朝の陽に照らされ、時折りちらちらと舞う雪が幻想的な一月半ば、昼近くの五十嵐さんの直売所は家族連れや野菜を搬入する生産者で賑わっていました。「むぎわらぼうし」と建物正面に大きく描かれた店の名前が五十嵐さんの夢をあらわして躍動しています。昨年の9月オープンから四カ月、地元にも溶け込んでお得意さんも増えているようです。
店の前に自慢の手づくりまんじゅうのポップアートが客を呼び込みます。
「こんにちは」と入っていくと、奥さんがひまわりのような笑顔で迎えてくれました。
作ることから販売迄を生産者が手がける六次産業の実現はかねてからの二人の夢でもありました。自然と一体となっていのちを育てる農業のやりがいと、作物を加工することによって付加価値をつけ、地域の人たちに穫れたて野菜を供給する。さらに働く場の限られている障害者の雇用の場にもしたいと夢はふくらみました。
夢をただ夢に終わらせないところが五十嵐さんの実行力、自治体を説得し、仲間の応援も得て夢は実現しました。
店の奥には事務室兼作業室、加工所も設けられていて、トマトジュースや野菜まんじゅうなど早くもヒット商品が生まれています。
店は週末3日間の営業ですが五十嵐さんの次なる夢は「遊びと食の森」アグリワンダーランド構想に向かっています。
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