【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

有機野菜宅配の全国有機農法連絡会の農業、イベント、生産者のレポート、直営農場の様子など

九州の生産者は無事、長雨はじわじわとダメージ与える。

2020年07月20日 | その他

 

根雪のないはじめての暖冬からはじまり、違和感を感じながら迎えた春。桜の開花は早かったものの花冷えがあり、さくらんぼの開花は例年並みに。5月は、雨が少なく干ばつに。後半には低温期があり、6月に入り回復したかと思うと中旬以降は曇天が続き、下旬からは雨続き。越冬して収穫を迎える春の作物の収穫は早く終わる、遅くなるの二つに分かれ、花をつけて実のなる夏野菜はぐづつき、予定していた収量が確保できない日が続いています。
 6月に収穫される関東のじゃがいも、人参などの根菜類は生育が遅れ、家庭内需要が増すなか、九州産の根菜類の引き合いが一気に高まり、価格は一気に例年の200%以上になり、ようやく収穫できた関東産の人参、じゃがいもはやはり減収で、あっという間に市場からなくなりました。全有連生産者だけでは足りず、不足は生産者ネットワークを辿り、ぎりぎりの供給をしております。またこの豪雨長雨によりこれから収穫される東北産の根菜類の収量減も心配しています。ご希望品の欠品や代品が多くみなさまにはご迷惑をお掛けしております。
 こんな状況化で九州南部に記録的な豪雨が。多くの命を奪い、平穏な生活、人生を一変させる激甚災害がまた起きてしまいました。各地の被害状況は、「わずか40㎞先はひどいが、島原のほうは大丈夫。畑のほうも大丈夫。」(長崎がんこ村馬渡さん)「私たちのところは家も畑も大丈夫です。生活も支障ありません」(熊本県宇城市のミニトマト生産者尾崎さん)、河内晩柑や最後まで人参を出荷してくれた熊本県上天草市の大矢野有機農産物供給センターさんのところは「事務所周辺は大雨くらいで、今のところ圃場も被害にあっていないようです。ご心配ありがとうございます。」、、、今回は運よく大被害を間逃れた九州の生産者でした。
 排水作業に追われている長野のらくら農場さん、生育の遅れが著しい茨城の坂下農園さん、山形、東北など全国各地の生産者は雨のなか日々対策を行いつつ収穫にあたっています。もうしばらくの辛抱です。

 

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