長雨が降り続いた少し前の9月2日、この日は運よく天候は晴れ。夕顔の収穫に来る出荷チームにニラを植えてもらおうと夕顔は前の日に米山が収穫を済ませていました。
植え付けには人手が必要です。事前に段取りよく耕うんし、堆肥撒きも済ませてあります。
仙台の鳥海さんがこの日も援農に来てくれ、耕うんした4条の畝にマルチを張り、ニラを定植する穴をあけていきます。
感染拡大が一向に収まらない仙台から2時間かけてきてくれる鳥海さんに、「コロナは大丈夫ですか?」と問いかけると「いえ、山形山にコロナはありませんからね。真っすぐここにきてまっすぐ帰るだけですから」と純粋無垢の顔を向けて笑顔です。「そうか…」とこちらもそれ以上継ぐ言葉はありません。
定植も早く終わり、米山も一安心。鳥海さんはもう次の作業に入ります。草刈りです。米山とはあうんの呼吸で仕事を進めます。
「鳥海さんが来れなくなったら、山形山も終わりかな」と米山は言い、「米山さんができなくなったらその時は終わりでしょ」と彼も言います。
山形山クラブの主要メンバー永渕さんの縁でクラブの一員になった鳥海さん、20年を機にいったん解散したクラブを再開させたのも鳥海さんです。
「山形山に来ると周りの風景に癒される」と言います。山形山を縁として結び合う会員の方々、援農してくれる虹色クラブの人たち。皆、ありがたい人たちです。