団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

支配権確立 願望の戦略

2014年04月05日 | 靖国参拝

  中・韓が靖国参拝や南京虐殺・慰安婦問題で日 本を責めたてるのは、国内問題の空気抜きとして利用したり、日本からの援助金が欲しかったりが本当の理由で、もし、これ らの問題が解決しても、次の道具を探して攻めてくるだろうと多くの日本人は分かっているはずです。
  ところが、やはり、日本人の人の好さで、どうしてもきつく反論できない。しかし、ここまで来たら、もうそんなことを 言ってる場合じゃないというのが、今の日本人の大半の気持ちじゃないでしょうか。
  これを、世界の人達に分かってもらうのは大変でしょうが、分かってくれている人もいるようです。
  産経新聞の古森義久さんが書いてくれています。

   ス テージ風発より  2014.03.29

   ア メリカも中国も日本の首相の靖国参拝非難を止めよ

  …略

   その一人がペンシルベニア大学の名誉教授アーサー・ウォルドロン氏でした。

   同氏は中国研究の大御所です。

   そのウォルドロン教授の当時の見解をここで紹介します。

  再燃する靖国論議への資料として、です。


  以下が同教授の談話です。  
                               
    日中両国間のいわゆる靖国問題について私はまず個人的な家庭環境などからの心情を述べたが、長年、中国について研究し、日本をも考察してきた学者として の分析を説明したい。

    中国は日本に対し優位に立ち、日本の行動を管理できるような、一種の支配権を確立することを一貫して求めてきた。日 本がとる行動、とろうとする言動のうち中国側が好ましくないとみなす部分に対し拒否権を行使できる実質上の権利を保持し たいということである。

    日本の政治指導者の靖国神社参拝に対し中国が反対を表明するのは、実はこの支配権確立への願望の一手段なのだ。

    つ まり中国が自らの欲するままに日本を動かせるようにするという目的にとって靖国問題というのはきわめて有用で都合のよい手段なのである。だからもし靖国問 題が存在しなくても、あるいはたとえ解消されたとしても、中国側は日本に対する優位性を保つためになにか別の問題を探し 出し、非難の材料に使ってくるだろ う。

    日本側の政治指導者が一定の行動をとろうと欲しながらも、中国 からの反応を恐れて、その行動をとらないようになってしまう、という状態が保たれることを中国側は求めるのだ。

    日 本の国民が以上の点を誤解してしまうことを私は非常に恐れる。すでに日本側の考察者の多くが混乱した認識を抱いているよう だ。靖国神社に対する中国の抗議をそのまま受けいれて、戦没者追悼のための新しい神社を設けるとか、国立墓地などの新し い 施設を建てれば、いわゆる靖国問題は消えてなくなり、中国側の抗議もなくなってしまうと考えるほど、むなしいことはない。

    これほど間違った認識はない。日中関係が緊迫し、悪化する真の原因は靖国問題ではないからだ。

    日本の首相が将来の靖国参拝をやめると言明してみても、中国は「それでは閣僚が靖国に参拝してはならない。国会議員 も参拝すべきではない」というような要求 をぶつけてくるだろうし、靖国と無関係の尖閣諸島の領有権の放棄とか、東シナ海でのエネルギー資源の権利の放棄とか、新たな要求や抗議を打ち出してくるだ ろう。

    だから日本としては主権や独立、行動の自由を保ちたいと願うのならば、靖国問題で中国の命ずるとおりにはならず、自 国独自の判断と決定を保たねばならない。

    繰り返すが、日中間でいま緊迫を引き起こしているようにみえる問題の核心は靖国参拝などではまったくない。事の核心 は日本に対し覇権を確立したいという中国の野望なのだ。

    この点の中国の意図を私は先に日本指導層への懲戒あるいは調教だと表現したが、まさに小さな子供やペットの動物に厳 しいしつけをして、なにかを教えこむことに似ている。

    例えは適切でないが、自分の家のイヌが客間のソファに上がってしかたがないのをやめさせようとする。ソファに上がる たびに、イヌをたたいて、それがよくないことだと教えこむ。ソファに上がらなくなるまで、その仕置きを繰り返す。まさに 調教なのだ。

    現実に中国政府は自分たちが好まない行動をとる外国の機関や人間に対しては個人のレベルにまで激しい圧力をかけ、自 分たちに従順にさせるという慣行を一貫して続けてきた。

    その中国政府の日本の首相の靖国参拝に対する態度の理不尽さは、もし小泉首相が胡錦濤主席に「あなたは天安門に安置 された毛沢東氏の遺体に定期的に弔 意を表 しにいくが、毛氏は旧日本軍が殺したよりもずっと数多くの中国人を殺したから、弔意の表明はその殺戮(さつりく)を正当化することになる」と告げた場合に 予想される中国側の反応を想像すれば、よくわかるだろう。中国側はそんな通告は一蹴(いっしゅう)し、爆発的な怒りさえ 示すだろう。

    中国政府が過去に日本の首相の靖国参拝をまったく問題にしない時代があった。日本の侵略さえ非難しない場合もあった のだ。毛沢東氏が田中角栄氏と会ったと き、田中氏が日本軍の中国での侵略や残虐行為への謝罪を表明しようとすると、毛氏が「日本軍が中国で戦わなかったら、私は政権を握ることはできなかった」 と、たしなめたという話は広く知られている。

    中国が日本との関係を改善したいと思えば、靖国参拝への非難をやめればよいのだ。改善したくないから非難をやめない のだろう。

    中国が対日関係を改善したいと思わない限り、日本側が靖国問題でいくら譲歩しても、また新たな難題を突きつけられる だけなのである。(談)

