【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

有機野菜宅配の全国有機農法連絡会の農業、イベント、生産者のレポート、直営農場の様子など

猛暑を乗り越えて 各地の有機米生産者

2019年08月12日 | お米の生産者

 暑い暑い。お米が稔る登熟期間の気温のレッドゾーンは、最高気温34度以上、最低気温24度以上を越えた日が続きました。先週は台風10号の通過後のフェーン現象によって、日本海側の福井、新潟や新潟の県境の山形は40度超え。昨年は、この台風後の高温によって、稲穂が焼けてしまう「白穂」が多発しました。今週はレッドゾーンも下回り、登熟を続けてくれています。
 全有連稲作連合会では、安定供給を目的に、気象のリスクを避けるべく産地を分散しています。宮城の登米市には佐藤さん、秋田の羽後町には米山さん。ここはレッドゾーンなく順調に生育。山形は秋田との県境にある酒田市の堀さんと斎藤さん「(台風通過後)かなり暑くなったけどの、地震があった鶴岡などあっちみたいには気温があがっていない。(干ばつの昨年と違い)今年は水があるから水を入れて対応している。水不足だったら心配だった」と難を逃れているようです。レッドゾーンにあった山形内陸の天童市と山形市の熊谷さん、大内さんは、出穂時期が少し遅めとなっていて、熊谷さんは中干しをせずに根を地中深くまで張らせる農法を取っています。二人とも、栄養不足、ミネラル不足にならない土づくりと水管理で昨年の猛暑でも収量、品質ともに目標を達成できた実績があります。
 生産者それぞれ気候風土に合わせた独自の農法と、微量要素もしっかりと持つ有機肥料による土づくりをしっかりと行い、みなさまに安全でおいしいご飯を食べてもらうと最善を尽くしています。
 みなさまも、麺に偏らず、ご飯と味噌汁を中心としたバランスのよい食事を楽しみながら、夏に負けずに乗り越えてください。猛暑もあと少しです。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋野菜の準備、炎天下の水や... | トップ | 残暑の山形山にお客様 9/6 ... »
最新の画像もっと見る

お米の生産者」カテゴリの最新記事