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全有連のお米は産地分散・適地適作で安定供給

2018年10月15日 | お米の生産者

 東北では9月下旬から稲刈りがはじまり、10月中旬に稲刈りを終え、乾燥、籾摺り、調整し、30㎏ずつに袋詰めして、ようやく出荷がはじまります。

 全有連のある天童からトラックで国道13号を北進し1時間ほどで起点となる新庄を通過。そのまま直進し1時間30分ほどで秋田県雄勝郡の米山さん、新庄から国道47号で東進し1時間30分で宮城県登米市の佐藤長幸さん、新庄から国道47号を西進し1時間で酒田の堀さんのところへ到着します。トラックいっぱいに詰め込んでの往復が続きます。峠がだんだんと紅葉に染まり霜が降りるころには、全有連の倉庫に一年分の米が収まります。

 今年の天候は非常に厳しいものとなりました。田植え後の5月中旬には、夏日、真夏日が続き、夏に入ると「平成30年7月豪雨」と命名された豪雨が西日本にあったものの東北は猛暑に干ばつ。9月には台風がつぎつぎと日本列島を通過。幸い全有連提携の産地には大きな被害もなく、こまやかな水管理や肥培管理により、減収ながらも質のよい米が取れました。温寒どちらに傾くかわらかない異常気象が続くなか、全有連では、産地を分散することに加えて、各産地、各圃場に相性のよい品種を作付する適地適作を進めて安定供給の体制をとっています。

 手の平にのせた米は、飴色に輝き、米面(こめづら)がよく、粒張りも十分。なんといっても今年の米は、猛暑に耐え、台風に耐えて、見事に稔った米。いつも以上に私たちに力を与えてくれるはずです。また一年、どうぞよろしくお願いします。


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