  要するに戦略としての非難である以上、どんなに譲歩しても解決することはないということです。アメリカでもここまで 分かってくれている人がいるんですね。こうした人が一人でも増えてくれるように国家を上げて世界に広報する必要があるの に、第 325の 「今度は国際情報検討委だって」のようなアリバイ工作の掛 け声ばかりで一向に動き出さないのにイライラします。
  それ以上に、中・韓が何を言ってきても知らんぷりで相手にしないのが一番でしょうね。そこで、腰が引けるから付け込 まれるのですから。
  その為には、アメリカとの付き合いも考え直す必要があるでしょう。アメリカの圧力に屈した今回の日米韓の首脳会議の ようなことが2度とないような強い心で臨んでほしいですね。

 もうそれしかないでしょう!

★益々情けない自民党

2014年04月05日 | 政治の崩壊

  第 5291回の「国の名誉より保身が 大事」で河野談話見直しに反対する自民党議員の情けなさにがっかりしたと書きました。そうした所為もあるのか、やはり集まりは悪かったようですね。
   メールが駄目なのも集まらない原因とは思ってましたが、メールが駄目なはっきりとした理由が分借りませんでした。
   ところが、くっくりさんが書いてくれたWiLL 2014年5月号の杉田水脈さんの記事にその理由がありました。「請 願法」なんてメールなんてなかった昭和二十二年三月十三日付けの私より古い法律があって、無効になるようで す。
  いつまで、時代に合わない法律を放ったらかしにしているんでしょうか。政治家って本当に仕事してないですね。 

  第 319回の「いったいどういう了簡か」でも書いた自民党の見直し反対についても、酷い話を書いています。       

     ぼやきくっくりよ り  2014.03.29

  河 野談話見直し署名、締切までわずか!

  …略

    杉田水脈 地方議会の「慰安婦意見書」を阻止せよ より

   【河野談話がある限り、たとえ海外で声を挙げても「日本政府が慰安婦の強制連行を認めている」と言われてしまう。つま り、河野談話が反日の格好の情報発信 源になってしまっているのです。外務省も河野談話がある限り、なかなか動けないのが現状でしょう。だからこそ、河野談話 の見直しをしていかなければならな いのです。
  署名は2万筆を超えました(3月11日現在)。これを10万筆集めるのが当面の目標です。署名方法に関し ても、現時点では署名用紙をダウン ロードして郵送もしくはFAXでお送りいただくようになっているのですが、国民の皆様からはなぜネット署名ができないの だというご意見をいただくことがあ ります。
  これはあまり知られていないことなのですが、日本の請 願法では直筆以外の請願は正式に受理されないことになっているのです。したがって、 FAXやネット署名は正式には認められません。もしコピーやパソコンで打ったものであれば、本人の印鑑が必要になる。そ うして初めて請願法に則った形とし て国に提出できるのです。
  今回はなによりもまず、河野談話の見直しを求めている国民の声がいかに多いか、その数を示したいという考 えからFAXでも受け付けるようにしたという経緯があります。今後はネット署名ができるようなシステムを整えていくこと も当然、考えなければなりません】

   【これは、自民党議員をよく知る友人から聞いた話なのですが、ある自民党議員をよく知る友人から聞いた話なのですが、ある自民党議員が「杉田は自民党の幹 事長を務めた人物に対して、何を失礼なことを言っているんだ。これ以上、河野談話の見直しを杉田が求めるならあいつを潰 す」と言っていたそう です。なので「杉田さん、気をつけたほうがいいよ」と忠告されたのですが、まだそういうことがあるのかなと残念に思いま した。
  よく「恐い目に遭いませんか」「夜道、気を付けて下さい」と言われるのですが、事務所には抗議や苦情の電 話は一切ありません。それどころ か、「頑張ってください」「応援しています」といった激励のお電話やお便り、さらには「選挙区が違うから投票ができない ので、献金を」と言って下さる方が 大勢いらっしゃいます】

   【「従軍慰安婦」問題に限らず、私が非常に問題だと思うのは、日本のなかに反日勢力が存在しているということです。発言力の大きなマスコミの なかにも、残念ながら国会議員のなかにも存在します。日本のなかに反日勢力がいるということを、もっと多くの国民に知っ ていただきたい。
  いくら真実を発信しても、日本のなかにいる反日が中国や韓国の言っていることを本当だと言えば、その他の 外国から見れば「日本人が自分でそ う言っているんだから正しいだろう」ということになってしまう。河野談話や地方議会での意見書採択が、その典型的な例で す】…以下略

   「杉田は自民党の幹事長を務めた人物に対して、何を失礼なことを言っているんだ。これ以上、河野談話の見直しを杉田が求 めるならあいつを潰す」って本当にこんなことを言ってる議員がいるのでしょうか。
  河野洋平の名誉と日本の名誉とどちらが大事なのかも判断できないような人間が議員をやってるなんて、余りにも情けな いですね。本当に、何の為に政治家になったのでしょうか。食う為でしょうね。

  それにしても、第 289回の「出でよ日本派の政治家」の田母神さんの言う日本派の政治家の何と少ないことか。それどころか、 日本にしかいないという反日政治家や左翼がなんと多いことか。
  そりゃ、日本人が世界中で日本の悪口を言ってたら、外国人は誰だって本当だろうと思うでしょうね。この左翼勢力を一 網打尽するのはやはり、第324の 「余命3年時事日記だけが希望」の 驚くべき安倍さんの戦略に期待するしかないのでしょうか。