を訪問し、4日には国務省でアントニー・ブリンケン国務副長官らと面会した。近年における台湾の総統 候補者として、最も高いレベルの礼遇を受けた。このほか蔡英文は3日にアメリカのシンクタンクCSISにおいてKurt Campbellの主催で台湾問題について講演をした。

  アメリカが1978年に中華民国と断交して以来、台湾の政治家がワシントンを訪問しても国会やホワイトハウスに招待されたことはなかった。蔡英文は野 党の党首で総統選挙の候補者が、今回のワシントン訪問で破格な待遇を受けたのである。つまり米国は国民党に見切りをつけた、少なくとも来年は民進党が政権 を取るだろうと予測したのだ。これは重要な政策変更である。

  ●オバマの「南シナ海の領土主権否定」

  6月1日、オバマ大統領はホワイトハウスでASEAN諸国の青年代表らと会見した際に、南シナ海における中国の勝手な岩礁埋め立てについて「もしも中 国の主張が合法なら諸国はこれを認める。しかし肘で他人を押し退けるような行為で合法性を主張することはできない」と発言して中国の強引な領土主張を退け た。

  その次にオバマは「アメリカは領土争議の片方ではなく、南シナ海の領土主権も持たない。しかしアジア太平洋の一国として、国際間の意見の相違は国際標準に従い、外交手段で平和に解決すべきで、これはアメリカにも利害関係のあることである」と述べた。

  オバマは「アメリカは南シナ海(そして台湾澎湖)の領土主権を持たない」という非常に重要な発言をしたのである。日本はサンフランシスコ平和条約 (SFPT)の第2条bで台湾澎湖の主権を放棄したが、同時に第2条fで新南群島(パラセルとスプラトリー群島)の主権も放棄した。しかし日本が放棄した 領土の主権は明らかにされなかった。

  放棄された領土の主権が明確でないため、台湾の台湾民政府(TCG)と米国台湾政府(USTG)のグループは、SFPT第23条に主要占領国アメリカと書いてあるからアメリカは台湾の占領権を持つ」と勝手に解釈して宣伝(主張)していた。

  アメリカが領土主権を明確にしなかったから根拠のない主張ができのである。だがオバマは「米国は南シナ海(そして台湾澎湖)の占領権を持っていない」 と発言した。つまり「台湾民政府(TCG)と米国台湾政府(USTG)の主張には根拠がない」ことが明らかになったのである。

  ●「現状維持」とは緩やかな変遷

  これまで米国のアジア政策は「現状維持」だけだった。つまり中国とイザコザを起こしたくないから、横暴な中国の領土拡張や武力恫喝に対し日本、台湾、東南亜諸国に我慢を要求してきたのである。米国のアジア政策見直しとは「我慢にも限度がある」ということだ。

  米国が台湾の國民黨を支持してきた理由は、国民党は台湾独立をしない、民進党が独立主張をすれば中国が武力で恫喝する、だから米国は民進党を支持せず 「現状維持」を押し付けてきたのだ。それが今回の蔡英文の訪米で米国の態度がガラリと変わった、国民党を見切り、民進党支持に回ったのだ。

  米国は民進党が政権を取っても独立宣言はしないとわかった。それより國民黨の統一路線と中国の南シナ海の領土拡張のほうが危険で中国の台湾併呑はアジ アで戦争が起きる。中国の急激な侵略を防ぎ、東南アジア諸国と連携して現状の緩やかな変遷で中国を抑え込む、これが米国のアジア政策見直しの要点である。  (在米台湾人地球物理学者)

  日本と台湾ががっちりと組み、台湾から国民党を排除して、もう2度と中国が太平洋へ出ようなんて気が起きないように蓋をしてしまいましょう。尤も、その前に中国が崩壊してしまえばそんな恐れは無くなります。